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クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.6〉

おはようございます。こんにちは。こんばんは。 今年の夏は暑いですね。「夏だーい好きⒸスチャダラパー」な私も極力外に出たくないというような暑い日々が続いておりますが、皆様熱中症などにはお気をつけ下さい。 (ちなみにスチャダラパーのサマージャム2020が95年時に夏を楽しんでた彼らが経年変化で夏の過ごし方の変化をラップしているのでご一聴を!) この暑さへの感じ方は全世界的な温暖化が原因なのか、自身の加齢が原因なのか… みたいな他愛のない話を会う人と話をしていますが、 どうやら前者みたいで日本気象協会が近年のヤバい暑さを定義すべく 最高気温40℃以上は「酷暑日」、夜間30℃以上を「超熱帯夜」と命名しています。 今回ご紹介するのは、そんな酷暑日や超熱帯夜でネガティブに感じつつある夏を「理想的な夏」へとポジティブに脳内変換してくれであろう名盤Ned Dohenyの『Hard Candy』をご紹介いたします。 まずジャケット表面を見てください。 きっと高校生だか大学生の仲良しグループで「夏に海に行こう!」みたいになって、着替えを済ませて、先に着替えて友人たちをまっていたら異性/同性の友人、もしくは友達以上、恋人未満の対象から水をかけられてる直前の瞬間…みたいなジャケ。 次に裏面を見てください。 想定外の水量をかけられてますね… でもイイんです。夏でみんな浮かれているから きっと、水をかけられた後に「やめろよ~」ってキャッキャし合っている。 どうです、もう「理想的な夏」って感じがしないですか? 高度経済成長していた時期の日本が、古き良きアメリカみたい体現し続けていた歴代のコカ・コーラのCMを集めた「The Coca-Cola TVCF Chronicles」というご機嫌な作品があるんですが、そこに出てきそうな理想的な夏の1コマって感じ!   本作のジャケに映し出される「理想的な夏」には 熱中症も湿気もなく、酷暑日や超熱帯夜もなく、 年齢もあらゆる属性やポジションも関係なく、 コロナ動向を気にしながら過ごさなくてもいい… そんな「理想的な夏」がなかなかママならない現実でこのジャケは脳内で「理想的な夏」を創出させてくれるのです。 そして「理想的な夏」を体現するのに本作の楽曲はどう作用するのか? 皆様はきっとこのジャケットを一瞥した瞬間、 「夏に浮かれた輩の浮かれっぷりを加速するような楽曲でしょ?」 「さわやか好青年が卒なく歌う、何も残らない感じなんでしょ?」 「実はとにかくチャラいんでしょ?」 などなど想像されるかと思います。 少なくとも私はそんな印象を多少は持ちました。 しかし、ジャケの印象に反して楽曲はクールなんです。 例えば1曲目の「Get It Up For Love」は深海で響いているようなシンセにNedのアコギは絶妙なマイナーなリフをカッティング、メロディはNedのアコギと歌で骨子が固まっている状態で他の楽器が絶妙に配置されており、哀愁感じる都会派AORという感じになっている。 https://youtu.be/XwouzFuEMKI *上述の「Get It Up For Love」は東京事変が「恋は幻」というタイトルで カバーしてますので聴き比べてみては! 3曲目は「Each Time To Pray」ジム・ホーン、トム・スコットという豪華なダブルサックスを配置しつつめちゃくちゃファンキーなノリなんだけど Nedの歌唱でウェストコートらしさがあり、テンションが上がりすぎないように制御されていて涼やか。 https://youtu.be/1JXkkaVU8AQ 8曲目の「Sing to Me」 ラテンフィーリングあるディスコな曲調だが、BPMを上げてもっとテンション上げれたハズなのに、あえてそちらに振らずスティーブ・フォアマンのパーカッションをはじめ各々のパートが淡々とこなしている。 上述した曲以外にも、どこか全編に通底するクールさや清涼感は夏で疲弊している我々を労わる効用があり、 「あまりテンション上げすぎると疲れちゃうから、 たまに涼しいとこで夏を感じながらもけだるくチルしようよ」 みたいな、テンションを上げすぎないことによるいい塩梅の「理想的な夏」なのかなと思います(特に暑さに弱い人には) ジャケットを見て交感神経優位(テンション上がる)な理想の夏を感じて、楽曲を聴いて副交感神経優位(チル出来る)な理想の夏を感じてみては。 おすすめです。 Ned Dohenyに関しては説明を省きましたが、 EAGLESの名盤「Desperado」にも関わっているウェストコーストロックの重要人物の一人です。 本作はじめ日本ではかなり全作品人気も評価も高いのですが、なぜか本国アメリカでは無視されています。 気になった方は掘ってみましょう! 文・写真 北米のエボ・テイラー [clink url="https://picon.fun/information/20220421_app/"]

