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最新記事一覧いまカルチャーは音楽と路上で 何にざわついているのか – クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.50〉
おはようございます。こんにちは。こんばんは。 今年もCOACHELLA(コーチェラ)が開催されましたが、現地に行ったというツワモノの方もいるのでしょうか?COACHELLAはYouTubeで視聴派が多いと思うのですが、毎年観ていてもこれが無料で観れるってすごい事ですよね。 ※COACHELLA……アメリカ・カリフォルニア州インディオで毎年4月に開催される世界最大級の野外音楽フェスティバル。ロック・ポップ・ヒップホップ・EDMなど多ジャンルが集まり、世界中から数十万人が来場する。公式YouTubeチャンネルでライブ映像を無料配信することでも知られる。 YouTubeでフェスを視聴したり、SNSに上がっている現場の動画もあわせたりと、音楽の楽しみ方は作品とライブを「視聴」するだけでない独特の体験になっている気がする。 いまの音楽を含めたカルチャーは、作品そのものだけでは完結しない。誰がそこに立っていたのか。どんな過去を背負っていたのか。どんな文脈のなかで受け止められたのか。そして、それがSNSでどう増幅されたのか。 2026年春を見渡すと、話題になっているのは単なる新作やライブではなく、"作品の周辺にある空気"そのものだと分かる。 今回はそんな ”空気” を感じるあれこれをご紹介。 Yeの公演でローリン・ヒルが現れたことの複雑さ 2026年春、Ye(イェ)ことカニエ・ウェストの公演が大きな話題になった。 ※本名カニエ・ウェスト(Kanye West)。アメリカのラッパー・音楽プロデューサー。2000年代から世界的なヒップホップ・アーティストとして活躍し、音楽面での評価は非常に高い。一方で近年は反ユダヤ的発言や問題行動が相次ぎ、多くのブランドや企業との契約解除・社会的な批判を受けてきた。2021年に改名し、現在の名義は「Ye」。 理由は単純だ。久しぶりの大規模なステージだったこと。そしてそこに、ローリン・ヒル※Lauryn Hill。アメリカのR&B・ヒップホップ・ソウル歌手。1998年のソロアルバム『ミスエデュケーション・オブ・ローリン・ヒル』が全米500万枚超のヒットとなり、グラミー賞を5部門で受賞。ヒップホップ史に残る名盤として今も語り継がれる。その後は活動が散発的で、ライブへの出演も気まぐれなことで知られ、登場するだけでニュースになる存在が現れたこと。 Kanye West Brings Out Lauryn Hill at Packed L.A. Show Yeのライブがニュースになるとき、それはたいてい音楽的な出来事である以上に、文化的・社会的な出来事でもある。ここ数年の彼は、作品の評価と、本人の言動をめぐる強い批判がどうしても切り離せない存在だった。 だから今回のステージも、単なる"カムバック公演"としては見られなかった。そこにローリン・ヒルが登場したことで、空気はさらに複雑になる。 もちろん、音楽的な意味で言えば、この共演は十分に事件だった。ローリン・ヒルは、ヒップホップとソウルの歴史において特別な位置を持つ存在であり、彼女がいまどこに立つのかはそれ自体が強いメッセージになる。 しかも彼女は、単に "伝説の人" として神棚に置かれるタイプのアーティストではない。現在進行形で影響力を持ち、出るか出ないか、立つか立たないかの選択そのものがカルチャー的な意味を帯びる人物だ。 だからSNSでは、この登場を「歴史的な瞬間」として熱狂的に受け止める声がある一方で、「誰が誰を正当化してしまうのか」という違和感も同時に広がった。 この二重性が、とても2026年的だと思う。いまのポップ・カルチャーは、感動したからそれでいい、では終わらない。名演だったことと、その人物を再び文化の中心に迎え入れるべきかは、別の問題として切り分けられる。 それでも人は、美しい瞬間に反応してしまう。強い声、強い存在、過去の記憶を呼び戻す一節。そういうものに、身体のほうが先に反応してしまう。 Yeの公演が可視化したのは、まさにそのねじれだった。 観客は、音楽そのものに揺さぶられながら、同時にその感動をまっすぐ受け取っていいのか迷っている。SNSはその迷いをそのままタイムライン上に並べてしまう。 祝福と拒否。感動と警戒。ノスタルジーと倫理。 その全部が、ひとつの公演のもとに同時に存在してしまう。 いまのカルチャーは、その複雑さごと受け止めるしかない場所にいる。Yeのライブは、そのことを極端なかたちで示した出来事だった。 [4К] YE LIVE AT SOFI NIGHT 2 FULL CONCERT 04.03.26 Fleaの『Honora』とNetflixのRHCPドキュメンタリーが同時に鳴らしたもの この春、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ周辺ではふたつの動きが並行して話題になった。 ※Red Hot Chili Peppers、通称RHCP。1983年結成のロサンゼルス出身のロックバンド。ファンク・ロックとヒップホップを融合させたスタイルで世界的な人気を誇る。『Under the Bridge』『Californication』『By the Way』などの代表曲を持ち、ロックの殿堂入りも果たしている。 ひとつは、Flea(フリー)の初ソロ・アルバム『Honora』。 ※本名マイケル・バルザリー(Michael Balzary)。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト。跳び跳ねながら弾くアグレッシブなスラップ・ベースで知られ、ロック史上最高のベーシストの一人として広く認められている。もともとトランペットを学んでいた音楽的素地も持つ。 Flea feat. Thom Yorke - Traffic Lights (Official Visualizer) もうひとつは、Netflixで配信されたレッド・ホット・チリ・ペッパーズ初期をめぐるドキュメンタリー作品『ライズ・オブ・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ: 俺たちのヒレル』だ。 このふたつは性質がまったく違う。片方は現在進行形の新作で、もう片方はバンドの起源を振り返る映像だ。それでも同時に受け取ると、不思議なことが起きる。 どちらも結局、「RHCPの核とは何だったのか」という問いに触れているからだ。 『Honora』で印象的なのは、Fleaがロック・スターとしての自分を前面に押し出していないことだ。 多くの人にとってFleaは、跳ねるようなベースライン、むき出しの身体性、バンドの推進力そのものとして記憶されている。けれどこの作品で聴こえてくるのは、そうしたイメージよりもっと静かで、もっと個人的で、もっと古い音楽的な根っこに近い部分だ。 トランペット奏者としての出自。ジャズや室内楽のような余白。大声ではなく、息づかいで聴かせるような時間。 つまりこれは、"あのFleaがソロを出した" というニュースである以上に、"Fleaという人のなかにRHCPとは別の時間が流れていた" という発見として受け止められた。 SNSで目立ったのも、派手な驚きというより意外な静けさへの反応だった。「あのFleaがこんな音を書くのか」という感想は、軽い意外性の言葉でありながら、実際にはかなり深い意味を持っている。 人は長く知られたアーティストに対して、どうしても固定された像を持ってしまう。