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【海外フィールドワーク】マレーシア滞在記

皆さんこんにちは!PicoN!学⽣編集部の畑中です。 ⽇本写真芸術専⾨学校には“フォトフィールドワークゼミ”というコースが設置されています。その“フォトフィールドワークゼミ”に在籍している友人の上村くんが、ゼミのカリキュラムの⼀環として、昨年の秋に約2週間に渡ってマレーシアでのフィールドワークを実施してきました。 彼が、海外に2週間滞在して撮影を⾏う際に、どんな準備をしたのか、どんな苦労があったのか、などを、⾊々と聞いてみました。 フォトフィールドワークゼミとは?? まず簡単に、フォトフィールドワークゼミについて紹介します。フォトフィールドワークゼミの最⼤の特長は、3年次に約180⽇間アジアを巡る撮影研修(フィールドワーク)を実施する点です。学⽣たち各々が⾃分のテーマを設定し、180⽇もの間、写真のことだけを考えてアジア各国を⾶び回る⽣活を送ります。彼らはこの旅を通じ、様々な歴史や文化、⼈との出会いなど、“写真”というツールを使って「世界」を体感することで、⾃⾝の価値観を広げてゆくことでしょう。 詳しくはコチラhttps://pfw.npi.ac.jp をご覧ください! マレーシアの撮影実習とは? マレーシアでの撮影実習は、3年次でのフィールドワークの予⾏練習として、9⽉15⽇から29⽇までの約2週間で実施されました。 学生たちは、実習期間中の宿の⼿配、現地での交通⼿段の確保、⾏動計画の作成などの作業を、全て⾃分たちの⼿で⾏いました。学生たちは⾃分のテーマを持っているので、そのテーマに沿った撮影に取り組みました。 上村くんは、幼い頃に図鑑に載っていた翡翠の写真に⼀⽬惚れをしてから⿃が⼤好きなので、今回の撮影テーマは「野⿃の撮影」だそうです。バードパークやフレーザーズ・ヒル(野⿃好きには定番のスポット)などを訪れました。 他のメンバーは、バスケの写真、街のスナップ写真、ポートレート作品など、撮影テーマのジャンルは多岐にわたります。 インタビューコーナー では、そんな上村くんに今回のマレーシアでの撮影実習について、気になったことをインタビューしてみます! 荷物について [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]⼤切な機材はどうやって持って行ったの?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]機内持ち込み荷物の制限が7kgだったので、カメラバッグにカメラやレンズを⼊れて⾶⾏機に持ち込む事ができなかったんだ。でも、⼤切な撮影機材を⼿荷物として預けるのは不安で…だからカメラやレンズは梱包材で保護し、肩がけのバッグに詰め込んで⼿荷物として持ち込んだよ。重いカメラバッグはキャリーケースに⼊れて⼿荷物として預けて、マレーシアの空港に着いてから撮影機材をカメラバッグに移し変えたよ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]持っていってよかったアイテムは?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]お茶とハンガー!お茶は、やっぱり⽇本のものが1番美味しい。ハンガーは、100円ショップに売っている折りたたみ式の物を持って行ったよ。ホテルのハンガーは固定式のものが多かったので、折り畳み式のハンガーは重宝したなぁ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]⾐服の洗濯はどうしてたの?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]お⾵呂に服と⼀緒に⼊って、ボディーソープで洗った!上下2着ずつしか服を持って行かなかったんだけど、毎⽇この⽅法で洗濯したから⼗分だったよ。 あとは、現地で⻑袖と半ズボンを買ったんだけど、計3着で15,000円くらいだった。店員さんは、なぜかずっと「なんでやねん」って⾔ってた(笑)[/word_balloon] 現地での⽣活について [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]現地での移動⽅法は?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]Grabというタクシーを主に使っていたよ。アプリで配⾞、⽬的地の指⽰、クレジット決済まで⾏うことができて便利で、30分の距離で500円くらい。