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最新記事一覧【写真学校教師のひとりごと】vol.32 牛垣嶺について
わたし菊池東太は写真家であると同時に、写真学校の教員でもあった。 そのわたしの目の前を通り過ぎていった若手写真家のタマゴやヒナたちをとりあげて、ここで紹介してみたい。その人たちはわたしの担当するゼミの所属であったり、別のゼミであったり、また学校も別の学校であったりとさまざまである。 これを読んでいる写真を学ぶ学生も作品制作に励んでいるだろうが、時代は違えど彼らの作品や制作に向かう姿が少しでも参考になれば幸いだ。 黙々と写真を撮る。学生時代のイメージだ。 今も、ひたすらこつこつと積み重ねているようだ。 相変わらず口数は多くはない。 牛垣はフイルム現像の仕方を知りたい、と思って写真学校に入ったという。 森山大道に魅了され、モノクロ写真の世界に入りこんでいく。 卒業2年後に、仲間と4人でお茶の水に自主ギャラリーを開き、「ロッカールーム」と名づけた。 そして現在までに20回近く個展を重ねている。 順調な写真家人生のようにみえるが、ただ大半がその自前の自主ギャラリーだ。 審査員もいて広く一般公募をしているメーカー系ギャラリーとの併用を、考えた方がよいのではないだろうか。 かれの写真に対する、直向きな一生懸命さはよく理解できる。 卒業後しばらくは東京で建築写真を撮って生活をしていた。 子供ができ、東京で子育ては今ひとつ気が向かなかったので、お祖父さんが住んでいた父親の出身地、鹿児島に移った。 現在はそこでタンカーなどの船の修理会社に勤めている。 好きな写真が撮れるなら、飯を食うのは写真に捉われる必要はない、という考えなのだろう。 これも一つの生き方だ。 牛垣は子供のために、東京から鹿児島へ移住し、写真を職業とするのをやめ、船の修理会社に勤めることにした。 なかなかの決断力を要したことだろう。 話は違うが、自前のギャラリーは競争相手もいないので思うようにできるのが利点だ。 だが、かつてはあったカメラ雑誌も現在はないので、自分にプラスになるようなアドバイスを耳にすることが実に難しい時代だ。 ではどうしたらいいのか。 メーカー系ギャラリーはところによって、激しいときには競争率が10倍20倍になることがある。 だが一部のメーカー系ギャラリーならば、審査員から有効な意見をきくことが可能だ。 選考から外れたときにその理由を訊ねるのだ。 それによって、必要なアドバイス、自分の欠けているところを聞くことができるだろう。 欠けている部分を見つけだし、それを自力でクリアーするというのは実に難しいことだ。 かなり以前の話だが、あるカメラ雑誌の編集部を訪ねたときのことだ。 非常に高名な写真家が編集長の向かいで、背筋をまっすぐにのばして数多くのモノクロ・プリントをはさんで、正対しているのを遠くから目撃したことがある。 こんな大家でも自分の作品を見せるときには身を正すということをこの目で見たのは、若輩者のわたしにとって新鮮で強烈な驚きだった。 つまり、的確な意見やアドバイスを言える人物に自分の作品を見てもらい、ときには耳の痛いことを言ってもらうということだ。 牛垣の写真はその一点一点には、ほとんど問題はないと思う。なかなかの感性すら感じとれる。 あとは自分の言いたいことを表すには、どのように構成するか、だ。 そこに一考の余地があると思えるのだが。 菊池東太 1943年生まれ。出版社勤務の後、フリー。 著作 ヤタヘェ~ナバホインディアン保留地から(佼成出版社) ジェロニモ追跡(草思社) 大地とともに(小峰書店) パウワウ アメリカインディアンの世界(新潮社) 二千日回峰行(佼成出版社) ほか 個展 1981年 砂漠の人びと (ミノルタフォトスペース) 1987年 二千日回峰行 (そごうデパート) 1994年 木造モルタル二階建て (コニカプラザ) 1995年 アメリカンウエスト~ミシシッピの西 (コニカプラザ) 1997年 ヤタヘェ 北米最大の先住民、ナバホの20年 (コニカプラザ) 2004年 足尾 (ニコンサロン) 2004年 DESERTSCAPE (コニカミノルタ) 2006年 WATERSCAPE (コニカミノルタ) 2009年 白亜紀の海 (ニコンサロン) 2013年 DESERTSCAPE-2 (コニカミノルタ) 2013年 白亜紀の海2 (ニコンサロン) 2015年 日系アメリカ人強制収容所 (ニコンサロン) ほか ↓PicoN!アプリインストールはこちら
銀座に「本の公園」が出現!ーバリューブックスが考える地球にやさしい本の楽しみ方
デザイン分野に関心のある皆さんは、アイデア集めや感性を磨くため、本を読む方が多いのではないでしょうか? 先日、銀座にあるGinza Sony Parkにて「本の公園」が開催されました。 今回はイベントの様子をお伝えしながら、本を使った様々な取り組みについて紹介していきます! たくさんの本に囲まれて。好きな場所でゆっくり本を楽しむ こちらはPodcast番組「本の惑星」とのコラボレーションで期間限定で「本の公園」として開催されました。 園内には小説、自己啓発、絵本、雑誌など様々なジャンルの本が並んでいます。 自由に手に取って、園内の好きな場所で読書を楽しむことができるイベントです。 園内に並ぶ本はブックコーディネーター内沼晋太郎さんが取り締まりをつとめる、株式会社バリューブックスが続けてきた「捨てたくない本」プロジェクトの一環として集められたものです。 バリューブックスには、毎日およそ3万冊の本が全国から届きます。 そのうち約半分はインターネットでの販売を通じて、次の読者に届けられていますが、残りの半分は古紙回収に回ってしまうのが現状です。 今回はその「捨てたくない本」の一部をこのようなイベントを通して、次の読者へ届ける活動を行なっています。 《 バリューブックスHP 》 https://www.valuebooks.jp/?srsltid=AfmBOooWyfb_3SvHL-3IaIHTSaYscsvF0CmwYhpMADCnQtTNx1hb88e- 気に入った本は好きなだけ持ち帰り可能!? なんとこのイベントでは専用のトートバックを購入すると、園内の本を好きなだけ持ち帰ることも。 たくさん持って帰るぞー!と意気込んでいたのですが、イベントが大盛況とのことで、本は5冊までと決まっていました、、。 筆者が選んだのはこの3冊。 普段なら小説は読まないですが、なんか面白そう!と手に取ってみたくなりました。 そもそも本を普段読まない方にとっても、このようなイベントは本を読むきっかけにもなりそうですね。 捨てる本から出来たノート レジ前に置かれていた1冊のノート。 なんとこちら古紙回収に回されるはずだった捨てる本を再利用し、ノートにしたものです。 バリューブックスでは、捨てる本も何かできることはないか?という取り組みの一環でこのような活動も行なっています。 こちらのノートは捨てられるはずだった文庫本からつくられたもの。 よく見ると文字のカケラがノートに残っていたりもします。 ノートの質感や文字のカケラから、かつては本だった記憶を感じ、大切に使おうという気持ちになりますね。 他にも漫画からつくったノート、雑誌からつくったノートも。 漫画のようなザラザラ感や雑誌のような艶のある感じがノートから感じられました。 《 本だったノートができるまで 》 https://www.valuebooks.jp/endpaper/11189/?srsltid=AfmBOoqY-hhoR2-K0xLHAkbczQNqO6Yog9WARc22yIaNDIn-iHcOQNFH 今回のイベントの取り組みは、既にあるものにどうやって新しい価値を生み出すか?を実現したようなイベントでしたね。 たくさんの本が捨てられている現状をどうやって解決するか、社会問題をデザインを通して解決する一例だと感じました。 また本の記憶が残った「本だったノート」のように普通なら「欠点」とされるものを、 表情や個性として価値に変えるのは、ぜひデザインを学ぶ上でも大切にしていきたい視点ですね。 渋谷から井の頭線で約6分にある下北沢には、内沼さんが運営されている「本屋B&B」というお店も。 学校から近いのでぜひ行ってみてくださいね。 取材・撮影/PicoN!編集部 河野・市村 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