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アート

「異世界転生」はありえるのか!?/マンガに出てくるアレを深掘り!#02

【異世界転生】 マンガやライトノベルの世界では よく登場するこのシチュエーション。 現代科学ではこの 「異世界転生」は説明がつくのか。 調べてみました。 「異世界転生」 現代科学の言葉に変えると 「並行宇宙(パラレルワールド)」 この並行宇宙(パラレルワールド)については科学者や専門家が存在の可能性について研究されています。 しかし記事の冒頭ですが、 残念ながら現時点でパラレルワールドが存在しているという物的証拠はありません。 ですが一部の科学者は今も研究を続けています。 それは並行宇宙(パラレルワールド)が存在するかもしれないということには変わりないからです。 パラレルワールドを少し理解するためには マルチバース(多元宇宙)を知る必要があります。   マルチバースとは何か ユニ(1つ)バースに対し、マルチ(複数)バースとは、観測できない別の宇宙が存在するという概念です。 そもそもなぜマルチバースの概念が生まれたのか、それは 宇宙が1つしかないとすると、私たちの宇宙のすべての性質を説明することができないからです。 各種の物理定数はなぜこのような値なのか、恒星はなぜ、この量のエネルギーで輝いているのか、など私たちの物理学理論ではこの疑問に答えることができません。 これらの謎を説明する方法は2つ 宇宙の特性を説明できる、新しく優れた理論が発見される。 もしくは、 宇宙は複数存在しており、私たちはそのうちの1つに快適に暮らしているだけ。 と考えることである。 そもそも宇宙が誕生し、私たち生物が生きていける環境が生まれる可能性というのは計算すると恐ろしいほど稀な確率である。 そのマルチバース理論にも考え方の違う種類に分かれている。   泡宇宙モデル これは宇宙がビッグバンにより生まれた直後から泡のようにいくつもの宇宙が作り出されている、という理論である。 この泡の宇宙それぞれが性質が違っており、私たちの常識がまったく通用しない宇宙もあれば、逆にそっくりな宇宙も存在するだろう、という考え方である。 マンガ的に考えると、この理論だと地球の常識とは違ったモンスターなどが出てきてくれそうな可能性を感じる。   多世界解釈(エベレット解釈) これは、私たちの生活そのものがいくつもの宇宙の重なりでできているという考えで、 私たちが何かを選択するたびに宇宙が分岐して異なる現実が生まれる、というものである。 なにかを選択した自分と、別の選択をした自分とは違う宇宙に分岐してパラレル的に同時に存在するという考え方。 こちらはなんとも「世にも奇妙な物語」のような世界観だ。 正しい選択をしないと何度も同じ日を繰り返してしまうみたいなストーリーに繋がりそうである。   マルチバース間は移動できる? マルチバース間の移動、 つまりは「異世界転生」 これは現実に可能なのでしょうか? 残念ながら現代の物理学が根本的に間違っていなければ、マルチバース間の移動はできないものと考えられています。 しかし、逆に言うと 現代の物理学が新しく塗り替えられるような優れた理論が発見されれば、その現実も変わってくるということにもなります。 SF、ファンタジー、マンガ、人の想像力で作り上げられた物語と化学の理論が結びつこうとしているこの話題、余計にワクワクしてきますね。 私たちが生きている間に、この研究の新たな展開を目にできることを楽しみにしたいですね。