街中で個⼈タクシーを捕まえると、⽬的地の説明を⼝頭でしなければいけないし値段も⾼いので、Grabがおすすめ![/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]現地では何を⾷べていたの?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]マレーシアはパンが美味しかったので、パンをよく⾷べたよ。あとは、うさぎ⾁やカップラーメンとかを食べた。うさぎの⾁は⾻が多く⼊った鶏⾁みたいだった。[/word_balloon] [caption id="attachment_19566" align="aligncenter" width="750"] パン屋さんで買ったチョコクロワッサン[/caption] [caption id="attachment_19568" align="aligncenter" width="750"] うさぎ肉の料理[/caption] [caption id="attachment_19567" align="aligncenter" width="649"] カップラーメン[/caption] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]泊まったホテルのことについて教えて![/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]計3箇所のホテルに泊まったんだけど、全てアゴダというアプリで予約したよ。1箇所⽬のホテルは窓がない部屋で、朝を迎えても真っ暗…。2箇所⽬のホテルは窓と冷蔵庫がついている豪華な部屋で快適だった。3箇所⽬は、窓もベランダもある部屋だったんだけど、クアラルンプールから離れていて不便だったな。あとは、エアコンがなかったので夜はとても寒かったから、防寒具を持っていけば良かった。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]海外研修に⾏く前と後で、マレーシアに対するイメージは変わった?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]変わった!今回行ってみて、マレーシアの料理が美味しいことや、マレーシアと⽇本の関係がとても良好なことを知れたよ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]初めての海外撮影で、困ったことを教えて![/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]はじめは⼤好きなカワセミを撮る予定だったんだけど、全くいなくて、現地の⽅に話を聞くとカワセミは半年に⼀度くらいしか⾒ることができないと⾔われてしまって…。どうしたら良いかと悩んだ結果、引率で一緒にきていた先⽣にチャットで相談をしたんだ。相談したおかげで「カワセミにこだわらずに現地の⾊々な⿃を探して撮影する」という撮影⽅針に切り替えられたよ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]2週間の撮影はどうだった?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]2週間⿃のことだけを考えて写真を撮れるなんてとても幸せだった。当初の⽬標だったカワセミには会えなかったけど、初めて⾒る知らない⿃に出会ったり、現地のバードウォッチャーさんと交流したり、とても楽しく2週間の撮影を⾏うことができたよ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]現地のバードウォッチャーさんとはどんな交流をしたの?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]⼀緒に撮影をしたよ!簡単な単語やジェスチャーで⿃の話をして、レアな⿃を⾒つけた時は⼀緒に盛り上がったよ![/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]ホームシックになったと聞いたけど、どうやって乗り越えたの?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]とある⽇の夜に、急にやることが分からなくなって、不安が押し寄せて寂しくなったんだ。その時は同じフォトフィールドワークゼミの仲間や、家族と電話をして乗り越えたよ。そこで僕は改めて家族の⼤切さに気づくことができた。慣れない環境のホテルの部屋に閉じこもっているからダメなんだと考えて、翌⽇以降はデータ整理の作業を外の公園でやったり、⾃然の中でぼーっとしたりしてた。