けれど『Honora』は、その像の裏側を静かに開いた。 一方、Netflixのドキュメンタリーは、バンド初期、とりわけ故ヒレル・スロヴァクの存在に光を当てる内容として受け止められた。 ※Hillel Slovak(1962〜1988)。レッド・ホット・チリ・ペッパーズの創設メンバーであり初代ギタリスト。バンドのサウンドの原型を作った人物のひとりだが、1988年にヘロインの過剰摂取により26歳で死去。彼の死はバンドに大きな打撃を与えたと同時に、残されたメンバーが薬物と向き合うきっかけにもなった。 レッド・ホット・チリ・ペッパーズの歴史は、現在の巨大な存在感から逆算して語られがちだ。けれど初期の彼らは、まだ神話ではなく、生身の友人関係と、若さと、危うさのなかにいた。 ヒレル・スロヴァクという存在は、その原点を語るうえでどうしても欠かせない。だからこのドキュメンタリーが響いたのは、単に知られざる裏話があったからではない。あのバンドの熱や衝動が、どこから生まれていたのかをあらためて感じさせたからだ。 興味深いのは、こうした"起源を語る作品"がいまの配信プラットフォーム上で新たな命を持つことだろう。 昔なら、バンドの歴史は本人たちの発言や雑誌インタビューや伝説的な逸話によって編まれていった。でもいまは、プラットフォームそのものが神話の再編集者になる。 Netflixで観るRHCPの起源は、それだけで新しい視聴体験になっている。知っていた話であっても、どの順番で、どのトーンで、どんな映像とともに見せられるかによって意味は変わる。 そして、そのタイミングでFleaのソロ・アルバムがある。 これがとても面白い。 過去を振り返る映像と、現在進行形の個人的な作品が同時にあることで、RHCPは"完成したレジェンド"ではなく、いまなお編集中の物語として見えてくる。 過去が固まっていない。現在も固定されていない。だからこそ、彼らはまだ生きた文脈として響いている。 レッド・ホット・チリ・ペッパーズというバンドは、巨大な存在になりすぎたせいで、ときに記号のように扱われる。だがこの春起きたふたつの動きは、その記号の内側に、まだ人間的な揺れや、未整理な感情や、個人的な音楽の時間が残っていることを示していた。 GEZANの武道館は"到達"ではなく"持ち込み"だった GEZAN(ゲザン)の日本武道館公演は、よくある意味での"バンドの到達点"とは少し違って見えた。 ※2009年結成、大阪出身のロックバンド。マヒトゥ・ザ・ピーポーを中心に、既存の音楽業界の枠組みに縛られない活動スタイルで知られる。楽曲の無料配布や自主レーベル運営、反戦・反差別を訴えるメッセージなど、音楽と社会実践を一体化させた活動が評価されている。インディー・シーンを代表する存在でありながら、近年は大型フェスへの出演も増えている。 武道館という場所は、日本の音楽シーンにおいていまだに象徴的だ。そこに立つことは、成功の証として語られやすい。大きくなった、認められた、ここまで来た。そういう物語に自然と接続される。 けれどGEZANの場合、今回の武道館は"そこに辿り着いた"というより、"そこへ自分たちの空気を持ち込んだ"と表現したほうがしっくりくる。 彼らはもともと、単なるロック・バンドとして存在してきたわけではない。ライブハウス、自主企画、仲間たちとの接続、反戦や反差別を含む実践、そして音楽を社会の空気と切り離さない態度。 GEZANの活動はずっと、音楽そのものと、音楽を取り巻く共同体のあり方がほぼ一体のものとして進んできた。 だから武道館に立ったことも、既存の権威に回収される話ではなかった。むしろ逆に、武道館という巨大で制度的な場所を、一晩だけでも自分たちの文脈で染めることのほうに意味があったように見える。 ここで重要なのは、"反体制の人たちが大舞台に行った"という単純な話ではないことだ。 本当に面白いのは、GEZANが大舞台に合わせて自分たちを調整するのではなく、自分たちの空気のほうをそのまま持って行ったことだ。 つまり、会場の大きさが文脈を変えたのではなく、文脈の強さが会場の意味を変えた。 その感触はSNSにもよく表れていた。祝福の声は多かったが、いわゆる"出世したね"という言い方より、「あの感じを武道館で成立させたのがすごい」という驚きのほうが強かった。 これはかなり大きな違いだと思う。 成功の物語は、ふつう規模の拡大として語られる。でもGEZANの場合、規模が大きくなったことそのものより、大きな場所を使っても自分たちの温度や姿勢が薄まらなかったことのほうが価値として共有された。 そこには、「インディー」という言葉のいちばん美しい意味が残っている。 それは単にメジャーではない、ということではない。誰かのフォーマットに自分を合わせるのではなく、自分たちのやり方で場所の意味そのものを変えてしまうこと。 GEZANの武道館は、まさにそういう夜だった。 音楽は世界を一気に変えない。けれど、別の空気を先に体感させることはできる。別の共同体の感じ方を、数時間だけ現実化することはできる。その意味でライブは、政治ではないけれど、社会的な想像力の装置にはなりうる。 GEZANが武道館でやったのは、たぶんそういうことだった。 あの夜は、大きな会場で爆音を鳴らしただけではない。別の社会の空気を、ほんの少しだけ先に鳴らしてみせた。 動画は武道館ライブではないですが、最近の100時間リレーというまたざわついたライブです。 https://youtu.be/AtB8fIIj8EI?si=e3hIk7FkYMX1gdyb GEZAN『100時間リレー』ライブ&ドキュメンタリー 反トランプ・デモと日本の反政府デモの違いは"顔"の出方にある 2026年のカルチャーを語るうえで、路上の出来事を外すことはできない。 とりわけアメリカでの反トランプ抗議行動は、政治ニュースであると同時に、カルチャーのニュースでもあった。 https://youtu.be/qW4mcfXZrYQ?si=A-r5bT3rSUQRW7k5 No Kings III: National Day of Action - March 28, 2026 ※「No Kings(王様はいらない)」は2026年に全米各地で展開された反トランプ抗議運動のスローガン。大統領権限の集中や民主主義の後退への懸念を示す言葉として広がった。 https://youtu.be/d5wXVrY3DHE?si=HvxtMFWYZE1hBvaX 全米各地で"反トランプ"デモ ブルース・スプリングスティーンも参加 米史上最多800万人が参加(2026年03月29日) ※ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)は「ザ・ボス」の愛称で知られるアメリカのロック・レジェンド。労働者階級の視点から社会を歌い続けてきた存在で、政治的な発言・行動でも知られる。 なぜか。そこに有名人がいたからだ。 アメリカのデモはしばしば、政治と文化の境界がかなり近い。俳優、ミュージシャン、作家や著名人が現場に立つことが、珍しいことではない。しかもそれは、単なる賛同表明以上の意味を持つ。 誰がそこにいたかが、そのまま運動の可視性になるからだ。 SNS時代において、抗議行動は現場の人数だけで広がるわけではない。どんな写真が残るか。どんな動画が拡散するか。誰の言葉が引用されるか。そこまで含めて運動の届き方が決まる。 アメリカでは、セレブリティの参加がその拡張装置として機能している。路上の抗議と、カルチャーのスター性がかなり自然に接続される。 そこには良し悪しがある。有名人がいることでメディアは取り上げやすくなるし、普段関心の薄い人にも届く。一方で、本来は無数の参加者の運動であるものが、"誰が来たか"に回収されてしまう危うさもある。 