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マンガ

風景が宙に浮く!?「宙玉(そらたま)レンズ」使ってみた

写真の世界には様々な撮影方法があります。 ちょっと変わった写真が撮ってみたいという方へ、今回は特殊なレンズを使って面白い撮影ができる「宙玉(そらたま)」をご紹介します。 宙玉とは? 「宙玉(そらたま)」とは写真家の上原ゼンジ氏が考案したユニークな撮影方法です。 被写体を写した球体が浮いて見える写真を撮ることができます。 [caption id="attachment_7849" align="aligncenter" width="750"] 「宙玉」で花を撮るとこんな感じに。[/caption] 何気ない風景を撮影しても、宙玉を使うことで面白い写真になります。 宙玉は自分で作ることもできますが、今回は製品として販売している「ZENJIX Soratama Lensball Filter」を入手したので、こちらを使ってみたいと思います。 [caption id="attachment_7862" align="aligncenter" width="750"] 「ZENJIX Soratama Lensball Filter」20mmの宙玉エクステンションチューブがセットになっており、これを一眼カメラなどのレンズに取り付けて使用します。[/caption]   宙玉レンズを使ってみる 実際に宙玉を撮影するため、少し準備をしていきます。 というのもこの宙玉レンズ、撮影するための機材に少々制限があり、どんなカメラでも撮影できるというものではありません。 レンズ前の小さな玉にピントを合わせるため接写ができるレンズもしくはエクステンションチューブが必要で、玉を適度な大きさに写すために35〜60mm(35mm判換算)程度のレンズが望ましいのです。 この条件に合わせるため、筆者手持ちの機材でいろいろ試した結果こんな組み合わせになりました。 [caption id="attachment_7861" align="aligncenter" width="750"] なかなかゴツい感じに。。。[/caption] EOS RPで撮影するために使った組み合わせです。 ・ZENJIX Soratama Lensball Filter ・ステップアップリング 72mm→77mm ・Canon EF17-40mm F4L USM ・Canon エクステンションチューブ EF25 ・Canon マウントアダプター EF-EOS R ・Canon EOS RP 撮影してみた。 この宙玉レンズ+ミラーレス一眼カメラの組み合わせで実際に「宙玉」を撮影してみました。 [caption id="attachment_7850" align="aligncenter" width="750"] 公園の花壇。こんな感じに写ります。[/caption] [caption id="attachment_7851" align="aligncenter" width="750"] 目の前を飛んだ鳩を撮影。至近距離でいろいろな動物を写すのも面白そうです。[/caption]   「宙玉」の特徴は周りの風景がボケて写ることです。 この特徴から夜景等のボケが綺麗な被写体と相性が良さそうです。 [caption id="attachment_7854" align="aligncenter" width="750"] 渋谷のビル。色鮮やかだと宙玉にも映えます。[/caption] [caption id="attachment_7855" align="aligncenter" width="750"] 長時間露光にして車のライトの軌道を写してみたり。[/caption] [caption id="attachment_7853" align="aligncenter" width="750"] 宙玉に写る景色にピントを合わせるとこうですが、[/caption] [caption id="attachment_7852" align="aligncenter" width="750"] 宙玉の輪郭にピントを合わせるとこんな感じにも写ります。[/caption]   この宙玉撮影、ピントを合わせている時の見え方が面白いです。 [caption id="attachment_7848" align="aligncenter" width="750"] ズームリングを動かして調整しているとき、ファインダーはこんな風に見えます。[/caption] [caption id="attachment_7857" align="aligncenter" width="750"] 渋谷川のイルミネーション。[/caption] [caption id="attachment_7858" align="aligncenter" width="750"] 長時間露光中にズームリングを動かしてみました。放射状にボケが広がって面白い写り方になります。[/caption] ちょっと変わった写真が撮りたい人はぜひ! 「宙玉」の写真を実際に撮ってみて、通常の撮影と違った面白い体験ができました。ファインダーを覗いたときに見える景色が全然違うので、それだけでも不思議な感覚になります。 今回絞りをF8くらいで撮影していましたが、実際にはもっと絞った方が玉に写る景色をはっきり写せそうです。ですので綺麗な宙玉が撮りたい方は三脚などでしっかり固定し、絞りを優先できる状態で撮影するのがおすすめです。 「宙玉レンズ」を自作してみるのも面白そうなので、そちらも挑戦してみたいと思います! 文・写真 : PicoN!編集部 黒田