そうして過ごすと、自然とホームシックは解消されたよ。[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_6205_750-300x300.jpg" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ハタナカ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]ズバリ、今年の海外フィールドワークの⽬標は?[/word_balloon] [word_balloon id="unset" src="https://picon.fun/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5271_750-300x289.jpg" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_shadow="true" name="学生編集部 ウエムラ" avatar_border="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]⿃にたくさん出会うこと。そしてかっこよく撮影する![/word_balloon] 上村くん、海外フィールドワークの出発前の忙しい時期に、取材に応じてくれてありがとうございます。彼の体験談が、皆さんの今後の撮影ライフのお役に⽴てれば幸いです! また、無事上村くんは海外フィールドワークへ出発しました。フォトフィールドワークゼミの学生たちが書いているブログも更新中です。ぜひご覧ください。 ブログはこちら ▶https://pfw.npi.ac.jp/blog/ 最後までご覧いただきましてありがとうございました! 学生編集部 畑中 [clink url="https://picon.fun/illustration/20240227/"] [clink url="https://picon.fun/photo/20231222/"] [clink url="https://picon.fun/photo/20230109/"]

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【写真学校教師のひとりごと】vol.11 木村美代子について

わたし菊池東太は写真家であると同時に、写真学校の教員でもあった。 そのわたしの目の前を通り過ぎていった若手写真家のタマゴやヒナたちをとりあげて、ここで紹介してみたい。 その人たちはわたしの担当するゼミの所属であったり、別のゼミであったり、また学校も別の学校であったりとさまざまである。 これを読んでいる写真を学ぶ学生も作品制作に励んでいるだろうが、時代は違えど彼らの作品や制作に向かう姿が少しでも参考になれば幸いだ。 ▼前回【写真学校教師のひとりごと】 [clink url="https://picon.fun/photo/20240318/"]   正直言って、まさか写真展をこんなにやるようになるとは思ってもいなかった。 ごく最近ので4回目である。 わたしが写真を見てきた学生たちの写真展は、いつの間にか総数で100回をゆうにこえている。 だがそのなかでも1人で3回以上開いた者は、わたしが知っている範囲で10人ちょっとしかいない。木村はその1人だ。 実家は果実栽培農家だ。桃と柿とぶどうを栽培しており、その家族の一員として、生計を営んでいる。 本人は意識していないと思うが、彼女の強みは、食べるためにシャッターを押さなくてもいいということだ。 つまり食うみちを写真ではなく別にもっているのが、彼女の大きな強みだ。数多くの者がそのことで大変な苦労を強いられているのが現実だ。 1994年「=Places of Birth=」 2021年「Feeling between A and B, …」 2023年「Feeling between A and B」 2024年「旅と公園と人と」 最初の展示は1994年である。 それからなにがあったのか、なかったのか、しばらくはなんの音沙汰もなく静かにすごす。 そしてなにか期することがあったのだろう、2021年からほぼ毎年個展を開いている。 わたしが注目しているのは、まだ公開はされていないが、実家の果樹園で撮っている写真だ。モノクロームである。 そのぶん思い込みがはいりこめる余地が多分にある。本人にはそんなつもりはないのかもしれないが、なにか自分の心のなかを覗き見しているかのような写真だ。 家族で栽培している果樹園の写真を撮るということは、自身の本心、本音につながりやすいのではないだろうか。 現在は作物やそれらの影を撮っているが、それらと自分の心の動きが連動をはじめるのも時間の問題だと思う。 