【クリエイターの就活】履歴書を書くのが苦手な5つ理由と対処法

私は専門学校日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校のキャリアセンターで毎日平均2〜3人の個別相談を行うスタッフです。

学生からのよくある質問に「履歴書が上手く書けません」があります。

とはいえ、私自身の就活を振り返ってみた時に、最初からスラスラと書けたかというと、まったく出来ていませんでした。

しかし、先輩スタッフに聞いたり、就活に関するの書籍を何冊か読み込んでいくうちに、いくつかの「共通点」が見えてきました

そこで今回は、これからクリエイティブ業界で働く上での「苦手意識を持つ5つの理由」や「苦手意識を克服するための考え方」について解説します。

履歴書が上手く書けません
苦手意識克服方法はありますか?

このような疑問に答えます。

 

本記事の内容

苦手意識を持つ5つの理由

苦手意識を克服するための対処法

 

苦手を克服するための対処法

今の学生が履歴書作成に苦戦するのは、単なる「文章力の低下」といった単純な理由ではなく、時代背景やコミュニケーションスタイルの変化が大きく影響していると考えています。

なぜ苦手意識を持ちやすいのか、主な要因を5つに分けてみました。

1. 「正解」を求めすぎる傾向

今の学生は、ネットで検索したりAIを使えばすぐに「正解」や「お手本」が見つかる環境で育っています。
そのため、履歴書のような正解のないものに対しても、「どう書けば落とされないか」「何が正解なのか」を考えすぎてしまい、自分の言葉で書くことにブレーキがかかってしまう傾向があります。

2. 「ショートメッセージ」と「フォーマルな文章」の乖離

普段のコミュニケーションがSNS(LINE、X、Instagramなど)中心であるため、ショートメッセージで即興的なやり取りには長けていますが、結論から述べて根拠を提示する「型」のある長文を書く機会が減っています。

  • SNS: 共感やノリが重視される
  • 履歴書: 論理性や客観性が重視される

このギャップを埋めるのに、多大なエネルギーを必要としているように感じます。

3. 「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」のハードル上昇

就職活動の早期化や情報過多により、「平凡なエピソードでは通用しない」というプレッシャーを強く感じています。
  • 「美術部で部長をやった」
  • 「バイトで売上を上げた」
といったエピソードを、何か特別な実績に変換しなければならないという強迫観念が、筆を重くさせているように感じます。

4. 自己分析の難しさ(メタ認知の壁)

自分の強みを客観的に把握し、それを言語化する「自己分析」は、そもそも大人でも難しい作業です。

特に今の学生は、周囲と比較しやすいSNS環境にいるため、自分の持ち味を「誰にでもある普通のこと」と過小評価してしまい、アピールポイントとして書き出せないことが多いようです。

5. デジタル化による「手書き」や「形式」への不慣れ

PCやスマホでの入力が当たり前の中、履歴書特有の「正式名称で書く」「年号を統一する」「証明写真を貼る」といった細かい形式上のルール(作法)が、煩わしく、かつ難易度の高いものに感じているようです。

苦手意識を克服するための対処法

もし、身近な学生さんやご自身が悩まれているのであれば、以下の視点を持つと少し楽になるかもしれません。

  • 「すごいこと」を書こうとしない: 企業が見ているのは結果の大きさよりも、そのプロセスでの「思考」や「行動の癖」です。
  • 箇条書きから始める: 最初から文章にしようとせず、まずは要素を書き出してから繋げる「組み立て作業」だと捉える。
  • AIを「たたき台」にする: 最近ではAIを使って自己分析の壁打ちをしたり、構成案を作ったりすることで心理的ハードルを下げることができます。ただし、エピソードなど文章の肉付けはあなた自身で行いましょう。

まとめ

現代の履歴書は、単なる書類選考の道具ではなく、「自分という人間をどう定義するか」という非常に高度なクリエイティブ作業になってきていると言えるかもしれません。

 

PicoN!編集部 かみさく

 

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