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コロナ禍でクリエイターの働き方はどう変わった?クリエイターワークス研究所『クリエイターの働き方実態調査』を発表。

あらゆる生活様式が変化したコロナ禍。まだまだ慣れないこともある一方で、オンライン学習やリモートワーク、zoom会議にバーチャル出社…など新しい働き方やライフスタイルが生まれるきっかけともなりました。

クリエイターワークス研究所による『クリエイターの働き方実態調査』(2022年調査)にて、コロナ禍におけるクリエイターたちの“働き方”についての気になる結果が発表…!コロナ禍が続く今、クリエイティブ業界ではリモートワークはどれくらい浸透しているのでしょうか?以下、調査結果の一部のご紹介です。

 

クリエイターの働き方実態調査/クリエイターのリモートワークは何%?

今回の調査では、フリーランス・会社経営者のデザイナーを中心としたクリエイターによるアンケート回答の統計データが表記されています。

「クリエイターワークス研究所」(運営会社:株式会社ユウクリ)調査結果より

グラフィックデザイナーやイラストレーターなど、フリーランスのクリエイターはコロナ前からノマドワーク(お家やカフェで仕事をしたり、そのときに応じて働く場所を変える働き方)・リモートワークをしている方も多いため、約70%がフルリモート。週に数回は出社するというリモート&出社のハイブリットな働き方は26.4%。

必要に応じて出社しながらも、自分が集中できる環境でお仕事や作業を進めていくのは、コロナ禍の前も後も変わらず、クリエイターたちにとっては最適化ともいえるのかもしれません。

 

「クリエイターワークス研究所」(運営会社:株式会社ユウクリ)調査結果より

こちらの結果は「会社員クリエイター」(クリエイター職として会社勤めの人)のアンケート結果。比較すると、フル出社が42%とフリーランスに比べて多いものの、フルリモートも18.5%。現在はコロナ対策としてリモート業務を推奨したり、サポート(リモート手当や、PCインターネット環境の提供、オンライン社内交流イベントの開催など)をしている企業や会社も増えていますよね。

 

気になるリモートワークの生産性は…?

リモートワーク、ってよく聞くけど実際にお仕事捗るの…?と気になるところ。コロナ禍の前後で「フルリモート」「ハイブリッド」「フル出社」の割合が大きく変化した会社員クリエイターを対象とした以下の調査結果が出ています。

「クリエイターワークス研究所」(運営会社:株式会社ユウクリ)調査結果より

フルリモートの働き方の回答で「生産性が上がった」と答えているのは54.9%、「かなり生産性が上がったと答えているのは」23.5%…!合わせると78.4%ものクリエイターたちが、リモートワークの導入によってお仕事の作業効率・生産性が向上したと回答しています。

またハイブリッドの回答者の場合は「変わらない」が49.5%。「上がった・かなり上がった」が41.3%。フル出社の回答者は「変わらない」が81%。リモートワークを取り入れている割合によって、生産性が上がったと答える人の割合も変化していることがわかります。

 

リモートワークの導入で生産性UP!?その理由とは…?

さきほどの調査結果から、コロナ禍によって生まれたリモートワークという働き方によって「生産性があがった」と答えたクリエイターがとても多かったことがわかります。さて、その理由はどんな点にあるのでしょうか?

「クリエイターワークス研究所」(運営会社:株式会社ユウクリ)調査結果より

こちらもコロナの前後で大きく働き方が変化した「会社員クリエイター」たちによる回答結果。「通勤時間の削減により時間が有効活用できる」「作業に集中できる」「残業が減ったから」「周りの人目を気にしなくて良い」など、具体的な理由が並んでいますね…!リモートワークの経験がある方は、共感ポイントも多いのではないでしょうか。

以前、会社訪問に伺った際にも、WEBデザイナーたちが効率的に業務が進められるよう、「集中スペース」や「仮眠スペース」、「芝生スペース」のほか、デザイナーたちが電話の音や対応に気をとられないように、という配慮で「固定電話」が一切置かれていませんでした。

一方、フル出社のなかで「生産性が上がった」と答えた約10%の方たちの回答にも同じく「残業が減った」や、リモートワークと反対に「部署間の連携がスピーディにできる」「通勤時間があることでオンオフが切り替えられる」という答えも。確かに、リモートワークが円滑に進むためのオンラインコミュニケーションツールの導入や環境の整備があってこそ、快適なリモートワークができるのかもしませんね。

 

クリエイターのリモートワークの実態と、社会の「働き方」に対する変化

今回はデザイナーを中心としたクリエイターのリモートワーク実態調査をご紹介しました。コロナ禍を経て、リモートワークの導入や働き方改革など、社会全体で働くこと・暮らすことなどさまざまな生活仕様が見直されつつありますね。クリエイティブ業界といっても、業種もたくさんあります。(マンガ家、カメラマン、アーティスト、作曲家、Youtuber…。)

他の業種の「働き方」のリアルな情報も気になるところ。またPicoN!でもさまざまな視点からクリエイターたちの働き方をご紹介していきたいと思います。

 

クリエイターワークス研究所

「クリエイターみんながイキイキと働ける世界に」をミッションに掲げ、クリエイターに対して多角的な視点から実態調査を行っています。

 

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日本デザイナー学院×Schoo

 

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