「美術のこもれび」Rayons de soleil dans l’art –No27:『 ソル・ルウィット 』展 について
専門学校日本デザイナー学院東京校 講師の原 広信(はらひろのぶ)です。 今回は1960年代にアメリカ国内の美術館で、そしてまた国際的に多くの展覧会を催してきたアメリカ人の現代美術作家ソル・ルウィット( Sol Lewiit )氏です。私は東京都現代美術館で開催中の彼の個展『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』展を見学しましたので、その一端をご紹介したいと思います。 『ソル・ルウィットは1960年代後半、目に見える作品そのものよりも、作品を支えるアイデアやそれが生み出されるプロセスを重視する試みによって、芸術のあり方を大きく転換しました』(※下線部引用:東京現代美術館 ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー展公式HP)https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/LeWitt/ この展覧会を筆者が撮影した画像(許可されているエリア)で作品をご紹介します。 私は展覧会の作品を直接目の当たりにして、今回は撮影画像を多く掲載して、作品について感じたままの感想を記述したいと思いました。 展覧会エントランス壁面のタイトル(作品ではありません) 『SOL LEWITT OPEN STRUCTURE』_ソル・ルウィット 開かれた骨格(構造) タイポグラフィーがカッコいい。この展覧会は日本の公立美術館での初の個展だそうで、タイトルにも気合いが感じられます。 ここから作品_エントランスから順路に従って抜粋して掲載します。 [caption id="attachment_28140" align="aligncenter" width="480"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『 不完全に開かれた立方体 6/20 / Incompiete Open Cube 6/20 』1974年 アルミニウムに焼き付けたエナメル 千葉市美術館所蔵 / 千葉県 】※画像:筆者撮影[/caption] いわゆる箱型(立方体)の輪郭線の一部が欠けている形状で、これを「不完全に開かれた…」というタイトルにしているのかも。作品の周囲をゆっくりと歩みながら鑑賞すると形状が刻々と変化して見えて、別々の先端部が結合する位置があったりします。 [caption id="attachment_28142" align="aligncenter" width="480"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt 『 ウォール・ドローイング #46 垂直線、非直線、非接触、最大密度で均一に分散し、壁全体を覆う / Wall Drawing #46 Vertical Lines, not straight, not touching, uniformly dispersed with maximum density, covering the entire surface of the wall 』最初のインスタレーション1970年6月 黒鉛筆 提供:ポーラ・クーパー・ギャラリー NewYork / 米国 】※画像:筆者撮影[/caption] この画像では大きな四角形の白い壁ですね。分かりにくいのですが、この壁面のほとんどを四角形に黒の鉛筆での作業の痕跡があるのです。 この画像はグレーっぽく見えている壁面に接近して撮ったものですが、 [caption id="attachment_28143" align="aligncenter" width="480"] ※画像:筆者撮影[/caption] 【↑前の作品に近づいて撮影】作品ドローイングの細部の様子。 大変細く淡い線が集積している大きな面が作成されています。この作品は、『2025年12月 アンドリュー・コルバルト氏、関川航平氏による展示』(Current installation in December 2025 by Andrew Colbert and Kohei Sekigawa)というクレジットも表示されています。ルウィット自身が手がけたものではない事を明らかに提示しています。 この展覧会エントランスの『ごあいさつ』文中に、…「アイディアは芸術を生み出す機械となる」という原理のもと、事前に設定された仕組みによって形や線、色が連続的に導き出される作品を手がけ、主観的な判断に拠らない芸術のあり方を探求しました。所定のプランや手順を踏むことで、ルウイット以外の誰かの手によって描かれるウォール・ドローイングのように、いつでも、どこでも、誰でも実行可能となる作品」…と記載されています。(※下線部、挨拶文から抜粋) ルウィットの『ウォール・ドローイング』の一連の作品はアーチスト本人の手によるものでなくても成立もので、1968年に初めて発表されてから、彼の代表作となりました。 作者ルウィット氏による文章や図面等によってあらかじめ規定された決まり事に従っていて、本人以外の手によるものでも成り立つという作品のあり方を提示しています。「いつでも、どこでも、誰でも実行可能となる作品」、これは私にとっても新鮮な芸術観との対面でした。 [caption id="attachment_28144" align="aligncenter" width="640"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『ウォール・ドローイング #312 黒い壁上の二部作 第一部:正方形、円、三角形が重なる(輪郭線) 第二部:長方形、台形、平行四辺形が重なる(輪郭線)/ Wall Drawing #312 Two-part drawing on a black wall. First part: Square, circle,Triangle, superimposed (outlines). Second part: Rectangle, trapezoid, parallelogram, superimposed (outlines) 』 1978年6月 初回展示 クレヨン(白)、壁(黒)提供:ポーラ・クーパー・ギャラリー NewYork / 米国 】※画像:筆者撮影[/caption] こちらも大きな黒の壁面に四角形、三角形そして円形が白のクレヨンによって描かれています。そばにいらっしゃる美術館関係者の方との比較でどれほどの大きさかが窺えると思います。こちらも2025年12日に展示され、関わった方々が6名の氏名がクレジットには記載されています。作品の前で見れば見るほど左右2つの図形がシンプルが故に印象に残りました。 [caption id="attachment_28145" align="aligncenter" width="640"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『ウォール・ドローイング #283 青色の円、赤色の直線、黄色の直線の位置 青色の円は壁の中心を中心とする直径80インチ(200cm)で、赤色の線は円の中心と円周を結ぶ線分の中点から壁の右上方向へ壁の右上角まで描かれ、黄色の線は赤色の線が円周と交わる点から円周と壁の左辺の中点を結ぶ分線を二等分する点まで描かれる / Wall Drawing #283 The location of a blue circle, a red straight line, and a yellow straight line. A blue circle 80 inches ( 200 cm ) in diameter whose center is the center of the wall, a red line drawn from a point halfway between the center of the circle and the line of the circle in the direction of the upper right corner of the wall to the upper right corner of the wall, a yellow line drawn from the point where the red line crosses the line of the circle to a point halfway between the circle and the midpoint of the left side of the wall 』 1976年3月 初回展示 クレヨン(赤・黄・青)、黒鉛筆による指示 提供:ポーラ・クーパー・ギャラリー NewYork / 米国 】※画像:筆者撮影[/caption] こちらのウォール・ドローイングも大きいですよね。この白い面積に繊細な表現がなされています。そして作品のタイトルが長い。壁画の構成要素を細かく指定する文言が、タイトルになっています。実際に作品には、青い円・赤と黄の直線そして文字が描かれているのですが、拙者撮影の画像でははっきり写っていませんでした(悪しからず、展覧会公式HPをご参照ください https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/LeWitt/)。 [caption id="attachment_28146" align="aligncenter" width="802"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『ウォール・ドローイング #1164 ドローイング・シリーズ12 (A&B) / Wall Drawing #1164 Drawing Series 12 (A&B) 』1969年 構想 2005年7月 初回展示 黒鉛筆 提供:ポーラ・クーパー・ギャラリー NewYork / 米国 】 ※ソース/画像引用元:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/LeWitt/東京都現代美術館公式HP[/caption] この画像は筆者撮影ではなく、東京都現代美術館の「ソル・ルウィット展」展覧会公式HPから引用しました。 今回のこの展覧会では、2025年に5名の方々によって展示されたものです。黒鉛筆で描かれた細い線の集積が四角い面を構成しています。 ↓こちらをご覧ください。 [caption id="attachment_28147" align="aligncenter" width="640"] 同上作品【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『ウォール・ドローイング #1164 ドローイング・シリーズ12 (A&B) / Wall Drawing #1164 Drawing Series 12 (A&B) 』の部分 ※画像:筆者撮影[/caption] 作品に近づいて撮影した画像です。黒鉛筆による線状の痕跡がたいへん丁寧に引かれていますね。こうした線の集積が全体として左側に方は均等な、右側の方は淡いグレー調の濃淡の面として見えていました。緻密でかつデリケートな表現だと思います。 次は幾何学的な立体的な白い造形作品です。 [caption id="attachment_28149" align="aligncenter" width="640"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『形態の複合 #6 / Complex Form #6 』1987年 木、エナメル 東京国立近代美術館所蔵 東京 】 ※画像:筆者撮影[/caption] シンプルに直線的な要素で形成された立体作品で、作品の周囲を巡りながら鑑賞できます。 この作品は1987年に東京国立近代美術館は購入し所蔵しているものになります。この作品の後ろに控えているのが… こちらです! [caption id="attachment_28148" align="aligncenter" width="640"] 【 ソル・ルウィット Sol Lewitt『ウォール・ドローイング #770 カラー・インク・ウォッシュを塗り重ねた非対称のピラミッド / Wall Drawing #770 Asymmetrical pyramid with color ink washes superimposed 』1994年9月 初回展示 カラー・インク・ウォシュ 提供:ポーラ・クーパー・ギャラリー NewYork / 米国 】 ※画像:筆者撮影[/caption] この巨大な作品は13名の方々が手がけたものであるとクレジットに氏名の記載がされています。 今回展示された作品を巡って鑑賞した感想としては、巨大で大掛かりな作品でありながら、緻密であり細密な作業で構成されているものが多く、この壁いっぱいの作品もそうなのですが、見ているとよく言われている「コンセプチュアル・アート」作品の難解さ、よりはむしろ、圧倒される爽快感と同時に「作家=作品の関係性」なども考えさせられながら美術館を後にしました。 これぞまさに現代美術との出会いの醍醐味でありました。 この作品展は現在、東京都現代近代美術館 企画展示室 1Fで4月2日(日)まで開かれています。 この美術館へは東京メトロ半蔵門線【清澄白河駅】B2出口から徒歩9分 ※【学生無料デー Supported by Bloomberg】2月21日(土)~23日(月・祝)限定 チケットカウンターにて学生証提示で無料にて鑑賞できます! 少々寒いですが、ここはぜひ圧倒される作品たちに出会いに出かけましょう! … … … … … … … … … … … … … … … 【展覧会情報】 ■ 『 ソル・ルウィット 』展 2025年 12月25日(木)~2026年4月2日(日) 東京都現代美術館 企画展示室 1F (東京都・江東区) https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/LeWitt/ [clink url="https://picon.fun/art/20251127/"] ↓PicoN!アプリインストールはこちら
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おすすめ記事一覧【展示レポ】“イメージの釣り人”ロベール・ドアノー 写真展『Robert Doisneau』東京・虎ノ門「art cruise gallery」で開催!
“イメージの釣り人”とも評される類まれな洞察力で日常の小さなドラマをとらえ、“ドアノー劇場”とでもいうべき独自の世界を生み出し写真史上に大きな足跡を残したフランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの写真展が、東京・虎ノ門にある株式会社ベイクルーズが運営するアートギャラリー「art cruise gallery by Baycrew’s」にて、2026年1月30日(金)より開催されました。 フランスの国民的写真家 ロベール・ドアノー 写真を学んでいる者であれば、一度はロベール・ドアノーの作品を見た事があるのではないでしょうか。 有名な作品は、「パリ市庁舎前のキス」。東京都写真美術館の入口に続く通路の壁面に大きく張り出されているモノクロの3作品の内、1作品が本作です。(他、2点は、ロバート・キャパ「オマハ・ビーチ、コルヴィユ・シュル・メール付近、ノルマンディー海岸、1944年6月6日、Dディに上陸するアメリカ軍 」1944、植田正治「妻のいる砂丘風景(Ⅲ)」1950頃) ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)は、パリとそこで暮らす人々の日常をとらえた著名なフランスの写真家です。 