それでも現実には、可視化の力は強い。アメリカの抗議行動は、そのことをよく理解したうえで文化の形式を使っているように見える。 対して日本の反政府デモは、かなり異なる顔つきをしている。 もちろん日本にも、政治や社会問題に声を上げる著名人はいる。だが全体として見ると、アメリカのように有名人が運動の象徴として前に立つ形は主流ではない。 日本のデモは、もっと匿名的で、もっと身体的だ。 プラカード。コール。ドラムやサウンドシステム。歩くこと。立ち続けること。同じ場所に何度も集まること。 そうした反復そのものが、運動の骨格になっている。 これは可視性の面では不利でもある。スターがいないぶん、ニュースとして切り出しにくい。SNSで急激に広がる速度も、どうしても限定される。 けれど同時に、そこには別の強さがある。誰かの人気や発言力に依存せず、現場そのものの粘りで続いていく強さだ。 日本の路上には、派手な顔は少ない。でも、そのぶん現場の持続力が前に出る。 さらに興味深いのは、近年その場に音楽やDJカルチャー、サウンドシステム※もともとジャマイカ発祥の、大型スピーカーを使った音楽文化・音響システムの総称。レゲエやダンスホールの現場で発展し、その後ヒップホップやクラブ文化にも影響を与えた。デモの現場では、音楽やリズムで参加者の身体と気持ちをつなぎとめる役割を果たす。的な感覚が自然に混ざりつつあることだ。 これは運動の軽薄化ではない。むしろ逆で、怒りを持続させるための形式を探しているのだと思う。ただ叫ぶだけでは続かないものを、リズムや身体感覚が支える。 政治的な場であると同時に、文化的な形式が必要になる。そうしないと、人は長くそこにいられない。 アメリカでは、有名人がその可視化を担う。日本では、現場の匿名性と身体性がその持続を担う。 やり方は違う。けれどどちらも、政治とカルチャーが実は思っている以上に深く結びついていることを示している。 いま路上で起きていることは、政治の話だけではない。どうやって人が集まり、どうやって気持ちを共有し、どうやってその場の熱を持続させるかという、文化の話でもある。 そしてそれは、ライブや映画や配信作品と同じくらい、いまの時代の空気を映している。 いまカルチャーを追うとは、作品そのものより"周辺の空気"を読むことかもしれない Yeの公演にローリン・ヒルが立ったこと。Fleaが静かなソロ作を出したこと。NetflixがRHCPの起源をもう一度編み直したこと。GEZANが武道館を自分たちの文脈で鳴らしたこと。そして路上で、デモが文化の形式を借りながら持続していること。 これらはジャンルも場所も違う。それでも、どれも作品単体のニュースでは終わらない。 そこには必ず、背景があり、歴史があり、社会の空気があり、SNSでの受け止められ方がある。 つまりいまのカルチャーは、作品だけで成立していない。作品が置かれた状況や、そこで誰がどう反応したかまで含めてひとつの出来事になっている。 タイムラインは騒がしい。話題はすぐ流れる。誰かの一言で意味が反転し、一枚の写真で空気が変わる。 でも、その騒がしさをただノイズとして退けてしまうと、たぶんいまの時代の輪郭は見えない。 カルチャーがどこで火を噴くのか。誰がそこに立つと意味が変わるのか。何が祝福され、何がためらわれるのか。 そういう細かな温度差のなかに、いまを生きる人たちの感情がある。 だから2026年春のカルチャーを追うことは、新譜やライブ情報を追うこと以上に、人々が何にざわつき、何を保留し、何に身体を反応させてしまうのかを読むことでもある。 作品はもう、作品だけではない。その周辺に立ち上がる空気ごと、私たちは受け取っている。
制作のヒントがここに!-クリエイティブを学ぶ学生にオススメ展示情報3選- vol.3
今回は、六本木付近の美術館・ギャラリーをピックアップしました。遅い時間まで開館しているので、仕事・授業終わりでも行きやすいことが六本木付近の美術館・ギャラリーの利点です。また、今回取り上げている美術館・ギャラリーは3つとも近いエリアにあるので、休日にハシゴをして1日かけて楽しむこともできます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。 <東京・虎ノ門>KIM YEONG JUN × YOSHIDA YUNI PHOTO EXHIBITION “Face to face” [caption id="attachment_28773" align="aligncenter" width="501"] 引用元:麻布台ヒルズギャラリー[/caption] <期間>2026年4月29日(水/祝)~2026年5月28日(木)11:00-21:00 ※会期中、休館日なし <会場>麻布台ヒルズギャラリー <入場料※()内は前売券WEB価格>一般 2,200円(2,000円) / 大学生・専門学生 1,500円(1,300円)/ 中高生 800円(600円)/ 小学生以下無料 / 障がい者手帳をお持ちの方 1,500円(1,300円) <HP>麻布台ヒルズギャラリー公式HP 韓国のフォトグラファー キム・ヨンジュンとアートディレクター 吉田ユニのコラボレーションによる 日韓のトップ俳優62人が参加する 花をモチーフにしたアート写真展。スクリーン、ドラマ、舞台と多様なフィールドで活躍する日韓のトップ俳優たちが、キム・ヨンジュンのレンズと吉田ユニのディレクションのもと、それぞれの内面と存在感をアートとして昇華させています。本展は「人間の最も本質的な美しさ」をテーマに、「花」をモチーフとして彼らを撮り下ろしたプロジェクト。62名それぞれに2点ずつ、合計124点にのぼるビジュアルが完成しており、単なるポートレートを超えた、存在そのものの美を体感できる空間が麻布台ヒルズギャラリーに構築されています。(引用元:麻布台ヒルズギャラリー公式HP) <東京・六本木>森美術館「ロン・ミュエク」 [caption id="attachment_28771" align="aligncenter" width="850"] ロン・ミュエク 《マス》 2016-2017年 合成ポリマー塗料、ファイバーグラス サイズ可変 所蔵:ビクトリア国立美術館(メルボルン)、2018年フェルトン遺贈 展示風景:「ロン・ミュエク」森美術館(東京)2026年 撮影:吉村昌也 画像提供:カルティエ現代美術財団 提供:森美術館[/caption] <期間>2026年4月29日(水/祝)~2026年9月23日(水/祝) 10:00-22:00 ※火曜日は17:00まで(5月5日、8月11日、9月22日は22:00まで) <会場>森美術館 <入場料>[平日] 一般 2300円、大学生・高校生 1400円、65歳以上 2000円、中学生以下 無料 [土曜日・日曜日・休日] 一般 2500円、大学生・高校生 1500円、65歳以上 2200円、中学生以下 無料 ※事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」をご購入ください。 ※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。 <公式HP>森美術館HP ロン・ミュエク(1958年オーストラリア生まれ、英国在住)は、革新的な素材や技法、表現方法を用いて具象彫刻の可能性を押し広げてきた現代美術作家です。人間を綿密に観察し、哲学的な思索を重ねて制作されたミュエクの作品は、洗練され、生命感に溢れ、孤独、脆さや弱さ、不安、回復力といった人間の内面的な感情や体験を巧みに表現しています。