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写真

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写真をプリントするお仕事とその魅力とは。イメージングディレクター芳田賢明 × プリンティングディレクター松平光弘

主に商業印刷の分野でこだわりをもって写真制作に携わる、イメージングディレクターの芳田賢明さんと、アート分野で最高品質のデジタルプリントを制作する、プリンティングディレクターの松平光弘さん。立場は少し違っても、紙における写真表現のプロとして共通するこの二人が、東京・清澄白河のアトリエマツダイラで初対面。写真プリントやその制作のあり方について、たっぷり語り合っていただきました。 まずは対談の様子をご覧ください。 https://youtu.be/sE6tI2218ZU 対談を終えて。芳田さんレポート 私が松平さんとお話ししてみたいと思っていたのは、大きく3つのことでした。 ① プリンティングディレクター特有の写真との関わり方について。 自らが表現者になるのではなく、写真家という表現者をサポートする仕事という特殊性について。 そもそも松平さんは写真を撮るのか? ② プリントというものについて。 デジタルデバイスでの写真表現も当然になっている中で、プリンティングディレクターとして活躍する松平さんが思うプリントとはどういうものか。 データや情報としてではなく、物体として生み出される写真プリントについて。手触り、重み、厚みなどについて。 アナログとデジタルの違いが実制作や考え方などに与える影響について。 ③ プリントのクオリティと表現意図の間で葛藤はないか。 プリンティングディレクターとして、豊かな階調や劣化のない画質などにこだわりがあるのではないか。一方で、作品のコンセプトや構図が良ければ、プリントのクオリティは二の次になるような場面もある。そういった状況をどう見ているか。 お話しする中で感じたことは、「自分と同じように考えている人がいる」という嬉しさでした。 「撮ることよりもプリントの楽しさを知ってしまった」という印象深い言葉。 「アナログでの経験がデジタルに生きている」という実体験。 技術以上に大切な「見る力」。それを養うにはプリントをたくさん見るということ。 プリントの観察が撮影へのフィードバックにもなること。 デジタル技術で制作が手軽にできるようになったことで、表現のレベルが全体的に下がっている現状。 モニタだけで見るのではなく、プリントすることで見えてくるものがあること。 アナログかデジタルかで考えるより、表現したいことにマッチした手法を選べる時代になっていること。 RAW現像から良くなければ、良いプリントはできないこと。 プリントや印刷の専門家と組むことで、写真家の表現の世界が広がるということ。 といったところは、「そうそう、そうですよね」と、強く共感を覚えました。 またそれと同時に、写真表現を追求する中でプリントすることの重要性は昔から変わっていない、むしろ増しているとすら感じました。 今回の対談をご覧になって、同じく共感をもってくださった方、あるいは勉強になったと思ってくださった方がいたら嬉しいです。 これからも、こういった「制作に対する姿勢」といったところも、この「PicoN!」から発信していきたいと思っています。   芳田 賢明 イメージングディレクター/フォトグラファー 株式会社DNPメディア・アート所属、DNPグループ認定マイスター。 2002年 大日本印刷入社以降写真制作に従事。ドラムスキャナーオペレーター、フォトレタッチャーを経て現職。 写真制作ディレクターとして、写真集やアート分野で活動中。執筆も多数行っている。 https://www.instagram.com/takaaki_yoshida_/ 松平 光弘 アトリエマツダイラ・徳川印刷 ディレクター 1999年 ロンドンのラボでプリンターとしてのキャリアを開始。 株式会社アフロのプリンティングディレクターとして従事した後、2017年にアトリエマツダイラ(株式会社松平)、2020年に徳川印刷を設立。 写真展のプリント制作から絵画や文化財の複製にも携わりながら、東京藝術大学や東京工芸大学の非常勤講師を歴任し後進の育成にも関わる。 https://matsudaira.co.jp/   [clink url="https://picon.fun/information/20220421_app/"]

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写真

あなたの“ひらめく場所”はどこですか?