家族と共に多くの時間を過ごし、そしてその間に何人もの人々と時間を共有し、それをその想いを作物にぶつけて、シャッターを押していけば、面白い写真ができてくると想うのは、わたしだけではないはずだ。 日記のように、毎日毎日畑に向き合い、そのときの想いを作物という鏡に写しだし、写真という映像におきかえるのだ。 もうすでにそういった状態にはいってきているのかもしれない。 この作業がどこまでできるか、どこまで突っこめるか、どこまで開き直って自分の心の中まではいっていけるかが、写真の深さや強さに現れてくるはずだ。 写真を撮ろうとおもってはじめたんだ、思い切って突き進んでみるのもいいかも。 いまがそのチャンスなんじゃないのかな。 木村美代子 1965年山梨県生まれ。 1985年山梨県立高等看護学院中退。 1988年日本写真芸術専門学校(報道写真専攻)修了。 1994年東京綜合写真専門学校研究科卒業。 個展 1994年 「Places of Birth(生まれ育ったところ!):夏休み」(平永町橋ギャラリー/東京) 1995年 「掌編写真展(small piece of photography)」(平永町橋ギャラリー/東京) 1995年 「フルーツ・パラダイス」(東川町文化ギャラリー/北海道) 1996年 「夏休み 1 ・2」(ギャルリ伝/東京) 1998年 「light!」(オレゴンムーンギャラリー/東京) 1999年 「日常と其処」(ギャルリ伝/東京) 2001年 「フルーツ・パラダイス」(山梨中央銀行・展示コーナー/山梨) 2021年「Feeling between A and B,…」(gallery DEN5/東京) 2023 年「Feelingsbetween A and B」(Alt_Medium/東京) 2024 年「旅と公園と人と」(ギャラリーヨクト) 他、グループ展多数 菊池東太 1943年生まれ。出版社勤務の後、フリー。 著作 ヤタヘェ~ナバホインディアン保留地から(佼成出版社) ジェロニモ追跡(草思社) 大地とともに(小峰書店) パウワウ アメリカインディアンの世界(新潮社) 二千日回峰行(佼成出版社) ほか 個展 1981年 砂漠の人びと (ミノルタフォトスペース) 1987年 二千日回峰行 (そごうデパート) 1994年 木造モルタル二階建て (コニカプラザ) 1995年 アメリカンウエスト~ミシシッピの西 (コニカプラザ) 1997年 ヤタヘェ 北米最大の先住民、ナバホの20年 (コニカプラザ) 2004年 足尾 (ニコンサロン) 2004年 DESERTSCAPE (コニカミノルタ) 2006年 WATERSCAPE (コニカミノルタ) 2009年 白亜紀の海 (ニコンサロン) 2013年 DESERTSCAPE-2 (コニカミノルタ) 2013年 白亜紀の海2 (ニコンサロン) 2015年 日系アメリカ人強制収容所 (ニコンサロン) ほか [clink url="https://picon.fun/photo/20220626_pfw/"] ↓PicoN!アプリインストールはこちら

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世界がパレットに!? 魔法のペン「Colorpik Pen」がクラウドファンディング・リリース

・今が盛りと咲き誇る「桜の色」 ・真夏の生命力にあふれる葉の「深緑」 ・古い鉄の、何とも言えず渋みのある「錆色」 など、この世界はさまざまな色彩で満ちあふれている。美しい色を目にするとつい「この色を再現してみたい!」とクリエイター魂を燃え上がらせるPicoN!読者も多いのでは? 今回取り上げる「Colorpik Pen」は、現実のモノの色彩を “スポイトツール感覚” でコピーできてしまうという、猫型ロボットもびっくりのハイテクガジェットだ。 https://youtu.be/xwkvpTZuh78 このColorpik Penを使うと、なんとペン先でモノに触れるだけで、その色をキャッチ&カラーコードに変換し(#008b8bや#dc143cなど)、タブレット描いたり、Illustratorなどの制作ツールに送ったりすることが可能になる(BluetoothやUSBに対応)。さらにさらに、アナログの描画にも使用可能! 内臓された専用インクが自動で混ぜ合わされて色が再現され、ボールペンのような感覚で描き出すことができる。 たとえば、道端で見かけたステキな花の花びらにチョンチョン……とColorpik Penで触れ、実物と全く同じ色を使ってデッサンをする。あるいは、お気に入りの絵師が使っている色彩をトレースしてみる。イケてるパッケージデザインの配色パターンを分析・研究する。ーーなどなど、ちょっと妄想するだけでもいろんな使い方が考えられ、夢は広がるばかりだ。 Colorpik Penは現在Kickstarterというサイトにてクラウドファンディング中。298ドル(約45,600円:記事執筆時のレートによる)での販売が予定されている。購入するかどうかはともかくとしても、「テクノロジーもここまで来たか!」と驚きをくれる最新アイテムだ。 ≫Colorpik Pen公式サイト   ↓PicoN!アプリインストールはこちら