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催された「センセーション:サーチ・コレクションのヤング・ブリティッシュ・アーティスト」展(1997年)への参加で注目を集めて以来、世界各地で個展を開催してきました。日本では、2008年に金沢21世紀美術館で回顧展が開催されて以来、2度目の個展になります。(引用元:森美術館公式HP) <東京・六本木>「日本サインデザイン協会60周年記念 『大サイン展』 伝える つなげる Sign × Society × Story」 [caption id="attachment_28772" align="aligncenter" width="453"] 引用元:東京ミッドタウン・デザインハブ[/caption] <期間>2026年4月24日(金)〜6月7日(日) 11:00~19:00(最終日16:00まで) <会場>東京ミッドタウン・デザインハブ <入場料>無料 <公式HP>東京ミッドタウン・デザインハブ 日本サインデザイン協会(SDA)がこの世に生まれて60年。サインデザインを取り巻く社会環境は大きく変化し、その領域や社会的役割も案内板や誘導サイン、看板や標識といった従来の枠を超えて広がってきました。いまやサインデザインは、都市や建築、公共空間、商業環境、文化活動など、さまざまな場面において、人と人、人と場所、人と社会をつなぐ存在となっています。 こうした歩みと現在地を社会に広く伝えることを目的に、サインデザイン分野では初となる展覧会「大サイン展 伝える つながる Sign × Society × Story」を開催いたします。本展では、「過去・現在・未来」という時間軸を通して、サインデザインが果たしてきた役割と進化の軌跡を検証し可能性を展望します。(引用元:東京ミッドタウン・デザインハブ) 今回は、六本木近辺で開催している展示を選びました。美術館などでは閉館時間が17時終了が多い中、六本木近辺の美術館・ギャラリー遅い時間まで開催います。仕事・授業終わりに足を運びやすいのではないでしょうか。ゴールデンウィークに合わせて開催された展示はどれも見どころ満載です。ぜひ、平日の夜も展示を観に行ってみてくださいね。 PicoN!編集部 武田 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
フォントで印象はここまで変わる【連載】広報・PR担当者・ノンデザイナーに読んでほしいデザインのきほん vol.4
こんにちは!PicoN!編集部イチムラです。 広報・PR担当になったけど、思うようにデザインができない!外部デザイナーに伝えたい事が伝えられない!と悩んでいる方へ役立つヒントをお届けしていきます。 [word_balloon id="unset" src="" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" name="編集部 イチムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]第1回では、デザインコンテンツ制作の流れを紹介し、第2回ではサイズ、第3回ではレイアウトについて解説しました。レイアウトが「情報の整理」だとすると、今回扱うフォント(書体)は、デザインの印象を大きく左右する要素です。[/word_balloon] デザインを見ていて、 なんとなく固い印象がある 思っていたよりカジュアルに見える 少し高級感が足りない気がする と感じたことはありませんか? その違和感、実はフォントが原因かもしれません。 今回は、デザイン未経験ディレクターが押さえておきたいフォントの基本と、デザイナーへの伝え方について紹介します。 同じ内容でもフォントで印象は変わる 想像してみてください。同じ文章でも、 細くて上品な文字 太くてしっかりした文字 では、受ける印象がまったく違います。 例えば、 細くて繊細な文字 → 上品・高級・落ち着き 太くてはっきりした文字 → 力強い・親しみやすい・カジュアル このように、フォントはデザインの「雰囲気」を決める大きな要素です。 よくある「なんか違う」の正体 デザイン確認の場面でよくあるのが、こんな違和感です。 なんか固い なんか軽い 思っていた雰囲気と違う そしてそのまま「なんか違う気がします」と伝えてしまうケース。 実はこの「なんか違う」の多くは、フォントの選び方で起きています。 フォントの基本はこの2つだけ フォントにはさまざまな種類がありますが、まずはこの2つを押さえれば十分です。 明朝体(みんちょうたい) 明朝体の特徴は、線に強弱があること。 明朝体を使用すると、上品・落ち着き・高級感の印象を与えます。 日常的に目にするものだと、小説などの読み物、役所からの書類などは明朝体が多く使われていますね。 先日、明朝体を特集した展示のレポを投稿したので、そちらもぜひご覧ください! [clink url="https://picon.fun/design/20260409/"] ゴシック体 ゴシック体の特徴は、線の太さが均一である事。 線の強弱が無いので、遠くから見ても目立ちますよね。視認性が高いので、看板の文字に用いられている事が多いですね。ゴシック体にすると、親しみやすさ・カジュアルな印象を与えます。お子さんなどがターゲットの場合、ゴシック体の中でも、角を丸くした丸ゴシック体を採用します。 太さでも印象は変わる フォントは種類だけでなく、太さでも印象が変わります。 太い文字 → 目立つ、力強い、インパクト 細い文字 → 繊細、上品、落ち着き 例えば タイトル → 太く 本文 → 読みやすく(中くらい) といった使い分けがよく行われます。 レイアウトで決めた「優先順位」を、フォントの太さで表現することも多いです。 全てを読ませたいと、全部太めにしてしまうと、強弱がつかず、逆に読みにくくさせてしまいます。 フォントは「ターゲット」で決める ここがディレクションで一番重要なポイントです。 フォントは好みで選ぶのではなく、 「誰に向けたデザインか」 で決めます。 例えば 高級感を出したい → 明朝体・細め 親しみやすくしたい → ゴシック体 若い人向け → シンプルで軽やか ビジネス向け → 読みやすく落ち着いた印象 このように、フォントはターゲットと目的に合わせて選ぶものです。 デザイナーへの伝え方 ここが実務で一番役立つポイントです。 NGな伝え方 いい感じのフォントで おしゃれにしてください なんか違う これでは、どこをどう改善すればいいのか分かりません。 伝わりやすい伝え方 例えば次のように言い換えることができます。 高級感のある印象にしたい 親しみやすい雰囲気にしたい 若い人向けに少しカジュアルにしたい 信頼感のあるデザインにしたい このように 「どんな印象にしたいか」 を伝えることで、デザイナーも適切なフォントを選びやすくなります。 迷ったときの考え方 フォント選びに迷ったときは、次の3つを考えると整理しやすくなります。 1 誰に向けたデザインか2 どんな印象にしたいか3 どの情報を目立たせたいか この3点が決まると、フォントの方向性も自然と見えてきます。 まとめ 今回はフォントの基本について紹介しました。 ポイントは次の3つです。 フォントでデザインの印象は大きく変わる フォントは「ターゲット」で選ぶ 指示は「印象」で伝える レイアウトで「情報の整理」を行い、フォントで「印象」を整えることで、デザインの完成度は大きく変わります。 [word_balloon id="unset" src="" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" name="編集部 イチムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]デザインの印象をさらに左右する「配色」について紹介します。[/word_balloon] [clink url="https://picon.fun/design/20250805/"][clink url="https://picon.fun/design/20251024_designsize/"] 文 : PicoN!編集部 市村 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
