2021年Bestゲームをシェアします♪ゲームクリエイター科講師が推すゲームとは!

今年も残すところ10日余りとなりました。皆さまにとって、2021年はどんな年になりましたか?

クリエイティブに興味のある皆さんは、素敵な作品との新たな出会いがありましたか?そんな出会いのきっかけにPicoN!がなれてていたら嬉しいな…なんてことを考えながら今回の記事をお届けします。

 

さて、専門学校日本デザイナー学院九州校には、ゲームやCG制作を基礎から丁寧に学べる【ゲームクリエイター科】があります。

今回は、この学科の講師に
『2021年にリリースされたゲームで1番推せるゲーム(Best推しゲー2021)』
を聞いてみました!
業界でも活躍されているプロの講師は、どのゲームを推したのでしょうか?今回教えてくれたのは、ゲームクリエイター科講師の大城貴之先生です。

 

 

スタッフ)大城先生本日はよろしくお願いします!
さて、今回は2021年にリリースされたゲームの中で、1番推せるゲームを教えていただきたいと思っています。

その前に、大城先生の人生で1番最初にプレイされたゲームを伺ってもよろしいでしょうか?

大城先生)私が1番最初にプレイしたのは、
ゲームボーイソフト『スーパーマリオランド2 6つの金貨』(1992年/任天堂)です。
まだ幼かったときに、初めて触れたゲームでした。

昔も今も、私が推せるゲームというのは「そのときの自分が新しさを感じるもの」だったりします。今までの自分が体験したことのないことを伝えてくれるゲームに魅力を感じますね。その点で『スーパーマリオランド2 6つの金貨』は何度もやり込んだゲームです。今でも、皆さんにお勧めしたいゲームの1つです。

 

スタッフ)ありがとうございます。実は私も大好きな作品ですので、ぜひ読者の皆さんにもプレイしていただきたいですね。
ただし!今回は2021年にリリースされたゲームから選んでいただく企画となっています!

それでは、早速お答えいただきましょう!

大城先生が選ぶ、Best推しゲー2021はどの作品でしょうか?

大城先生)それでは、発表します!!

私が選ぶ2021年最高のゲームは・・・

 

 

『ガーディアンテイルズ』です!

■ガーディアンテイルズ公式/https://guardiantales.jp

開発:Kong Studio 日本語版:Kong Studio/Yoster

 

最近プレイしたゲームの中で、新しい体験に加えて、懐かしい体験をさせてくれたゲームを選ばせていただきました。

このゲームはスマートフォンなどでプレイするソーシャルゲームです。基本的に謎解きをしながらステージをクリアしていくという感じでストーリーを進めていきます。
昔ながらの王道RPGに寄ったシステムになっているのですが、
色々な小ネタを散りばめてくれていたりしていて、ゲームファンの心を鷲掴みにする仕掛けが、とても心地良いのです。

私が推しゲーと発表しておきながら、言うのも心苦しいのですが、この作品、日本では流行らないのでは?とも思っています。若い世代の方に爆発的に人気が出るというよりも、
30歳以上の世代に響くゲームかもしれませんね。笑

 

『ガーディアンテイルズ』が他のゲームと比べて、特に優れたポイントなどあったのでしょうか?

大城先生)今年リリースされたソーシャルゲームでいうと、高いスキルを持っている、他のプレイヤーより優れたアイテムを持っているなど、課金やガチャによってゲームの進行具合が変化するものが多かった気がします。

トレンドなので仕方のない部分もありますが、私は、
プレイヤーの技術によって進行具合が変化するゲームというのが好みです。この点で『ガーディアンテイルズ』は優れていました。

この作品もソーシャルゲームですので、課金やガチャを行うことはあります。
ただ、永遠に課金をしないとお気に入りのアイテムが手に入らないというものではないのです。

少しポイントを貯めておけば、好きなときにアイテムやキャラクターと交換ができます。
いつでも欲しいアイテムが手に入れられるため、プレイヤーは、一定の期間に焦って大量の課金をする必要もありません。
また、ポイントを貯めるメリットが低くなったことで、プレイヤーが定期的にポイントを消費する可能性が高くなります。運営側もプレイヤーのポイント溜め込みを阻止することが可能になるのです。

このことで、継続的なアクティブプレイヤーの確保ができていると思うのです。
プレイヤーと運営がどちらもが幸せになるシステムに好感を持つことができました。

課金やガチャに専念し過ぎないで良いことで、この作品の楽しみの本質である「謎解き」の部分を満喫することが出来るという点が優れていると感じます。

 

↑大城先生ご自身のタブレットで『ガーディアンテイルズ』を解説していただきました。

 

他のゲームで気になるものはありましたか?

大城先生)有名タイトルのゲームが多数リリースされた年ではあったのですが、新しさを感じると言われると、あまりピンとくるものが無いように思います。

『ガーディアンテイルズ』以外に、今年新しさを感じたゲームというと、
任天堂のゲーム機器で遊べるようになったメガドライブのゲームですね。
とても古いゲームばかりなんですが、今年遊べるようになったということで、取り上げさせてください。笑

 

スタッフ)わかりました!笑

古いゲームが最新の機器で再び遊べるようになったということですが、どこに輝きを感じたのでしょうか?

大城先生)不思議なゲームが本当に多かったです。

そのメガドライブのゲームでも『ガンスターヒーローズ』は特に面白かったです。
とても難易度が高く、やり込み要素が多いというのも良かったのですが、プログラミング技術としても目を見張るものがありました。

3D技術などが発達していない時代に制作された作品なのですが、2Dグラフィックオブジェクトだけで3D表現をしているんです。
ゲームを作りたい学生などには、昔のゲームに是非とも触れていただきたいですね。

 

「昔のゲームに触れて欲しい」という言葉の真意はどういったものなのでしょうか。

大城先生)私は、ゲームの技術というものは、これまでにリリースされたゲームで既に確立されていると思っています。

昔のゲームというのは、その技術の部分がダイレクトに理解しやすいんです。今のゲームは、演出などで技術の部分が見えづらくなっている作品も多いです。
このため、ゲームを学ぼうと考えている方には、昔のゲームに多く触って、技術を体感・吸収して欲しいですね。

 

スタッフ)大城先生ありがとうございました!

今回は大城先生の視点で、推しゲーを紹介していただきましたが、皆さんそれぞれの好みで好きな作品を見つけていただきたいですね。

 

大城先生)そうですね。好きなゲームを心から楽しんで、年末年始も過ごして頂けると嬉しいです。

でも、ゲーム制作を学びたい方、そしてNDSの学生たちに伝えたいことは「とにかく色んな作品をプレイして、技術を吸収してください!」ということですね。

 

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