パリの美術学校エコール・エスティエンヌで石版印刷を学び、広告会社で勤務したのち、写真家アンドレ・ヴィニョーの助手となります。その後、自動車メーカー・ルノー社でカメラマンとして勤務し、工場・労働員・完成品・試乗・コマーシャル写真を撮影。1939年よりフリーとして活動を開始。1949年から51年まで『ヴォーグ』誌の契約カメラマンとして、ファッション写真や社交界を撮影。パリを中心に庶⺠の日常をとらえた写真で高い評価を得、現在でも世界中で愛され続けています。 アートとファッションが交差する場。「art cruise gallery by Baycrew’s」 会場は、東京・虎ノ門駅から直通、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3階の〈art cruise gallery by Baycrew’s(アートクルーズギャラリー バイ ベイクルーズ)〉です。 JOURNAL STANDARD、IÉNA、 Deuxième Classeなどのセレクトショップを展開してきた株式会社ベイクルーズが、新業態として“ライフスタイルの中でいずれも必要不可欠である、アートとファッションが交差する場”として、2024年2月にオープンしました。オープンから、葛飾北斎、マーティン・パー、本城直季など、ジャンルレスな企画展を開催されています。本展が第11回目の企画となります。 ステーションタワー内の3階へ続くエスカレーターを上がると、ギャラリーの看板が迎えてくれます。矢印の方向に進むと、ギャラリーの入り口に辿り着きます。 アトリエ・ロベール・ドアノー全面協力、精選された約40点を展示。 本展はドアノーの遺族が創設したアトリエ・ロベール・ドアノーの全面協力のもと、その代名詞とも言えるパリを舞台にした作品はもとより、写真家の原点でもあるパリ郊外、時代を彩った芸術家たちの肖像、子どもたちなど、アトリエが所蔵するモダンプリントから精選された約40点が展示されています。 会場は、L字型の壁面で区切られており、ドアノーが撮影した作品が展示されていました。ドアノーの作品は「特別な何か」ではなく、フランスの日常の中にある風景、群衆の中にある小さな出来事を切り取ったもの。しかし、完全なるスナップではなく、いわゆる〝作り〟で必要に応じて演出も使っていたのは有名ですね。「パリ市庁舎前のキス」もその一つです。 本展のクリエイティブディレクターを務めたnano/nano graphics代表のおおうちおさむ氏に本展のこだわりを伺いました。 nano/nano graphics 代表取締役 おおうちおさむ Osamu Ouchi 1971年生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒、東京在住。(故)田中一光に師事し、無印良品、資生堂、ISSEY MIYAKE、サルヴァトーレ・フェラガモ生誕100周年プロジェクトなどのポスター・グラフィック・空間デザインなどを手がけており、時代の象徴的になる制作を数多く生み出している。2003年に有限会社ナノナノグラフィックスを設立。グラフィックからスペースデザインまで幅広い活動を行う。長野県松本市にて自身で立ち上げた「マツモト建築芸術祭」の総合プロデューサーを務め、この先も毎年冬に開催予定。 <引用元:art cruise gallery by baycrew’s Director Page> ドアノーの生い立ちが壁面の配色のヒント ー壁面がゴールドとホワイトのバイカラーになっていますが、何故この配色にされたのですか? どこかで見れない良さを出したかったんです。作品を展示する背景の壁面の色って、作品の印象を大きく左右しますよね。あえてそれを積極的にやっています。今までも、ドアノーの作品を金色の壁面で展示した方はいないんじゃないかなと思います。 ドアノーってフランスの貧民街の出身なんですよ。パリは当時、厳格な身分制度が存在していました。街の中心には、華やかなお金持ちの生活があって、城壁を隔てて、その外は貧しい人たちが暮らしていると言う時代。ドアノーはどちらかというと、その城壁の外の出身。そこで石版を学び、一生懸命働きながらカメラを手に入れて、写真家になっていく。どんなに有名になっても、ドアノーの写真には、どこか貧しさが漂っている。彼の写真って、例えばピカソを撮影しても、少し貧しい感じがする。その貧しさに対して、ちょっとラグジュアリーの象徴として、コントラストで金を使っています。金色の前に、貧しさと逞しさが滲み出る写真が乗るっていうこの関係性がすごい良くて。 当時のフランスの光と影を表現した空間構成 ー空間デザインでこだわられた点を教えてください。 中央の通路だけを金の壁面にしたんです。これがですね、お金持ちが暮らす煌びやかな街という表現で、パリの市街の写真を配置しています。輝く華やかな通りを抜けると、白い壁面で、それが城壁の外という事で、郊外で撮影された作品を展示しています。 一区画はアーティストを撮影した作品のみを展示したスペースになっています。 これまで本展を含めて、11の展示を企画してきましたが、壁面は今回も使用しているL字型のものを5個のみで毎回展開しています。組み方、並べ方を変えて構成しています。それで教示張りを変えて色も丸ごと変えて少ない要素でどんだけ変化がつけられるかっていうチャレンジをしています。 古典にコンテンポリー的な向き合い方を ー今回の展示をロベール・ドアノーを選定した理由を教えてください。 本展は、このギャラリーの第11回の企画なんです。なぜドアノーにしたかというと、これまでの流れが関係しています。ドアノーの前の第10回が作家・村松英俊さんによるモノや道具など既製品の一部分を大理石などの石に置き換えた作品、第9回が、美術家・宇佐美雅浩さんの各地の人々や、その人物にまつわる文化や背景を仏教絵画の「曼荼羅」のように一枚の写真に収める「Manda-la」シリーズ。第8回が、アーティスト・シシヤマザキの身体性と哲学を通して生み出された、多様なメディウムによる作品群をまとめたもの。第7回が、2度目の葛飾北斎。第6回がアートユニットの米谷健 + ジュリアの代表作、ウランガラスを用いたシャンデリアのインスタレーション『クリスタルパレス: 万原子力発電国産業製作品大博覧会』の展示をしました。オモシロイのが、一点一点に原発保有国の名前がつけられており、作品のサイズは、その国の原発からつくり出される電力の総出力規模に比例しています。無害のウランガラスを使って、イデオロギーを伝えるためじゃなくて、ファクトとして作品にする人たち。その流れの中で、ウランガラスが来て、北斎が来て、写真が来て、大理石が来て、次に何を繋げようと思った時に、最適だと思ったのが、ドアノーだったんです。 古いものを石に戻す。その逆の発想を次に持ってきたいと思っていて、古いプリントを今の見え方に引き上げるというコンセプトにしました。 今の日本って“守る事”って“仕舞う事”になってしまっていますよね大事に大事に。本当に時代を超えて作品を残す為には、その時代時代に合わせたコンテンポラリーに引き上げとかなきゃいけないと思っています。だから、古いものを、今の現代アーティストと肩を並べるような向き合い方を、今の人にしてもらえるような場を作っていくっていうのはすごく面白くて。 ドアノーって写真で言えば、古典だと思っていて、古典にコンテンポリー的な向き合い方をしてもらいたいと思っています。ドアノー関連の仕事は過去にもたくさん機会をいただいているし、財団とのご縁もあり、今回、展示にご協力いただいている株式会社コンタクトの佐藤正子さんとも昔からのお付き合いがあったのも大きくて、そこで今回はドアノーにしようと決定しました。 株式会社コンタクトの佐藤正子氏に、プリントについて伺いました。 ープリントがとても綺麗ですが、今回のプリントは展示のために焼いたものですか?展示用に焼いたものでは、ありません。ただ、ドアノーは仕事で写真を撮っていたため、多くは印刷の見本用で、六つ切りくらいのプリントが多かったんですね。その後、アーティストとして展示する機会が増えたことで大きいプリントが増えていきました。