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日本トップクラスのアートディレクター・吉⽥ユニと、BTSやTWICEなどのアルバムジャケット撮影も手掛ける韓国のフォトグラファー キム・ヨンジュンによる初のコラボレーション写真展『KIM YEONG JUN × YOSHIDA YUNI PHOTO EXHIBITION “Face to face”』が、2026年4⽉29⽇(⽔)〜5⽉28⽇(⽊)までの1ヶ⽉間、⿇布台ヒルズギャラリーにて開催される。 本写真展では、ドラマ、舞台で活躍する⽇韓のトップ俳優62名が参加し、キム・ヨンジュンのレンズと吉⽥ユニのディレクションのもと、それぞれの俳優が持つ内⾯と存在感をアートとして昇華させた作品が展⽰されている。⽇本からは、⻑澤まさみ、広瀬すず、⼩松菜奈、オダギリジョー、坂⼝健太郎 他(※順不同)、韓国からはイ・ビョンホン、ソン・ヘギョ、パク・ヒョンシク、チュ・ジフン、キム・ダミ 他(※順不同)、両国を代表する俳優たちが参加し、“今”のアジアを象徴する豪華な顔ぶれがそろっています。 《アーティスト情報》 ■キム・ヨンジュン KIM YEONG JUN フォトグラファー。大韓民国ソウル生まれ。31歳でエージェンシーにスカウトされキャリアを始めた。雑誌、広告、アルバムジャケット、映画、ドラマ、ポスターなど多様な分野で活動を続けている。Vogue、Harper's Bazaar、ELLE、Marie Claire、Dazed、Singles、W Korea、GQ、Esquire、Arena Homme+などの主要マガジンで撮影を担当。また、BTS、TWICE、Stray Kidsなどの様々なアーティストのアルバムジャケットやコンサートポスターの撮影も手がける。映画ポスターでは『アジョシ』、『神弓-KAMIYUMI-』、『王になった男』、『エクストリーム・ジョブ』、『ゾンビになってしまった私の娘』などがあり、ドラマポスターでは『涙の女王』、『テプン商事』、『暴君のシェフ』などを撮影した。Levi's、Montblanc、Calvin Klein、Adidas Originals、Reebok、Guessなどの広告ビジュアルでグローバルブランドとコラボレーションした。 ■吉田ユニ YUNI YOSHIDA アートディレクター、グラフィックデザイナー。東京生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年に独立。広告、CDジャケット、装丁、映像など幅広い分野で活動中。主な仕事にWonjugyo 、エテュセなどのコスメブランドの広告、渡辺直美のドーム公演ビジュアル、『アンナチュラル』、『エルピス』、『しあわせな結婚』などのドラマのポスター、Vaundyや木村カエラ、アイナ・ジ・エンドのCDアートワーク、UNIQLO × DISNEYコラボレーション、韓国の舞台「マクベス」のキービジュアルデザイン等。国内外での個展も開催し、23年には、韓国・ソウル美術館で個展「Alchemy」を開催。過去作や新作「PLAYING CARDS」などを展⽰し10万⼈を動員。主な受賞に、東京ADC賞(2016)、毎⽇デザイン賞(2019)、MAMA ベストアートディレクター賞(2019)。2024 年韓国へオルム国⽴劇場での舞台「マクベス」のポスターがClio Awards で2部⾨ゴールドを受賞。 都市とつながる展示空間 会場となっている麻布台ヒルズ ギャラリーは、多様な文化や表現が交差する場として企画された展示施設である。 アクセスは、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅から直結しており、駅の5番出口を利用することでスムーズに到着できる。実際に訪れてみると、駅と麻布台ヒルズが自然に接続された設計になっており、迷う事なく会場へ行く事ができる。 「花」をモチーフにした62名の俳優の世界観を表現 本展のテーマは「⼈間の最も本質的な美しさ」。 [caption id="attachment_28744" align="aligncenter" width="750"] (公式:内館画像)[/caption] 「花」をモチーフに、俳優⼀⼈ひとりの個性や存在感を引き出したビジュアル作品が合計124点展示されている。一枚一枚異なるディレクションがなされており、本展の為に撮りおろされた作品だ。 会場内には、ビジュアル作品の他、実際の撮影で使用した花を使用したフォトプロップスを、展示空間に合わせて、再現した立体作品が点在している。 撮影で使用しているフォトプロップスは、全て吉田ユニ氏ご本人が、一つずつ自らの手で制作されているそう。 撮影を疑似体験できるフォトブース ここでしか体験できないコンテンツとして、フォトスポットが用意されている。 フォトスポットの壁面裏に展示されているビジュアルの背景と同デザイン。 ぜひ展示の記念に撮影したいスポットだ。 制作の裏側を知る「メイキングエリア」 吉田ユニ氏の、俳優それぞれから受けるインスピレーションをデザインに落とし込み、実際の花で表現するという、類稀なる能力はいかにして生まれるのか。その片鱗をみることができるメイキングエリアが用意されている。 ここでは、撮影前のプレゼンテーションで実際に使用されたラフ画を、インスタレーションとして体験できる。将来、アートディレクター・デザイナーを志す方にとっては、普段目にする事のできない制作の裏側を見られる貴重な機会なので、ぜひ見てもらいたいコンテンツだ。 「⼈物と向き合う体験をして欲しい。」ーータイトルに込めた想い [caption id="attachment_28752" align="aligncenter" width="750"] ▲左から:吉⽥ユニ/キム・ヨンジュン[/caption] 韓国と⽇本、それぞれのクリエイティブシーンを牽引するお⼆⼈が、今回タッグを組むことになった経緯や、きっかけを教えてください。 キム氏:きっかけはシンプルで、ユニさんとは友達関係だったので、何か⼀緒にできたら良いねと以前から話していました。 「ポートレートの展⽰会をやろうと思っているんだけど、⼀緒にやらない︖」と提案しました。もともとユニさんの作品を知っていたので、展⽰会をきっかけにより親しくなりました。 吉⽥氏:⼀緒にやろうとずっと話していて、そういう提案をしてくださったことから、話が広がっていきました。2年前に韓国で個展をしたのがきっかけでヨンジュンさんとつながりました。 展⽰タイトル『Face to face』にはどのような想いが込められていますか。また制作過程において、お⼆⼈がまさに「向き合う(Face to face)」中で⽣まれたエピソードがあればお聞かせください。 吉⽥氏:タイトルはヨンジュンさんが考えてくださいました。 最初はお花と決まっていたわけではないのですが、少し進んだ段階で、お花をテーマにするのもいいかもねとなり、そこからすべてお花で、俳優さんに合ったイメージに仕上げました。