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クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.21〉―KASSA OVERALL

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

私本業はとある会社でサラリーマンをしており、
新規事業の開発や事業推進をかれこれ5年程従事しております。
(ビジネスパーソンというと意識高いので、サラリーマンと書いておりますが
呼称に対してイラつく方がいらっしゃったらご容赦ください。)

10年以上会社組織でサラリーマンとして働いていると、重要なことが
「期待値を超える」
ということだと最近感じることが多々ありました。

サラリーマンで「期待値を超える」には
クライアント、上司、関係者…ステークホルダーが
想定する以上のアウトプットを出すことであり、
それを継続してやり続ける人々が、新しい案件が発生した際に呼ばれたり、
不確実な面白い案件の打席に立つことが出来ます。

サラリーマンだけでなく、
クリエイターの皆々様は生み出した作品やパフォーマンスで
観客の期待値を超えるUX(=体験価値)を提供することで
ファンを獲得、維持、拡張していっています。

ちょっと前の事例ですがU2がラスベガスで行ったライブも
最新のテクノロジーと舞台演出、圧巻のステージングで
期待値を超えた体験にだったかと思います。

 

今回ご紹介するのは私が最近ライブに行って「期待値を超えた」体験をした
アーティストKASSA OVERALLについてです。

KASSA OVERALLについて

KASSA OVERALLはシアトル在住の
超絶技巧のジャズ・ドラマー兼プロデューサーです。
近年のJAZZが様々な音楽ジャンルを越境しているのを体現するかのように
JAZZファンだけでなくあらゆる音楽ファンを虜にしております。

今年の3月にはエイフェックス・ツインやフライング・ロータス、
スクエアプッシャー等の元々はエレクトロ系の
名門レーベルである〈Warp Records〉との電撃契約を発表!
5月26日にはアルバム『ANIMALS』をリリース。
すべての楽曲がジャズ、ヒップホップ、エレクトロなどを絶妙に融合しており、
すべての音楽ファンを唸らせるだけでなく
自身のアヴァンギャルドな実験性と美学を貫いた。
間違いなくJAZZ界のみならず、
音楽の未来の一つの形を提示しているアーティストである。

KASSA OVERALLの期待の超え方

私が体験したのは、今年の10月19日WWWXで開催した来日ツアーでした。
前述の『ANIMALS/KASSA OVERALL』にやられてライブの参加を決意。

是非みなさんもこの音源を聞いて欲しいのですが、いかがでしょうか?
上述した通り様々な音楽の融合がされていて
素晴らしいのだが、音像としてはクールではないだろうか?
精緻な音の重なりとリズム感、変幻自在のフロー。
いい塩梅のJAZZとそれ以外の音楽の融合。
バカみたいな言葉でいうと「オシャレ」じゃないでしょうか?

私も含めてライブ会場の観客はその印象を持っていたかと思います。

そのライブでは、またしてもバカ発言ですが
太い!タイト!ダンサンブル!リズミカル!パワフル!
作品には要素としてあまり感じられないファンキーさ全開!
KASSAはラッパー然と観客にコール&レスポンスを求め
メンバーのトモキ・サンダース(ファラオ・サンダースの息子!!)は
会場に飛び降り、走り回るなどのステージングも!
期待値の超え方が
「クールなキャラかと思ったらめっちゃ熱い人でギャップ萌えです~♡」
みたいなライブでした。

WWWXでは無いですがライブでの熱さを感じるライブはコチラ↓

クリエイターの皆様もそうでないみなさまも
色んな期待値の超え方があると思いますので、
それぞれのやり方でイイ感じに周りの人の期待値を超えて
色々サヴァイブしていきましょう。

ひとまずKASSA OVERALLが次回来日したら
マジでライブでギャップ萌えにはせ参じるのがオススメです!

文・写真 北米のエボ・テイラー

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