今回ご紹介するのは、PicoN!アプリ版ならではの新機能、PicoN!フォトフレーム! 読者のみなさまが「日々のひらめき」や「いいね」と思ったものを気軽にシェアできるコンテンツです。 💡操作手順💡 画面下のタブにある「フォトフレーム」をタップしてご参加ください。 ① コピー:「#みんなのpicon」をタップしてハッシュタグをコピー ② 撮影するをタップするとカメラが起動(ライブラリ内の既存の写真を使用することもできます) ③ 撮影後は保存してシェアからInstagramを選択し、コピーしたハッシュタグをつけて投稿すればOK! 「#みんなのpicon」ではみんなの投稿をまとめてみることができます。 たくさんのひらめきが連鎖し、新しい発見に繋がるコンテンツです! 実は、先日放送されたTOKYO MX「ええじゃないか!!」の番組内で、アンタッチャブル柴田英嗣さんが矢口真里さんの撮影にこのフォトフレーム機能を使って挑戦してくれました! ▼TOKYO MX「ええじゃないか!!」 PicoN!アプリ紹介 https://youtu.be/Xgj6FAXQ_x4 今回はこのフォトフレーム機能を使って、4名のクリエイターが “あなたのひらめく場所はどこですか?”というテーマを元に撮影。 個性あふれる写真をお楽しみください! コメント 私の「ひらめく場所」は、日常生活の中に潜んでいます どこか遠くに行かなくても、ちょっとした喜びや気づき/発見は身近なところにある、それは私の作品制作においての軸であり、生きる意味でもあります 近年制作しているaroundscapeや#たまには旦那などのシリーズ作品は、昨年4月に立ち上げたKoma galleryで発表しています 展示期間中はなるべく毎日在廊し、自分の作品を向き合い、見てくださる方との対話を重ねていきます 今回はその中で、次作に繋げられそうな「ひらめき」をみつけることができました いつもなら撮影中に出くわす光景の写真を撮りますが、今回は在廊中の目線から、視線を置きやすい窓際にカメラを向けました この場所からうまれた「ひらめき」と向き合い、次作の制作に励んでいきたいとおもっています (Koma galleryを何卒よろしく!) フジモリメグミ 1986年 東京生まれ / 日本写真芸術専門学校卒業 日本写真芸術専門学校卒業講師 2011年 petit GEISAI #15 準グランプリ 2013年 TAP Gallery所属 (~2019年) 2015年 「hera」新宿/大阪ニコンサロン 2017年 写真集「apollon」(ユカイハンズパブリッシング) 2018年 「kairos」銀座/大阪ニコンサロン 2020年 「aroundscape」エプソンスクエア丸の内 同年 『第4回epSITE Exhibition Award』受賞 2021年4月 恵比寿にKoma galleryを開廊 2021年10月 T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 「写真 雑誌 を、屋外で観る、読む、展示」に出展 他展示会多数 HP:http://fujimorimegumi.com Instagram:@fujimorimegumi コメント 自分がひらめく場所は、美術館が多い。本屋でアート本を眺めるより、美術館でリアルサイズで作品を体験する方が、ひらめく事が多いと思う。 本では感じ取れない、というところで、 写真は、東京国立近代美術館で開催中の「ゲルハルト・リヒター展」で出会った「8枚のガラス」という作品。 8枚のガラスを並べただけの作品ではあるが、設置された環境、見る角度、周辺の人や光などによって見え方がどんどん変わってくる。 いわば、作者すらもコントロールできない自由な表現装置。 