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写真学生が追う「ゴジラの上陸ルート」

日本写真芸術専門学校に通う学生は、日々さまざまなテーマと向き合いながら撮影をおこなっている。 そんな中、公開から70周年になる日本初の特撮怪獣映画『ゴジラ』をテーマに卒業作品を制作した学生がいた。 「一作品のテーマとしてゴジラの存在はあまりにも大きかった」と語る泉沢七海さん(2024年4月NPI卒業)に作品への想いを聞いた。 [caption id="attachment_19626" align="aligncenter" width="855"] -芝浦- 上陸。電流の走る鉄格子をものともせず、熱線を吐き、鉄塔を溶かし進んでいった。[/caption]   3年間写真を勉強してきて、“それが好きだから”で終わらせたくはない 小さい頃スーパー戦隊がきっかけで特撮にのめりこんで、ゴジラ好き歴は10年くらいになります。 [caption id="attachment_19625" align="aligncenter" width="563"] 集めたゴジラグッズの数々[/caption] はじめは趣味で写真を撮りながら4大特撮(スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラ)の聖地巡礼をしていたんですけど、撮った写真をいざ並べたら、ゴジラだけ異質なことに気付いて。 スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラマンにはヒューマンドラマのパートがあるので、ヒーローたちと同じ目線に立った時の写真が撮れるんですけど、どうしてもゴジラとは同じ目線で街を見た時の写真が撮れないことに気付いたんです。 やろうにも空撮になってしまうんですよね。 [caption id="attachment_19627" align="aligncenter" width="855"] -銀座 松坂屋- 「もうすぐおとうちゃまの所へ行くのよ」と子どもを抱きかかえる母親。ゴジラを前に、生を諦めていた。[/caption] ゴジラの目線で街を撮るのはどうしても難しいから、まずはゴジラの上陸ルートを辿ってみよう!辿ったらなんか見えるかもと思って。 いくつか撮った写真をゼミの先生に見せたら「まずは1周つづけてみろ」と。 それを繰り返していたらどんどん写真は溜まっていきました。   ゴジラをテーマにして撮り始めたのは、はじめは趣味の延長でしたが、撮影を重ねるうちに“写真作品”としてしっかりと終わらせたい気持ちが強くなっていきました。 [caption id="attachment_19628" align="aligncenter" width="855"] -銀座 和光ビル-  時計が気になったのか、何回か時計に向かって吠えた後、そのままかじって壊してしまった。[/caption] シャッターを押すだけで写真は撮れるから、だからこそ難しい 写真学校に入学する前は、将来写真を仕事にしたいから仕事に活かせるスキルが学べればいいなと思っていました。でもいざ本格的に勉強してみたら、写真の表現の広さには驚きましたね。 シャッターを押すだけで写真は撮れちゃうからこそ難しくて、“写真の表現”というものをいつも考えながら撮っています。 [caption id="attachment_19629" align="aligncenter" width="855"] -国会議事堂-  当時一番大きかった建物。壊すだけでは足りなかったのだろうか。その上を踏んで歩いていた。[/caption] ゴジラの上陸ルートを追うと見えてきたもの ゴジラの上陸ルートを歩きながら最初は気になるものを撮っていました。そうすると、だんだんカメラが上を向いてきたんです。その時に、「ゴジラが見えてきたな」と思いました。 この写真は、一連の写真を見せるうちに先生からはじめて「これいいじゃん。ここにゴジラいるよ」と言われた写真です。 [caption id="attachment_19633" align="aligncenter" width="641"] -神田~秋葉原間-[/caption] 正直撮り始めた頃は迷っていて。