ドアノーのプリンターがまだ存命なので、必要な場合はその方にお願いできています。 特に、昔の銀塩モノクロプリントは長い年月が経っても見栄えが劣化しにくく、古さを感じさせないことも影響しているかもしれませんね。 今回はこれまで写真集や展示にあまり出たことがない作品も展示していますので、今までにドアノーの展示を見られていらしゃる方にも楽しんでいただけると思います。 パリは時間の浪費がチケットの代わりになる劇場だ。 ー ロベール・ドアノー 今にも物語が始まりそうなドアノーの作品たちをぜひ観に行かれてはいかがでしょうか。 『ロベール・ドアノー「Robert Doisneau」』は4月12日(日)まで 《展覧会情報》 『ロベール・ドアノー「Robert Doisneau」』 会期:2026.1.30(金)-2026.4.12(日) 時間: 11:00-20:00(19:30Last entry) 会場:art cruise gallery by baycrew’s(アートクルーズギャラリー バイベイクルーズ) 料金:無料 公式ホームページ 取材協力:株式会社ベイクルーズ 取材/PicoN!編集部 市村 撮影/内山慎也 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
映像表現の可能性をひらく。映像とアートの国際フェスティヴァル「恵比寿映像祭2026」【展示レポ】
映像文化とアートの現在を横断的に紹介する国際フェスティヴァル「恵比寿映像祭2026」が、2026年2月6日(金)からスタート!メディア向け内覧会にお邪魔し、その見どころをいち早くご紹介します。 『恵比寿映像祭2026 「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」』展レポート 恵比寿映像祭は、2009年の第1回開催以来、年に一度恵比寿の地で、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行ってきた映像とアートの国際フェスティヴァルです。映像分野における創造活動の活性化と、映像表現やメディアの発展をいかに育み、継承していくかという課題について広く共有する場となることを目指してきました。 恵比寿の街全体が映像祭一色になる16日間 メインの会場は、東京都写真美術館。 JR恵比寿駅東口から動く通路・恵比寿スカイウォークを進んでいくと、恵比寿ガーデンプレイスに到着します。風を受けて靡く恵比寿映像祭の中吊り広告が、徐々に映像祭の世界へと誘います。 今年のテーマは「あなたの音に|日花聲音| Polyphonic Voices Bathed in Sunlight 」 いま社会は多様性の尊重を重視しています。しかし、人、文化や言語などの間にはたとえ共通点があったとしても、誤解、誤読は生じます。そして、戦争は止まず、格差は埋まらず、さまざまな摩擦の終わりが見えません。私たちはアンバランスで複雑な社会状況に直面しています。 恵比寿映像祭2026の総合テーマは、メインキュレーター・邱于瑄(チィウ・ユーシュェン)氏による台湾語が起点です。 台湾語は口承で広がった言語で、19世紀に生まれた発音記号や、20世紀の漢字表記の展開を経て、多くの文献が編まれました(その中には1931年に出版された、台湾語–日本語の辞書『台日大辞典』なども含まれます)。日本語とも共通点が多く、いくつかの表記法が混在している言語です。 「日花聲音」と書いて、(ジッホエ・シアーイン)と読みます。さまざまな声や音が響く空間に、木々の間から洩れた光が差し込む様子を現されています。多様な文化、言語などが互いに影響し合うという意味が込められています。 一口に「映像祭」と言っても、受付でいただいた冊子によると、出展作品は、映像、写真、サウンド、立体アート、アプリなどのデバイスを活用した新しい表現方法、パフォーマンス、演劇など、その表現方法は多岐に渡ります。 各階をキュレーターの方に解説していきながら巡りました。東京都写真美術館の全フロアに展示があり、今回は、B1Fからスタートし、1F、2Fの順で進んで行きました。構成としても、この順で巡ってもらうのがオススメだと感じました。 「 重なり合う形と声:空間で触れる展示プログラム」 (会場:東京都写真美術館 B1F・1F・2F) 写真、映像、サウンド、パフォーマンスなど多様なメディアを横断し、人類学的な視点から「声」「環境」「記憶」「誤読」をテーマに展開する展示プログラム。長い歴史の中で交差してきた人や文化の往来を手がかりに、混ざり合う環境に潜む“聞こえにくい声”の広がりを可視化します。 B1Fでは“移動”を起点にしたサウンドスケープが広がります。 [caption id="attachment_28099" align="alignnone" width="750"] 撮影:新井孝明[/caption] B1Fの入り口を入ると、台湾原住民族のルーツを持つ張恩滿氏(チャン・エンマン)による船形のインスタレーション作品《蝸牛樂園三部曲—啟航或終章》が迎えてくれます。カタツムリをモチーフに異なる土地を渡り定着してきた生き物の記憶と、変化し続ける環境のなかで未来へと受け継がれる姿を表現しています。 視覚障害のある人々への聞き取りを通して先入観や誤解というズレを手がかりに、「見ること」を問い直す鶴巻育子氏によるプロジェクト《ALT》の3部作の内、2部作が展示されています。 作家さん自ら展示作品をご紹介いただきました。 《ALT》は、オルタナイトの略で、「他の可能性」や、「代替の」と言った意味のあるタイトルなのですが、3部作になっていて、内、セクション1と2を展示しています。 セクション1のモニターに投影されているのは、31人の視覚障害の方のポートレートです。私自身、取材を始める前までは誤解をしていたのですが、視覚障害のある方は、自由に外を歩いたり、好きなことができないのではないかと、思い込んでしまっていたのです。しかし実際は決してそんなことはなく、違う方法を工夫したり、人の力を借りながら、本当に自由に生活されていることを知りました。この31名の方々には、ご自身で好きな場所を選んでいただき、その場所でを撮影し、お話を伺っています。撮影場所はさまざまですが、この作品を通して問いかけているのは、「自分のすぐ近くにも、知らないうちに視覚障害のある方や、別の障害を持つ方、自分とは違う条件の人がいるのではないか」ということです。セクション1のタイトルは、「隣りにいる人」。その存在に目を向けてもらうためのタイトルです。 壁面に展示してあるセクション2は、「※写真はイメージです」よくパッケージなどに記載してある文言で見慣れた文字かと思います。 視覚障害の方に、見え方を伺いました。 視覚障害というと、=全盲のイメージですが、決してそうではなく、見えづらさも人様々で、それを聞いて、作品にしました。写真の横に記載している文章が、視覚障害の方から伺った見え方をそのまま記載しています。すごく複雑な見え方をしているので、言葉では正確にできないんですね。その時点で、私が聞いてもやっぱり本当にその方が見えている状態ってわからないんですよね。恐らく一生分からないと思うんです。なのでこれは、正解ではないというのが前提で作った作品になります。 ここでは、相手を分かったつもりになったり、理解し合うとか、そうゆう事を考えがちですが、やっぱり人と人って理解し合えそうで、なかなかできない。理解し合うの前に、自分と違う人がいるってことを知るって言うこと。そこが大事という思いをこの作品に込めています。 フロアの移動は、ついついエレベーターを利用しがちだが、オススメは階段移動。 次の展示室を目指して階段を上がっていくと、今回の映像祭で特別に取り付けたであろうスピーカーから、サウンド作品の音が流れ、移動の階段すらも、楽しめる仕掛けになっています。 2F展示室では、言語や社会のルールを再考しながら「ズレ」や「誤解」から生まれる表現の可能性を探ります。展示室内外に響く形なき音が、視覚と聴覚のポリフォニーを立ち上げ、異なる文化や言語、身体のあいだに生まれる共鳴を体感させます。 