私は作り込みに時間をかけることが多かったのですが、ヨンジュンさんは撮るのが早く、⼀瞬で撮ってくださいました。 キム氏:俳優さんたちのポートレートを携帯の画⾯で⾒ることが増えている中で、⼤きな作品として⾒てもらう機会をつくりたくて、今回のタイトルを「Face to face」にしました。 エピソードとしては、ユニさんは1つの作品に12時間ほどかけて作り上げていましたが、僕は15分ほどシャッターを切っただけです(笑)。 吉⽥さんの計算し尽くされたビジュアル構成と、キムさんの写真表現が融合する際、どのようなルールやこだわりを持って制作されたのでしょうか。互いのスタイルをどう活かし合ったのか伺いたいです。 吉⽥氏:ヨンジュンさんが私のアイデアを受け⼊れてくださったので、それに合う撮影⽅法を毎回考えてくださり、とても楽しかったです。ヨンジュンさんが考えてくださった撮影⽅法については、私も何も⾔わず任せて、信頼していました。 キム氏:最初に決めていたのは、ポートレート写真なので、⼈物がしっかり⾒えるライティングにすることです。それ以外は⾃由に進めました。 今回ユニさんと作業しながら驚いたのは、各⼈物に合った、その俳優が持つ魅⼒やオーラをさらに引き⽴てるアートワークを、毎回新しく⾒せてくださった点で、本当に感激しました。お互いの領域をリスペクトしながら、うまくプロジェクトを進められたと思います。 今回の展⽰は、⿇布台ヒルズギャラリーという特別な空間で開催されますが、空間構成において特にこだわった点や、来場者に「ここだけは⾒逃さないでほしい」という作品、または演出はありますか︖ 吉⽥氏:写真1枚1枚がしっかり⾒えるように全体としてはシンプルに⾒せながらも、空間の中に少しずつ撮影に使った要素を遊び⼼のように散りばめています。 キム氏:ポートレート写真展なので、まずは「⼈物がしっかり⾒えること」を最優先に考えました。 また、作品に使われた⼩道具なども空間内に配置していて、撮影の要素を感じられるようにしています。ちょっとした“シークレット的な要素”もあるので、そこも楽しんでほしいです。 実際に共同制作を⾏ってみて、相⼿のクリエイティビティに最も刺激を受けた部分や、⾃分⼀⼈では到達できなかったと感じる「新たな発⾒」は何でしたか︖ 吉⽥氏:私も普段の作品とは違って、フォトグラファーの視点が加わることで新しい世界が広がったと感じました。 特に、短い時間で俳優の⾃然な表情を引き出す⼒はすごく印象的で、その瞬間性が作品の魅⼒になっていると思います。 キム氏:今回のコラボレーションを通して、ポートレート撮影に対する視野やアプローチが⼤きく広がったと感じています。 これまでは「⾃分がうまく撮れればいい」と考えていた部分もありましたが、⼀緒に制作することで、⾃分では表現できない領域を補い合えることに気づきました。新しい表現の可能性や発⾒が連続する、とても刺激的な経験だったので、今回で終わらせるのではなく、今後も⼀緒に制作を続けていきたいと思っています。 この展⽰を楽しみにされているファンの皆様や、初めてお⼆⼈の作品に触れる⽅々へ、この空間を通じてどのような体験を持ち帰ってほしいか、メッセージをお願いします。 吉⽥氏:これだけ多くの俳優陣が⼀堂に会する展⽰はなかなかないと思うので、⼀つひとつの作品をそれぞれ丁寧に作り込んでいるのでじっくり⾒てほしいです。 キム氏:この展⽰では実際に⼤きなサイズで、⼈物と向き合う体験をしてほしいです。私がもっと頻繁に⽇本に来られるように、たくさんお越しいただけたら嬉しいです! *** 本展は、鑑賞にとどまらず、表現を志す人にとって多くの示唆を与えてくれる。どのように見せるか、どう表現するか、どこまで作り込むか。その問いに向き合うこと自体が、作品制作のヒントになるだろう。 『KIM YEONG JUN × YOSHIDA YUNI PHOTO EXHIBITION “Face to face”』は5月28日(木)まで 《展覧会情報》 『KIM YEONG JUN × YOSHIDA YUNI PHOTO EXHIBITION “Face to face”』 ⽇程:2026年4⽉29⽇(⽔・祝)〜 5⽉28⽇(⽊) ※会期中無休 時間:11:00-21:00 会場:⿇布台ヒルズギャラリー(〒105-0001 東京都港区⻁ノ⾨5-8-1 ⿇布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階) 料⾦:⼤⼈2,200円(税込)/⼤学⽣・専⾨学⽣1,500円(税込)/中⾼⽣800円(税込)/⼩学⽣以下無料/障害者⼿帳をお持ちの⽅1,500円(税込) 取材協力:株式会社TANK 取材/PicoN!編集部 市村 撮影/学生サークルSHATO 外山・八重樫 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
【展示レポ】種村有菜・30周年記念展が東京・池袋で開幕。誰もが憧れた少女たちの物語を生原画で巡る、あの頃のときめき。
ページをめくるたびに胸が高鳴った、あの頃。 そのきらめきは、時間が経っても消えることはなかった。 種村有菜・30周年記念展は、そんな記憶をそっと呼び起こす場所だ。生原画の一枚一枚に宿る線や色を追いながら、少女たちの物語を巡る体験は、ただの展示鑑賞にとどまらない。 種村有菜先生の画業30周年を記念した原画展は、東京・大阪・京都の3都市を巡る。「種村有菜 30周年記念展 きらめく少女たちの夢物語」東京会場が、4月17日(金)〜5月18日(月)の期間中、アニメイト池袋本店8階「Space Galleria」にて開催中。 [caption id="attachment_28678" align="aligncenter" width="530"] 種村有菜先生描きおろしビジュアル ©種村有菜/集英社 ©種村有菜/白泉社[/caption] 漫画家・種村有菜先生は、1996年少女漫画雑誌「りぼん」でデビュー。1998年に連載開始の『神風怪盗ジャンヌ』は累計発行部数600万部を突破する大ヒットとなり、テレビアニメ化。その後も『満月をさがして』、『紳士同盟✞』(しんしどうめいくろす)、『桜姫華伝』など人気作品を多く送り出してきた。 繊細な画風と、少女たちの強さと儚さを描く物語で、多くの読者の心を掴んできた。 筆者もまた種村有菜先生の作品に魅了された1人。『神風怪盗ジャンヌ』で、主人公・まろんの寂しさと向き合いながらも気丈に振る舞う姿に憧れた。『時空異邦人KYOKO』のファンタジーな世界観に惹かれ、誕生から眠り続ける妹・憂の秘密と、主人公・響古に隠された真実に、胸を高鳴らせながらページをめくった。『満月をさがして』は、難病を抱える主人公・満月が寿命というタイムリミットが迫る中、歌手になれるのか、英知くんと再会する事は叶うのか、と期待をしつつ、こども向けとは思えないとても重い現実も描かれており、幼いながらにショックを受けたが、種村先生のその優しい描写でハッピーエンドを迎えたのを今でも覚えている。 東京会場は、アニメイト池袋本店にある〈Space Galleria〉 会場は、東京・池袋駅から徒歩5分、アニメイト池袋本店8階の〈Space Galleria(スペース ガレリア)〉。 アニメ、マンガ、小説、ゲーム、演劇、アーティスト等、あらゆるジャンルからセレクトした作品世界を表現する、展示会専門のスペース。 アニメイトの店内に入って左手のエレベーターを上がり、左手に進むと、ギャラリーの入り口に辿り着く。 きらめく装飾がありなっちワールドの入り口 本展のメインビジュアルがお出迎えしてくれる。 カーテンをくぐると目に飛び込んでくるウェルカムムービーが、一気にあの頃の記憶を呼び起こしてくれる。 映像内には、種村先生からの挨拶も。