制作のヒントがここに!-クリエイティブを学ぶ学生にオススメ展覧会情報3選-

制作する上で“視点や視野を広げる”インプットの時間って意外と貴重ですよね。今回は、開催中または開催予定の展覧会の中から、デザイン/イラスト/マンガ、それぞれの制作の上で役立ちそうな展覧会を3つピックアップしました。授業終わりや週末のお出かけ候補に、ぜひチェックしてみてください。

デザインを学ぶ学生にオススメ>現代日本のパッケージ2025

<会期>2025年10月4日〜12月7日
<会場>印刷博物館 入場無料
※地下展示室を入場する場合は入場料が必要デザインを学ぶみなさんにオススメする展覧会は、3つのパッケージコンクールで受賞した作品を一堂に集めた展覧会「現代日本のパッケージ2025」です。普段よく目にする家庭の包装から、あまり見ることのない輸送用の包装まで展示されています。さて、展示のチラシを見て、ピン!ときた方もいらっしゃるのではないでしょうか。チラシの展開図を切り抜くと、実際にパッケージを作ることができる仕掛けになっています!ぜひ、チラシを持ち帰って組み立ててみてください。また、この仕掛け以外にも、開館25周年を記念して11月2日(日)までチケットカウンターでユニークな「25」を見せると、地下展示室の入場料が無料になる企画を行っています。みなさんならではの「25」を持って印刷博物館に行ってみてくださいね。(2025年と書かれたものは無料にならないそうです)

イラストを学ぶ学生にオススメ>TSUGU つぐ minä perhonen

<会期>2025年11月22日~2026年2月1日
<会場>世田谷美術館 一般 1700(1400)円/65歳以上 1400(1200)円/大高生 800(600)円/中小生 500(300)円/未就学児は無料minä perhonen(ミナ ペルホネン)は、デザイナーの皆川明が「100年つづくブランド」をめざして30年つづくブランドです。テキスタイルを一からデザインして、手仕事や職人との協業を大切に考え、人にとって「特別な日常着」をつくられています。この展示では、洋服やプロダクトのほか、オリジナルのテキスタイルやそれらの原画などを観ることができます。筆跡を活かしたテキスタイルのデザインやその原画は、きっと制作のヒントが見つかると思います。

マンガを学ぶ学生にオススメ>生誕120周年記念 伊藤彦造展 ~美剣士の血とエロティシズム~

<会期>2025年9月20日〜12月21日
<会場>弥生美術館 一般1200円/大・高生1000円/中・小生500円
*竹久夢二美術館と併せてご覧いただけます伊藤彦造(1904-2004)は、大正末期から昭和40年代まで活躍した挿絵画家です。この展覧会では、伊藤彦造による剣戟シーン・青年の肉体美・エロティシズムなどをペン画で描いた細密で濃密な作品群を紹介しています。後世の漫画家にも大きな影響を与えたペン画の技巧にぜひ注目してみてください。また、弥生美術館は併せて竹久夢二美術館も観ることができます。竹久夢二(1884-1934)は、大正ロマンの象徴とされる詩人画家。伊藤彦造とはまったく異なるテイストの画家なので、その違いも楽しめるのではないでしょうか。

PicoN!編集部 武田

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