これはリヒター氏の作品への向き合い方のひとつとも言える考え方と思うが、深読みしまくれば、プラットフォーマーが世の中を牛耳ることへのアンチテーゼなのではないかとも思う。 とても今の時代に合った展示内容なのではないだろうか。 このような体験ができる作品は、普段自分が過去の遺産に引寄されがちな商業デザインと向き合う中で、新たな表現の気づきを与えてくれる。 松野正也 株式会社アマナ、コーポレートデザイン部門のマネジャーとしてCI/VIの管理、アウター・インナーコミュニケーションツール・イベント等のデザインディレクションを担当。 Instagram:@masaya_matsuno コメント 自分のひらめく場所は " 街 " です。 展示をしている時、恩師と話している時、雑誌や写真集を見ている時、現場で撮影している時… 日々暮らしている中でひらめくポイントは沢山あるのですが、そこらじゅうにある車や窓、電源コードなど、何気無く過ごしている中でふと出会ったそれらから 作品に対するひらめきを強く貰っています。 東京生まれ東京育ちの自分にとって上京や田舎がとても羨ましく、最初は旅先の空の広さや雪山の新鮮さを写真に収めていたのですが どこか腑に落ちなくて… コロナ禍を経て東京を歩くようになってから、" 何もないじゃないか! " と思っていた東京にも面白い場面が沢山潜んでいる事が分かったことをきっかけにスナップ写真を撮るようになりました。 その影響で 以前より歩いたり周りを見渡したりなどする事が増えたのですが、そこで好きな場面を発見できた時 とても愛おしく、嬉しい気持ちになります。 また、自分は普段人物写真も撮るので「ここでモデルさんがこんなふうにポーズしたら可愛いな…」など妄想しながら街を見渡すのも楽しいです。 当たり前の様に歩いているいつもの街、気が付けばそれが自分のひらめきになっていて 作品になっていて 宝物にもなっています。 アガツマ 1999年 東京生まれ2018年 講談社主催ミスiD2019 岸田メル賞受賞 2019年 日本写真芸術専門学校卒業現在は日本芸術専門学校で助手をしつつ風景・人物・ステージなど幅広いジャンルの撮影や展示を行なったり幅広いジャンルの撮影や展示を行っている。 HP:https://www.agatsuma.site/ Instagram:@___iamagtm コメント 私の「ひらめき」が生まれる場所は学校内にあるスタジオです。主にポートレート撮影をする事が多いのですがスタジオ撮影の場合、屋外とは違い自分自身で光を創り出さなくてはならないので、撮影以前に完成図をある程度考えなくてはいけません。その完成図に少しでも近づけるために事前にスタジオでどの光の要素が必要か、またどの位置から光を当てるのが良いのかを試したりします。 また、モデルさんのプロフィールや今までの作品からどのようなジャンルが得意なのかを調べ、それにあわせてライティングやポージングを考えます。 それでも本番は思い通りいかない事がほとんどなので、その場その場で臨機応変に対応するように心がけています。 スタジオでの撮影は家や外でも考えることはできますが、自分でライティングを組んで目で見るのが一番だと私は思っています。初めは誰かのマネからでもいいと思うので、色々なことを試すということが「ひらめき」に繋がるのではないかと思っています。 yu takahashi 1998年 東京都練馬区出身 主にポートレート・スナップを中心に活動している。 日本写真芸術専門学校 ファッションポートレートゼミ専攻 Instagram:@yutakahashi_002   いかがだったでしょうか? みなさんからの「PicoN!」な瞬間の投稿お待ちしています! [clink url="https://picon.fun/information/20220421_app/"]