最後までじっくり見てから次のブースに行こう。もうここで来て良かったと思ってしまう。 生原画で辿る少女たちの物語 ウェルカムムービーの後は、種村先生の生原画が各作品ごとに展示されていた。 『神風怪盗ジャンヌ』『満月をさがして』『紳士同盟✞』『桜姫華伝』『猫と私の金曜日』と順路を進んでいく。 各作品の世界観を踏襲した空間装飾も見所。 繊細な線、トーン技術、ホワイト処理、美しい原画を間近で見る事ができる。 本誌やコミックスでは見る事のできない細かな印刷指示がそのままの状態で展示されている。 どんな事が書き込んであるかは、ぜひ足を運んで確認してほしい。 コスチュームエリア 『猫と私の金曜日』の先には、コスチュームエリアが広がる。 [caption id="attachment_28687" align="aligncenter" width="750"] 衣装制作:chioriya[/caption] 灰音、ジャンヌ、桜、タクト、めろこの衣装をリアルに再現している。 制作者のchioriyaさんによると、コスチュームの後ろにもスペースを確保しているので、360度ほぼゼロ距離で見られます。との事。細部へのこだわりをぜひ会場でご覧いただきたい。 圧巻のカラー原稿が一堂に会する 今ではデジタル着彩が一般的だが、ここに飾られているのは、コピックなどの画材を使用したアナログ着彩のカラー原稿。種村先生の緻密な着彩を目に焼き付けて欲しい。 筆者が特に注目したのは、種村先生が高校生時代に描いた『時空異邦人KYOKO』のカラー原稿。隣には、連載時に作成された同じ構図の『時空異邦人KYOKO』のカラー原稿が並んでいる。 高校時代に描いた一つの物語を原点に、技術を磨き続け、プロの漫画家として連載作品へと昇華させた点に大きな価値がある。高校生時代の発想や情熱を一過性のものにせず、時間をかけて育て上げ、より多くの読者に届ける作品へと進化させたその歩みは、創作に対する強い信念と継続力の証と言えるだろう。 あなたの家にもまだあるかもしれない、あの懐かしの付録が勢ぞろい カラー原稿を見た後は、これまでの種村先生の執筆された作品を年代とともに振り返る年表とともに、「りぼん」に毎号ついてきた種村先生作品の付録や、応募者全員サービスのアイテムが展示されていた。 りぼんっこであれば、一度は申し込んだであろう「応募者全員サービス」 応募した方全員にアイテムがプレゼントされるサービスで、応募券とともに未使用の切手を指定金額分同封して申込む。 他誌が定額小為替という小学生としては、購入方法が分からないものを同封する指定だったのに比べ、切手を購入するという小学生でも分かりやすいアイテムで申し込みができた為、母に切手をねだって応募したのをとても覚えている。 ステーショナリーセットは、届けばすぐに学校に持ち込み、友達に自慢した。 持っていなかったバッグを友達が持ってきた時には、羨ましく思った。 付録を見ていると、小学生の時の記憶が鮮明に思い出された。 種村先生描きおろしの各作品のキャラクターたちのフォトスポット 最後のエリアはフォトスポット。 種村先生が描きおろした各作品のキャラクターたちの等身パネルが迎えてくれる。 満月とフルムーンの身長差に心躍る。 こちらもファンにはたまらない距離まで近づいて撮影する事ができる。 本当にファン想いの展示だった。 最後は、物販ブース。ファンにとってはたまらない複製原稿や、物語に登場するキャラクターのぬいぐるみや、アクリルスタンド、ふろく風便箋などお金がいくらあっても足りないラインナップが陳列されていた。 [caption id="attachment_28694" align="aligncenter" width="600"] ©種村有菜/集英社©種村有菜/白泉社[/caption] [caption id="attachment_28693" align="aligncenter" width="600"] ©種村有菜/集英社©種村有菜/白泉社[/caption] その中でも筆者がときめいたのは、キャラクターのアイテムをモチーフにしたチャーム! [caption id="attachment_28695" align="aligncenter" width="600"] ©種村有菜/集英社©種村有菜/白泉社[/caption] 杖ちょんがなんとグッズに!怪盗シンドバッドの剣も、逆滝のクリスタルソードも、桜の血桜もどれも物語から出てきたような造りにまじまじと見惚れてしまう。 ジャンヌのロザリオは新旧どちらにしようか迷ってしまう、、、。 本展開催を記念したトークショーや、コラボカフェも展開されている。 少女から、大人になり、そして、母になり、ときめきには、そっと蓋を閉じてきた。 きらめく少女たちの世界があなたを優しくあの頃に連れて行ってくれるだろう。 『種村有菜 30周年記念展 きらめく少女たちの夢物語』東京会場は5月18日(月)まで 《展覧会情報》 『種村有菜 30周年記念展 きらめく少女たちの夢物語』 【開催期間】2026年4月17日(金)~2026年5月18日(月) 【開催時間】10:00~21:00 【開催場所】Space Galleria 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-7 アニメイト池袋本店8F ※最終入場は閉場の30分前まで ※最終日5月18日(月)は17:00閉場(16:30最終入場) 【チケット】前売券:2,000円(税込)・当日券:2,200円(税込) 【大阪会場】 【開催期間】2026年6月19日(金)~2026年7月20日(月・祝) 【開催時間】月~金 11:00~20:00 土・日・祝 10:00~20:00 【開催場所】Space Gratus 〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4-15-17 アニメイト大阪日本橋別館3F ※最終入場は閉場の30分前まで ※最終日7月20日(月・祝)は17:00閉場(16:30最終入場) 【チケット】前売券:2,000円(税込)・当日券:2,200円(税込) 取材協力:株式会社ムービック 取材/PicoN!編集部 市村 撮影/学生サークルSHATO 宮田 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
挑戦と羞恥の先に、世界があった。 ——ブランド広告を撮るフォトグラファーの原点
「日本で写真を学びたい」「世界で活躍したい」——そんな夢を抱く人へ。留学生として日本で写真を学び、多くの挑戦と立ちはだかる壁を乗り越えて歩み続けてきた1人のフォトグラファー・陳明剣さん。 いまではNIKEをはじめとするブランドのメインビジュアルを手がけています。 学生時代の葛藤や努力、そして背中を押した恩師の言葉とともに、その原点をたどります。 挑戦を重ねて築いたキャリアと、現在のフィールド ー簡単に経歴を教えてください 母国の中国の大学では、グラフィックデザインを専攻していました。大学で写真を撮り始め、大学卒業後、2016年に来日しました。JCLI日本語学校(現:早稲田EDU日本語学校 王子校)で日本語を学び、2018年から2020年まで日本写真芸術専門学校に通っていました。 卒業後は、母国である中国に帰国して、カメラマンとして働き始めました。 2022年に自分のスタジオを立ち上げて、今は中国で広告写真などの商業写真を撮影しています。 ー現在の仕事内容について教えてください コマーシャルフォトグラファーをしています。 主に、広告のメインビジュアル(KV)や芸能人のイメージビジュアル、ブランドのlookbook、それから雑誌などの撮影をしています。 