最初は上陸ルートを辿って、“なんでゴジラはこのルートを歩いたのか?”をテーマにしようと思ってましたが、あまりにも難しくて。歩いても分からないし。 学者のレポートも読んだんですけど、答えが見つからずに…。 そんな時に先生から「ここにゴジラいるよ」と言われたから、“なんでこのルートを歩いた?”という視点からではなく、実際にルートを歩きながら撮影を重ねたことで、やっと“ゴジラがそこにいた”という存在を感じられるようになりました。 [caption id="attachment_19630" align="aligncenter" width="641"] -テレビ塔-  テレビの中継陣などゴジラには関心なかった。 記者は破壊の直前「いよいよ最期です。さようなら皆さんさようなら」と言い残した。[/caption] 確かにそこにゴジラはいた。それは写真の力だと感じる 今回のテーマは私が特撮好きということから始まっています。レンズを向けながら上陸ルートを辿ることで、確かにゴジラの存在を感じました。 ゴジラは気の向くままに進み、気が済めば帰っていく。痛みを感じ、敵と見做したものを攻撃する…。私は彼こそが生命の塊、人間の写鏡ではないかと考えます。 [caption id="attachment_19631" align="aligncenter" width="855"] -勝鬨橋-  破壊の限りを尽くし、浅草方面から隅田川を南下したゴジラ。 海に帰るため只々邪魔だったのかもしれない。[/caption] 世界中の人に愛され続けているゴジラはすでに、それぞれの"ゴジラ観"が形成されています。戦争へのアンチテーゼと言われていたり、災害的なイメージがあったり…。 私はそれぞれが持つゴジラ観を否定するつもりはありません。ただ、今回の作品を通してゴジラを考えるきっかけのようなものになってくれたらと思います。 [caption id="attachment_19632" align="aligncenter" width="855"] -隅田川- 撮影ルートのゴールとなる隅田川でこのクラゲと靴が川に浮いている写真を撮ったとき、自分の撮影とゴジラのラストシーン(液体中酸素破壊剤[オキシジェンデストロイヤー]によって骨にされたシーン)とがリンクした感覚があった。[/caption]  泉沢七海 2002年 群馬県生まれ 2024年日本写真芸術専門学校総合写真研究ゼミ卒業 instagram X(Twitter) [caption id="attachment_19656" align="aligncenter" width="563"] NPI卒業作品展 2024での展示の様子。ゴジラが歩いたルートと作品を会場一大きなプリントで展示した。[/caption]   ↓PicoN!アプリインストールはこちら

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2024春のクリエイティブ採集@渋谷

なかなか暖かくならない3月でしたが、無事温かい春の気候になってきました。 今回は、過去「秋」「冬」と記事にしました、渋谷で季節のクリエイティブ採集「春バージョン」です。 [clink url="https://picon.fun/design/20231101/"] [clink url="https://picon.fun/design/20231209/"]   2024年春の渋谷は、どのようにクリエイティブで彩られているのでしょうか。   渋谷スクランブルスクエア フジフィルム/インタックスミニの壁面広告。大きなピンクの色面と、やわらかなカラーバリエーションのチェキが春のウキウキ感、なにか思い出を記録したくなるような気持ちを盛り上げてくれる。   秋、冬とカラーリングを変えてきたスクランブルスクエアのデジタルサイネージの時計が、なんとモノクロ。意外でした。   マルジェラのディスプレイ。造花で表現された淡いナチュラルなピンクと、LEDネオン管のビビッドなピンクの対比が面白い。ミスマッチを楽しんでいるような気がします。   ハンズの春イメージ。カタチを変えても、ピンクと青みどりの組み合わせが同じなのでイメージが統一されている。   渋谷ヒカリエ 黄色とブルーが目を引く飲食フロアの広告。力強いカラーが活動的になる季節にマッチ。   いつからいたんだろう?「春」だからなのかわからないが、フロアガイドに腰掛けるマネキンたち。表面の色味がおもしろくピンクの大理石のようなテクスチャになっている。   パターン化されたグリーンとお花が敷き詰められ、高級感が演出されている。同じ花のモチーフを大きく拡大し、飛び出すかたちでレイアウトされており、その遠近感が見ていて楽しい。   「春ロゼのススメ。」