侯怡亭氏(ホウ・イーティン)《所有的小姐 Sóo-ū -ê sió-tsiá》では、日本文化の影響を受けた台湾語の歌詞を刺繍として表現し、言語の背景にある歴史や社会の記憶を浮かび上がらせる内容になっています。 [caption id="attachment_28106" align="aligncenter" width="750"] 撮影:新井孝明[/caption] チョン・ソジョン氏の《シンコペ》は、音の新たな可能性を求めて長年活動してきたアジアの女性たちが国境を越えて移動する姿を追った作品。 本作に登場するデジタル植物をARで楽しめるアプリも、ステートメントに記載されているQRコードからダウンロードできるようになっています。 新しい才能と出会う「コミッション・プロジェクト」(会場:東京都写真美術館 3F展示室) 東京都写真美術館の継続事業として、2023年に始動した「コミッション・プロジェクト」。日本を拠点に活動するアーティストを選出し、制作委嘱した映像作品を“新たな恵比寿映像祭”の成果として発表します。 恵比寿映像祭2026では、第2回コミッション・プロジェクト特別賞受賞作家である小森はるかによる新作展示を、総合テーマと呼応させながら具現化。ドキュメンタリーの歴史を受け継ぎながら、見過ごされてしまう風景や人の営みに丁寧に目を向ける小森の、新作2作品を展示します。会期中には第3回コミッション・プロジェクトのファイナリスト4名を発表します。 東京都のコレクションを特別公開(会場:東京都写真美術館 3F展示室) 東京都コレクションから、総合テーマ「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」を紐解く視点として、「現代と歴史」を切り口に作品をセレクト。東京都写真美術館をはじめ、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京都江戸東京博物館が管理する収蔵品の中から、映像・写真・資料を展示し、漣(さざなみ)のように立ち上がる違和感をリレー形式であぶり出します。 東京都庭園美術館で撮影された、さわひらきによる映像作品《pilgrim》(2022)を、1933年竣工時の《朝香宮邸竣工写真》とともに展示。建築に重なる時間の層を浮かび上がらせます。 千房けん輔と赤岩やえによるアーティスト・デュオエキソニモの《Joiner》は、画面を指でなぞるだけで風景を切り取り、絵を描くような感覚でリアルタイムにコラージュ写真を生成できるカメラアプリとして制作された作品。角度や時間をずらしながら撮影したり、離れた場所を同一画面上に組み合わせたりすることで、工夫次第で多様な表情をもつコラージュ写真を制作・共有することができます。2012年に東京都写真美術館へiPhone 3GSの実機とともに収蔵されましたが、バッテリーの劣化により起動が困難な状態にありました。今回、エキソニモがプログラムと実機の再検証を行い、マイグレーションを実現しました。 街にひらかれるアート——オフサイト展示(会場:恵比寿ガーデンプレイス センター広場、恵比寿スカイウォーク) デジタルとアナログの境界を横断する実験的プロジェクトを展開。インターネット・アートの先駆者 エキソニモ、個人と集団のアイデンティティに着目したFAMEMEが、都市空間に新しい映像表現をインストールします。屋外でしか体験できない“偶発的な出会い”を生み出す作品群が、訪れる人すべてに開かれた鑑賞体験を提示します。 FAMEMEによるドリアンと香水の融合した新感覚の新作《Duri-grance by FAMEME》が、恵比寿スカイウォークをジャック!実は、東京都写真美術館に向かう途中にも、作品を楽しむ事ができます。手元の画面から目を離し、FAMEMEのハッピーな世界観を見つけてください。 [caption id="attachment_28100" align="alignnone" width="750"] 東京都写真美術館内:1F ロビー 撮影:新井孝明[/caption] 恵比寿ガーデンプレイス センター広場では、目を閉じた人々の顔が映る二つのモニターが重なり合い、キスを交わしているかのように見えるエキソニモ《Kiss, or Dual Monitors》が登場。 2026年の新ヴァージョンでは、約4mに及ぶ巨大LEDウォールとして進化。東京都写真美術館2Fには、来場者が参加できる撮影ブースも設置されます。筆者も挑戦してみました!会期中にも使用する旨が記載された同意書にサインし、撮影ブースへ。 ブースには、イスとカメラが設置してあり、頭をヘッドレストにつけるよう指示があり、カメラマンの指示で撮影していきます。勝手にスチール撮影だと思ってしまったのですが、実際は、10秒程度の動画撮影です。 撮影後、QR画面を撮影しておくよう指示があります。 万が一、撮影した動画の削除を依頼する際に、このQR情報で問い合わせることによって削除の依頼が可能になるとのこと。この手の体験型のものは撮影して完結なので、その後考えが変わった際のケアまで、とても考えられています。QRを読み込むと、LEDウォールに自分の映像が流れるまでのカウントダウンが表示されます。この表示時間から約5分間、重なり合うモニターに交互に表示され、その後、会期中は、ランダムに表示されるとの事。 表示されるまで、10分程度だった為、エキソニモ《Kiss, or Dual Monitors》が展示されている場所へ行くことに。ブースを出てから、1Fへ戻り、正面玄関を出たらすぐに右に曲がり、通路を直進します。センター広場へ続く階段を降りて行きます。 時間になり、投影されたので、ワクワクしながら、向かいのモニターを見ると、真っ黒でした。 一人でキスしていたようです。きっと、期間中にたくさんの方が参加していただく事で、色々な方が画面に出てくるようになるはずです。ぜひ皆さんも参加してみてくださいね。 映像を“視る&聴く”——上映プログラム(会場:東京都写真美術館 1Fホール) 恵比寿映像祭のために編まれた特別上映プログラムを連日開催。劇映画から、実験映画をはじめ、日本初公開作品を含め多彩な作品が集まります。 [caption id="attachment_28120" align="aligncenter" width="750"] 河合健《みんな、おしゃべり!》[/caption] 重なり合う声と身体——ライヴ・イヴェント(会場:東京都写真美術館 1Fホール、1Fスタジオ、展示室) すべての来場者にひらかれたフェスティヴァルを目指し、映像文化の理解を深めるとともに、来場者が自ら考え、対話するきっかけをつくります。展示プログラムの各作品を起点にしつつ、様々な表現方法のプログラムが重なり合い、総合テーマのさらなる拡張を試みます。出品作家であるキュンチョメ、鶴巻育子、アンジェリカ・メシティによるアーティスト・トークをはじめ、日本大学名誉教授の原直久による写真技術に関する講義を行います。また、原住民文化を深く知ることができる関連ワークショップや、視覚障害のある方と作家による「見え方」についての作品鑑賞ツアーを実施します。さらに、形のないパフォーマンスや、美術館での音楽作品の特別演奏も開催。加えて劇団ゴツプロ!による演劇プログラムを取り入れ、映像の領域の拡張に挑みます。 [caption id="attachment_28121" align="aligncenter" width="750"] ゴツプロ!×峸劇場 共同制作《敬啓者》(拝啓)[/caption] 文化が響き合う都市ネットワーク——地域連携プログラム(会場:地域連携各所) 恵比寿映像祭2026では、地域連携の範囲をこれまで以上に拡大し、恵比寿近隣の文化施設が多数新たに参加します。日仏会館、CCBTをはじめとする18施設が、それぞれ独自の展覧会やイベントを開催し、街全体でフェスティヴァルを盛り上げます。さらに今年は、恵比寿屈指のディープスポット「恵比寿 地下 味の飲食街」や、恵比寿エリアの複数のバーとも連携し、昼から夜まで恵比寿の街全体を巡りながら、多様な作品と出会うことができます。日本写真芸術専門学校の卒業生達の自主ギャラリー「Koma gallery」も連動プログラムの展示を開催中! 