ー世界の現場で感じる、写真の醍醐味は? 街を歩いている時やショッピングモールを訪れた時に、ふと自分が手がけた作品を見かける瞬間があります。そのたびにとても嬉しい気持ちになりますし、多くの人が行き交う場所で、自分の撮影したビジュアルが実際に使われているのを見ると、大きな達成感と、この仕事を続けてきて良かったという実感が湧いてきます。 挑戦の現場で培った、プロとしての視点 ークライアントワークで意識していることがあれば教えてください 仕事をする上では、誠実さが一番大切だと思っています。 商業カメラマンなので、お金を稼ぐことも大事ですが、それ以上に、クライアント一人ひとりに100%の真心で向き合いたいと考えています。おかげさまで、「いつ連絡しても回答が早いし、すぐに問題を解決してくれてとても助かる。」とお褒めの言葉をいただく機会が多いです。 ー写真のお仕事に携わっているからこそ得られたスキルや技術があれば教えてください 写真という仕事を通じて、私は完全に計画を重んじる「J人」タイプになりました。 「J人(J型人格)」とは、MBTI性格診断において「Judging(判断)」タイプを指し、計画性、組織力、結果志向を重視する人々のことです。突発的な変化よりも整理された状況を好み、期限を守ることを大切にする傾向があります。 物事を前もって計画する習慣がつき、プライベートの旅行でも詳細なスケジュールを作成し、1日の流れをしっかり管理するようになりました。 ー仕事で大変だったと感じたことはありますか? ロケーション撮影では、天候に左右される事が多く、なかなか計画通りに撮影が進まない事が多く発生しますね。 一見華やかに見える撮影の現場ですが、体力的にも精神的にもハードな面があります。 体力面で言うと、標高5,000メートルの雪山で高山病と戦いながら雨に打たれてシャッターを切ったり、45度の夏日に熱中症で倒れそうになりながらカメラを回したり。忙しい時は、1日の睡眠が3時間なんてこともよくあります。 精神面では、クリエイティブな仕事だからこその葛藤があります。[自分の写真最高!]→[満足]→[壁にぶつかる]→ [自分への疑い]→[どん底]→ [変化と成長]→[再び、自己肯定]というサイクルを、だいたい1年周期で繰り返しながら進んでいます。 恩師との出会いが導いた、フォトグラファーへの道 ー日本で写真を学ぼうと思った理由を教えてください 日本の美学に惹かれて、日本を選びました。 大学時代にグラフィックデザインを専攻していた為、多くの日本のデザインに触れる中で、日本独特の美意識に強く惹かれていきました。中でも影響を受けたのが、グラフィックデザイナーの原研哉氏の思想でした。 愛読書の一つが、『Designing Design(デザインのデザイン)』です。同書は、デザインを単なる見た目の美しさではなく、「物事の見方そのものを設計する行為」として捉え直した一冊で、日本の美意識や“余白”の考え方などにも触れながら、日常の中に新しい価値を見出す視点の大切さを説いています。 ー進学先をNPIに決めた理由を教えてください 留学生向けの進学相談会でNPIの存在を知り、体験授業を申し込みました。NPIのオープンキャンパスで、詳しくお話を聞いて、その場ですぐに「ここだ!」と決断しました。 ーNPIでは、どんなことを学んでいましたか? 写真に関するあらゆる知識を学び、この2年間の学生生活を通して、ようやく自分なりの表現の軸を構築することができました。 ー学生時代はどんな作品を作られていたんですか? スナップ、風景、ファッションなど幅広く撮影してきましたが、メインは、ファッションポートレートゼミを専攻していた為、モデルを起用したファッションポートレートの作品を制作していました。 ー印象に残っている授業や先生はいますか? 一番印象に残っているのは、大野隼男先生の授業です。 [caption id="attachment_28531" align="aligncenter" width="750"] (写真)大野隼男先生プロフィール写真[/caption] 先生はいつも多くの機材を教室に持ち込んで見せてくださり、ライティングの技術を丁寧に教えてくださいました。写真に対する先生の真摯な姿勢に心を打たれ、「自分も将来フォトグラファーとして、100%の誠実さで仕事に向き合おう」と決心しました。 卒業して中国へ帰国する際、空港で待機していた時に、大野先生から中国語でメッセージが届きました。 「年轻时要面对很多挑战和羞耻感。这样你就可以成为一个很好的摄影师」 その言葉は、仕事でスランプになったり、壁にぶつかるたびに、今でも私の背中を押してくれます。 ー学生時代に力を入れていた活動はありますか? 自主制作の作品には、多大なエネルギーを注いできました。 ー在学中にこれはやってよかった、逆にやっておけばよかった事はありますか? 在学中に有志で参加した文化服装学院ファッション流通科スタイリストコースの学生たちとの作品制作です。スタイリストを目指す学生さんの好みをヒアリングし、どのような作品を制作するかを話し合い、撮影に挑みました。非常に学びの多い経験となりました。 [caption id="attachment_28535" align="alignleft" width="1024"] (写真)NPIのホールで行われた文化服装学院の学生さんとの顔合わせの様子[/caption] [caption id="attachment_28532" align="alignleft" width="500"] (写真)実際に撮影された作品[/caption] 隔離期間から始まった、フォトグラファーとしての挑戦 ー陳さんは、卒業後、すぐに母国の中国へ帰国していましたね。就職活動について教えください 卒業した2020年3月は新型コロナウイルスが流行し始めた時期で、卒業後はすぐに帰国しました。 3月中旬に帰国し、ホテルでの2週間の隔離期間中、ずっと履歴書を送り続けました。4月から面接を受け始めたのですが、 ある会社のディレクターから「新卒ならまずはアシスタントから始めるべきだ」と言われました。私はこう答えました。 「私のポートフォリオをご覧いただければ、撮影経験が十分にあることは理解いただけるはずです。ただ、商業撮影の機会が欠けているだけです。今の私はいわば『真っ白な紙』のような状態ですが、それは大きな利点でもあります。既存のカメラマンのようにスタイルが固まっておらず、非常に高い可塑性を持っていますから。」 この言葉が決め手となり、無事に初めてのフォトグラファーとしての仕事が決まりました。 ー新卒1年目から2年目の間にどのような経験をされたのか教えてください 会社の先輩方と一緒に参加する撮影は、そのすべてが学びの連続でした。 商業撮影の現場は、学校の教室よりもはるかに直感的です。撮影プランの企画、スタッフとの調整、現場のディレクション、そしてレタッチの管理まで、これらはすべて時間をかけて積み重ねていくべき経験だと実感しています。 ー学生時代の経験が今に活きているなと感じることはありますか? 学生時代に数多くのフィルム撮影に触れ、それぞれのフィルムが持つ特性を深く理解しました。 その経験が、現在のレタッチに非常に大きな助けとなっています。 ーこれから挑戦するあなたへ 年轻时要面对很多挑战和羞耻感。这样你就可以成为一个很好的摄影师 若い時はたくさんの挑戦と恥ずかしさに直面しなさい。 そうすれば、きっと良いカメラマンになれます。 取材/PicoN!編集部 市村 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
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