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『ゲルハルト・リヒター展』開幕!大規模個展の見どころは?

「ドイツ最高峰の画家」との呼び声高い、現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒター。独自の技法と哲学で絵画の可能性を追求し、多彩な作品を生み出し続けてきた彼の大回顧展『ゲルハルト・リヒター展』が6/7より東京国立近代美術館にて開催されている。 今年90歳・画業60周年を迎えるリヒター。日本では16年ぶり、東京では初となる大規模個展は、初期作品から最新作のドローイングまでを展示する。 今回は代表的な作品とともに、本展の魅力をレポートしたい。 ゲルハルト・リヒターについて 1932年ドイツ・ドレスデン出身。ベルリンの壁が建設される直前、1961年に西ドイツへ移住し、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学ぶ。60年代以降、絵画を中心に様々な作品を発表し、世界的に評価される画家となる。 ≪ビルケナウ≫ アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で密かに撮影された4枚の写真。それらのイメージの上にペインティングをしたのが2014年に制作された≪ビルケナウ≫だ。近年の最重要作品とも言われる本作が、日本初公開となる。 本展では、この4枚の抽象画を撮影した4枚の写真作品が同寸で絵画と対になるよう配置され、さらにその両作品を映すように横長の鏡の作品が置かれている。 またそれらと同じ場所には、制作の元となった強制収容所での4枚の写真も展示されている。ほとんどピントが合っていないその白黒写真は、急いで撮影された当時の状況が伺える。そして撮影対象の意図を理解したとき、改めてホロコーストの凄惨さが焼き付く。 ドイツの歴史をこれまでも作品の主題にしてきた彼が、主題と正面から向き合い、作り上げたひとつの到達点だ。 アブストラクト・ペインティング ≪ビルケナウ≫にも用いられた制作手法をとったシリーズで、1976年より40年以上も描き続けられている。作品数も多く、リヒターの最もポピュラーな作品としても知られている。 巨大なキャンバスに絵具を重ね、上から「スキージ」という大きなへらで絵具を剥ぎ取るこのシリーズは、偶然性により生まれる色彩表現が特徴的だ。 「無個性」や「均質化」を常に意識し、絵画における意味や自己主張に抵抗し続けたリヒターの思想も垣間見ることができる。 フォト・ペインティング 「写真と絵画の境界」を追求してきたのもリヒターの特徴だ。代表シリーズの「フォト・ペインティング」を紹介する。 通常、絵画はその主題や構成・色彩の選択により表現されるが、それを見る際の視点は大概「何を書くか」に引っ張られてしまう。そう考えたリヒターが1960年代に始めたのが、写真を忠実に描く「フォト・ペインティング」だ。 雑誌や新聞・広告の写真などを、精密にキャンバスに模写することにより、対象に込められるものを意図的に排除するといった狙いがある。 一見ぼかしが入った写真と見間違えるような作品だが、実物に近づくと、絵画ならではの筆跡の意図的な歪みを見つけられる。 風景画や静物・家族などの人物画もこの手法で多数制作された。 静謐なトーンで、どこか不穏さを持ちながらも美しく、筆者が一番好きなシリーズだ。 この他にも、「カラーチャート」シリーズや「グレイ・ペインティング」といった絵画表現、写真・ガラスや鏡を用いた立体作品、貴重な映像作品など、様々な技法をとった作品を網羅的に鑑賞できる。 今回の展示会の構成は、リヒター自身が初期段階から企画に携わっているとのこと。 順路が細かく指定されておらず、作品を空間内に点在させる設計は、彼の多彩さを充分に堪能できる構成になっている。 多様な作品を通して、視覚表現の可能性に根源から向き合うリヒターの姿勢に、一貫したものが感じられるのも本展の魅力だ。是非生で体感してほしい。 文・写真:ライター中尾   ゲルハルト・リヒター展 開催日:2022年6月7日(火)~10月2日(日) 開催時間:10:00~17:00(金・土曜は10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日[7月18日、9月19日は開館]、7月19日(火)、9月20日(火) 開催場所・会場:東京国立近代美術館 東京都千代田区北の丸公園3-1 入場料:一般2200円、大学生1200円、高校生700円、中学生以下無料 URL:https://richter.exhibit.jp/   ▼ゲルハルト リヒター作の一枚の絵『雲』について [clink url="https://picon.fun/art/20220613/"] [clink url="https://picon.fun/information/20220421_app/"]

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