恵比寿映像祭2026 地域プログラム Koma gallery Photo Exhibition [前期]2026.2.6 (fri) - 2.14 (sat) フジヤマヨシヒサ×山中南実×ハギワラヒカル 「the sameday,elsewhere」 @miku.0x0 @minamiyamanaka @jr0330h [後期]2026.2.15 (sun) - 2.23(mon) フジモリメグミ×鈴木隼斗×張鈺 「aroundscape ×material object×復照青苔上」 @fujimorimegumi @suzuki_hayato_ @the_zy Koma gallery Instagram 〒153-0062 東京都目黒区三田1丁目12 金子ビル 201 OPEN 12:00-19:00 ※会期中無休 また、シールラリーも実施し、シールを集めると映写機から生まれたキャラクター 「ye(b)izoちゃん」オリジナルグッズを先着でプレゼント。取材の日も、春分を過ぎたからか、心地よい春の訪れを感じる気候でした。アートを通して街を歩き、地域文化を再発見する体験をしてみてはいかがでしょうか。 少し難しそうで行くのを迷っている方は、この左のフリーペーパーを片手にぜひ展示を見ていただきたいです。 「東京都写真美術館ニュース 別冊ニャイズ」 かなりゆるめの猫ちゃんたちが、恵比寿映像祭2026をとても分かりやすく解説している1冊。 様々な表現方法を、目で、音で、感じてみませんか? 『恵比寿映像祭2026 「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」』は2月23日(月・祝)まで 《展覧会情報》 『恵比寿映像祭2026 「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」』 会期:2026年2月6日(金)〜2月23日(月・祝)[16日間]※2月9日(月)および16日(月)は休館 ※3F展示室のみ3月22 日(日)まで 時間: 10:00–20:00(2月6日〜2月22日)※最終日(2月23日)は18:00まで※2月25日(水)から3月22 日(日)の3F展示室は10:00 から18:00 まで(木曜・金曜は20:00まで) 会場:東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス各所、地域連携各所ほか 料金:展示無料(上映と一部イベントのみ有料)主催 東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/日本経済新聞社 共催:サッポロ不動産開発株式会社/公益財団法人日仏会館 助成:ブリティッシュ・カウンシル 協力:在日オーストラリア大使館 後援:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/J-WAVE 81.3FM 協賛:YEBISU BREWERY TOKYO/東京都写真美術館支援会員/ダイワロイネットホテル西新宿PREMIER HP:https://www.yebizo.com 取材協力:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社 取材・撮影/PicoN!編集部 市村 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
グッズデザインで舞台の世界観を伝える~演劇・ミュージカル業界のクリエイティブ職~
お気に入りの公演グッズを見るたびに、ふと物語のワンシーンやあの日の熱狂が鮮やかに蘇る。 そんな体験をしたことがある人はきっと多いのではないでしょうか。 あの時の記憶と感動を蘇らせるアイテムを生み出すのが、グッズデザイナーという存在です。 今回、株式会社ホリプロ 公演事業本部で物販デザインの担当をされている石居 立宇様にインタビューしました。 制作の裏側やこの仕事のやりがい、そしてファンや観客の方々へ届けたい想いを語っていただきました。 グッズデザイナーに至るまでの経緯を教えてください。 私は、元々役者をしていて、養成所に通っていた時期がありました。 しかし、コロナが流行したことで、改めて自分の人生を見つめ直す機会がありました。 その中で、デザインやイラストを描くことが好きだったため、専門学校へ進むことにしました。 そして卒業時に、先生から現在の会社を紹介していただいたことがきっかけで1年前よりグッズデザイナーとして働いています。 普段、どのような業務を担当されていますか? 主な業務は、舞台・ミュージカル公演のグッズデザインです。 それ以外にも、通販で扱う画像やバナー作成、公演の現場で使われるPOP・ポスターなど宣伝広告の制作も担当しています。さらに公演の初日には、私も売り場に立って販売します。 グッズデザイナーを目指す上で、必要なスキルや経験はどのようなものがあると思いますか? グッズデザイナーの仕事では、IllustratorやPhotoshopを使って作業するため、その2つの基本的な操作スキルは必要だと思います。ですが、最初から高度なテクニックは必要がなくても良いのではと感じています。 実際、入社当初はPhotoshopの機能を十分に使いこなせていたわけではありませんでした。 アクリルスタンドの制作を任されたときも、最初は戸惑いながら先輩に教えてもらい、なんとか8種類を仕上げましたね。 Photoshopには精度の高い自動切り抜き機能もありますが、より綺麗に仕上げるためパスツールを使って丁寧に切り抜くなど、実務を通して学んだことも多いです。 経験について言えば、学生時代に通っていた養成所のつながりで劇団のフライヤー制作を1度だけ手伝ったことがあります。残念ながら、公演はコロナで中止になってしまったのですが、今でも思い出に残っている大切なフライヤーです。 結局のところ、大切なのは「こんなデザインのグッズを作りたい!」というこだわりや理想、具体的なイメージを持つことです。そのこだわりこそが、スキルや経験を積む原動力になると思います。 そのため、たとえ実務経験がなくても、デザインへの熱意を持っていることが1番大切だと感じます。 デザインのアイデアはどのように生まれてくるのでしょうか?また、1つの商品につき、どのくらい案を出されるものですか? 最初のグッズ会議は公演の2~3ヶ月前に行われます。 アイデアの出し方は、制作チームから具体的なデザイン案を提示される場合もあれば、「こんな雰囲気で」といった抽象的な要望の場合もあります。 具体的な依頼内容であれば、1~2案、抽象的な要望であれば3~4案を目安に提案します。 ただ、不採用になれば新たな案を出すため、最終的な提出案は基本的には1~2案に収まりますね。 この仕事に就いて、まず驚いたのがスピード感です。 学生時代は時間をかけていくつも案を出すことが多かったのですが、仕事では納期があるため、かなりスピードを求められます。 本当はもっと時間をかけて考えたいのですが、時間との兼ね合いにはジレンマを感じています。 そのため、1つのグッズに費やす時間も限られてくるため、時間配分を意識し効率を考えて作業を進めるよう心掛けています。 グッズデザインを手掛ける際で、意識しているポイントがあれば教えてください。 デザインを進める上で、作品の世界観とお客様がどんなものを求めているのかという点を意識しています。 また、上司からはよく「公演グッズ感がもっとほしいよね」と言われることがありますね。 私なりに解釈すると、 ・舞台・ミュージカルを観に行ったときに記念や思い出に買って帰りたくなるグッズ ・公演に登場する観客の印象に残るような象徴的なモチーフを使用したデザインのグッズ この2つの要素を指すのではないかと考えています。 例えば、彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.2『マクベス』という舞台のグッズで、私が担当したのが紅茶缶です。 この舞台で、特にインパクトに残るのが、3人の魔女の登場シーンです。 