写真全体の色調がロゼ色に寄せてあり調和している。手書き文字もカチッとしすぎていないリラックス感が演出されている。   ピンクの背景と春のお花で装飾され撮影されたビジュアル。色味から食欲をそそるおいしそうな雰囲気が出ている。   ピンクとゴールドによるデザイン。気持ちの良いピンクにゴールドが入ることで格式がぐっと上がった雰囲気がする。   シンプルなラインや図形で描かれた春のお花見(?)のイラストビジュアル。シンプルなイラストなのにカワイイがギュッと詰まっていて見ていて飽きない。   無印良品 「春は、はじまり。」そうだよなーと思いながらも、はじめて読んだキャッチコピー。あたらしいスタートは無印良品で揃えたくなる広告。   ロフト 「みつける」「渋谷で新発見。」あたたかい春を待ち望んでいた動物たちが春をうれしそうに感じているイラストレーション。なんと日本デザイナー学院の卒業生「こなつ」さんのイラストレーションでした。こなつさんXリンク   GUCCI 黄緑色と深い赤色、白い背景でなんとなく春雰囲気は感じるように思います。   FENDI 違和感をすごく感じるのですが、FENDIの広告と思うとその違和感がセンスの高さなのかな?と感じてしまいます。均等に並ぶ真っ白な雲。ロゴの上でスパッと切られているモデルさんの足。   渋谷パルコ パルコの2024SSの広告。「Believe It or Not!」目の前に見えるのは現実か空想か。春シーズンは「“SMART HOME”彼らはロボット?それとも人間?」というコンセプトで様々なビジュアルで展開されています。詳しくは専用Webページへ   PicoN!編集部 横山   ↓PicoN!アプリインストールはこちら  

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【PicoN!発】「#私を発掘してください」プロジェクト No.2

「#私を発掘してください」プロジェクトは、専門学校日本デザイナー学院(NDS)に通うクリエイターの卵たちが自由に発信できる場です★ きっとお気に入りのクリエイターが見つかるはず。第2回目の今回は、『はたさん』の登場です! はじめまして、はたと申します! イラストを描くのが大好きな学生です。  今回は、私についてお話させていただきたいと思います。  instagram X(Twitter) まずは普段描いているイラストを紹介します。  こんな感じで、かわいい雰囲気の元気な少年少女を描くのが大好きです! 特にゴーグルをつけていたら最高ですね〜!    絵を描き始めたきっかけ  きっかけは特になくて、小さいころからずっと絵を描いては親に見せていました。 この頃は動物や虫の絵を描くのが好きで図鑑を見ながらずっと描いていたのを覚えています。 周りに褒めてもらったり、「描いて!」と言われたりするのが嬉しくていつまでも自由帳に向かっていました。    こだわり  私が絵を描くときのこだわりは、キャラクターの表情です。  見た人が引き込まれるような表情を描けるように試行錯誤していますが、なかなか難しいです。絵描きあるあるだと思いますが、夢中になっていると自分の顔まで描いているキャラと同じ表情になってしまうのでいつも気をつけながら描いています!  また、その周りの小物にもこだわっています。ゴーグルはもちろんのこと、動物やレトロなものなど自分のテンションが上がるものをいろいろ詰め込んでいます。このキャラクターに何を持たせようかとか、どんな絡みをさせようかなど考えながら描くのが一番の楽しみです。    これからやりたいこと 私の夢は、自分の作品でたくさんの人に笑顔にすることです。 これからはもっと展示やイベントに参加して活動を広げたいと思っています。 仕事をしながらなのでなかなか時間を取ることが難しくなりそうですが、夢を叶えるために色々なことに挑戦したいです。  また、最近ではアニメーションの勉強も始めたので動画作品も増やしていきたいと思っています。  こちらは卒業作品で制作した初めてのアニメーション作品です。  https://youtu.be/F6bZDroKSbc 基本飽き性な私がここまでイラストを続けられたのは周りの皆様の応援があったからだと思います。 学校にいる間もたくさんの方々に励まされて、毎日楽しく描くことができました。 本当に感謝してもしきれないです。  これからも好きなものを元気に楽しく描いていこうと思いますので、温かく見守ってくださると嬉しいです!  ここまで読んでくださりありがとうございました!  はた instagram X(Twitter) ↓PicoN!アプリインストールはこちら

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