
【連載】広報・PR担当者・ノンデザイナーに読んでほしいデザインのきほん vol.1【キケンな綱渡りにならないための】外部デザイナーにデザインを依頼するワークフロー
こんにちは!PicoN!編集部イチムラです。
広報・PR担当になったけど、思うようにデザインができない!外部デザイナーに伝えたい事が伝えられない!と悩んでいる方へ役立つヒントをお届けしていきます。

目次
外部デザイナーにデザインを依頼するワークフロー
目的を整理する
実はこれがとても大切です。上司から「これを作ってほしい!」と業務が降りてきた時に、何のために作るのか?をヒアリングしましょう。ここでしっかりと意思を擦り合わせておく事で度々起こる「こうじゃない!リテイク!」を未然に防ぐ事ができます。※これがあいまいだと、何度も修正が発生しやすくなります。
打ち合わせ
いよいよ外部デザイナーとの打ち合わせです!デザイン出しの度に来てもらえるケースもありますが、初回の要望の擦り合わせ以外、メールやSlackなどでデータを受け取り、修正出しになるケースが多いかと思います。打ち合わせは何度も出来るわけではないので、話したい事、伝えたい事をまとめておくと良いでしょう。
初回の打ち合わせではこんな事を話そう!
- 制作物の種類(例:SNSバナー、チラシなど)
- サイズ(例:1080×1080px、A4など)
- 使用目的・媒体(例:SNS投稿、印刷物など)
- 参考イメージ(例:イメージに近い画像、既存のデザイン)
- 使いたいテキストやロゴ、写真など
- 納品形式(例:JPG / PNG / PDF / AIなど)
- 納期(例:8月10日まで)
ヒント: テキストはコピペできる形(Wordやメモ)だとスムーズ
ラフ
デザイナーへどこにどの素材を使って欲しいかまとめたものを作成します。打ち合わせにあると話がスムーズですね!いろんなやり方がありますが、私は手書き派です。Excelで作成される方もいらっしゃいますね。
素材選定
内容に合う写真や文章を決めていきます。不足している写真素材や文章の為に、撮影やインタビューを追加する事もありますね。ラフには入れて欲しい素材の正式名称を書き込んでおきましょう。ポイントとしては、誰から見てもその内容がイメージできる写真素材を使う事。
初稿をチェック
初めて上がってきたデザインレイアウトの事を“初稿”と言います。要望通りになっているか、入れて欲しい情報が思い通りの場所に入っているかチェックしましょう。
チェックポイント
- 伝えたい内容がきちんと入っているか?
- 誤字・脱字はないか?
- 配色や雰囲気はイメージに合っているか?ターゲットに合ったイメージになってるか?
- 写真やロゴの使い方は適切か?
OK:「もう少し色を明るくしてほしい」「タイトルをもっと目立たせて」
→ 感覚的な言葉だけでなく、理由や意図も添えると伝わりやすい
再校をチェック
初稿の修正後に届く2回目のデザインレイアウト
前回の指摘が反映されているかを重点的にチェックしましょう。 新たなミスや気づきがあれば、このタイミングでまとめて伝える。外部ゲストに確認する箇所があれば再校までには外部チェックを!※このあたりで大きな方向性は確定させるのが理想!
最終確認校をチェックする
最後の確認段階。基本的にこれ以降は修正なしが前提です。
チェックポイント
- 全体の完成度に問題がないか
- 誤字脱字、配置、画像の画質、リンクなどの最終チェック
色校正をチェック(印刷物の場合)
印刷物で色味が重要な場合、印刷会社から「試し刷り(色校正)」をもらい、実物で色の確認をする段階
実物と画面の見た目の違いをチェックし、調整が必要な場合はこのタイミングで対応する
※SNSやWeb用デザインでは通常不要

納品

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