そのシーンをグッズのモチーフにできたらなと思い、吉田鋼太郎さんが率いる3人の魔女をイメージしてデザインを制作しました。 このデザインはTシャツにも転用され、上司にも気に入ってもらえて、非常に嬉しかったですね! 他には、ミュージカル『ジェイミー』のチャームも担当しました。 他の公演では、こういった人物や単体のデザインで商品化されていますが、『ジェイミー』の公演では、「舞台シーンを再現したい」という具体的な要望がありました。 そこで、印象的なシーンの人物だけでなく背景も含めたデザインを手掛けることに。 制作チームと綿密に話し合いながら完成させました。 このチャームはコンプリートセットでも販売され、ファンの方々から好評をいただけました。 販売方法に関しても、公演によってランダム形式や選んで買える形式を使い分けて、バランスをとりながら決定をしています。 このように、“公演グッズ感”をキーワードとして、舞台シーンや象徴的なモチーフをデザインに取り入れ、お客様が思い出として買って帰りたくなるようなアイテムにすることを常に意識しています。 もし、アイデアが浮かばない時は、どのようにして乗り越えていますか? 難しいと感じるのは、ヒューマン系の人間関係を描く物語ですね。 象徴的なモチーフがなかなか見つからず、行き詰まるときがあります。 その時は、提供された台本を熟読しています。単なる読み物としてではなく、何が観客の皆様の記憶に残るのかという視点で読むようにしています。 また、制作チームに積極的に質問をしてデザインのヒントを引き出すようにしていますね。 商品に使われているイラストは、グッズデザイナーの方が描かれているのでしょうか? 外注するのではなく、イラストも含めてデザイナー自身が手掛けています。 例えば、音楽劇『エノケン』の似顔絵イラストも私が担当しました。 「こういうタッチがいい」という参考があれば、できるだけその雰囲気に近づけて描くようにしています。 描いたイラストは、その後、さまざまな関係者の承諾をいただく必要があります。 承諾の連絡を待つ間は、毎回緊張しながら待っています(笑)。 ファンの方々の反応はどのように受け取っていますか?また、その反応がデザインに影響を与えることはありますか? 販売した時の反応は、X(旧Twitter)などでエゴサーチしてチェックするようにしています。 その理由は、先程のお話しした “公演グッズ感”にも繋がってきます。 お客様が何を求めているのか、どんなポイントにときめいてくださったのか。そうした客観的な意見を意識しながら、デザイン案を考えるようにしています。 最近では、グッズが体験の一部として重要な役割を果たしているように感じます。そうした中で、グッズが作品やファンに与える影響についてどのように考えていらっしゃいますか? 私も現代において“体験”は大切だと考えています。 便利な時代になり、スマートフォンがあれば、様々なコンテンツが楽しめるようになりました。 しかし、情報だけを体に取り入れているような感覚に、どこか物足りなさを感じている人も多いのではないでしょうか。 例えば、動画配信サービスならボタンひとつで映画が見られるのに、なぜわざわざ映画館へ足を運ぶのか。 それは大音響の中で、同じ空間にいる人たちと感情を共有したいという思いや、映画館に足を運ぶ過程を楽しみたいという欲求があるからだと感じます。 演劇も同様です。映像ではなく、生のキャストの演じる姿を観たいという思いがある。 そうした“体験”への欲求に対して、舞台・ミュージカルなどの演劇、そして公演グッズは応えてくれるのではないかと思います。 さらに、グッズという手元に残る形は、あの時の"感動"を呼び覚ます装置でもあります。 だからこそ、公演グッズは作品やファンの皆様にとって欠かせない役割を担っているのだと考えています。 苦労したことや、やりがいを感じる瞬間はどのような時ですか? この仕事で難しさを感じるのは、チームで仕事を進める上での連携です。誰に何を、いつまでに伝えるべきか、といった事務的なやりとりに混乱してしまうことがあります。 仲介を通して確認をしなければならないこともあり、入稿期日との間で歯がゆさを感じることが少なくありません。 また、パソコンに向かって黙々と作業をしていると、デザインしたものがこの後どうなっていくのか、が意外と見えづらくて苦しいと感じる瞬間もあります。 デザイナーとしては、独創的なものを求められるというより公演での象徴的なモチーフをいか魅力的に落とし込むかが重要です。 そのため、舞台のモチーフや素材がないときにどこからアイデアを引っ張ってくればいいのかと試行錯誤することに苦労を感じます。 しかし、自分では納得のいかなかった商品や、モチーフや素材がなく試行錯誤した商品でもお客様から反響をいただくこともあって「やってみるものだな」と感じています。 公演初日を迎えて、自分がデザインしたものをお客様が手に取ってくださったり、すぐに身につけてくださったりする姿を見ると、本当に嬉しいです! 学生時代とは違い、自分のデザインが世に出ているという怖さや責任を感じる瞬間もありますが、それ以上にお客様の反応を直接目にするとやりがいに繋がります。 グッズを通じて、ファンや観客の方々にどんな想いや体験を届けたいですか? お越しくださった観客の皆様がそれぞれの日常に戻ったときに、作品を見た時の感動や記憶をふと思い出して、勇気や元気が湧いてくるグッズづくりを心掛けていきたいです。 最後に、グッズデザイナーを目指す方々へアドバイスをお願いいたします。 社会に出ると、自分の創りたいものと周りから求められるものとのギャップが生まれるというのは当然のことだと思います。 学生時代、先生から「創りたいものを創れるのは今のうちだけだよ。だから今のうちに好きなものを創って、やりきる体験をしておけ。」と言われたことがありました。 当時はあまりピンときていなかったのですが、今回の取材を受けて、ハッと思い出して。 「今になって先生の言葉が響いているんだな」と感じています(笑)。 先生からは他にも「誰かに求められるものでも、結果的に自分の創りたいものになってくるよ。」とも言われました。 その言葉は100%理解できているわけではありませんが、公演初日にお客様が購入する姿を目にすると分かってくるところもあります。 これから志す方々に伝えたいのは、自分の表現を突き詰めたいなら個人で活動するのも1つの道かもしれません。 一方で、就職してデザインの仕事をしていくようであれば、求められるものを理解し、それに応えるための努力を模索し続ける覚悟が必要だと思います。 学生のうちは創りたいものを自由にできる環境がありますから、悔いは残さないように今のうちにやりきってほしいです。 *** 石居様、ありがとうございました! デザイナーとしての責任やチームで働く難しさ、そして常にスピードを求められる厳しさ。 そうした壁を乗り越えた先に届くファンや観客の方々の反応が、何よりの励みになっているのだと強く感じました。 改めて、舞台・ミュージカル、そして公演グッズが私たちに与えてくれるのは、単なるお土産や観劇ではなく、日常を彩り、心に残る体験そのものだと気づかされました。 デザイナーの熱い想いが詰まった公演グッズと共に、ぜひ皆さんも舞台の世界に触れて、勇気や元気が沸いてくる特別な体験をしてみてください。 #デスノートミュージカル@dnmusical ご来場のお客様へのご案内✉ 『デスノート THE MUSICAL』(東京公演) ▮ 当日券販売(劇場・WEB) ▮ 関係者への手紙のお預かり ▮ 公演グッズ物販 などhttps://t.co/GH5mVdic7v /-/|東京建物 Brillia HALL pic.twitter.com/DwMjGQLZVM — ホリプロステージ|舞台制作&チケット販売 (@horipro_stage) November 17, 2025 2025年11月24日より幕を上げた『デスノート THE MUSICAL』では、石居様が手掛けたグッズも販売されています。 ぜひ劇場で注目してみてください! ご協力:株式会社ホリプロ 公式X(旧Twitter) 公式Instagram
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