PCに訪れる突然の悲劇。その時、あなたが出来ることとは?
お洒落なカフェでコーヒーを片手にデザインをする。
カフェの窓際でデザインをしていると、よく見かける光景です。
「カフェインが無いと作業が進まない!」という方もいると思います。
ーーーこの後、悲劇が起こることも知らないで・・・。
そうです。この地球上では液体はこぼれるのです。
経験された方だったら理解していただけるのではないでしょうか?
PC横に置いたコーヒーカップに、自分の手が引っかかってしまった瞬間に頭が真っ白になる感覚を。PCに液体が降り注いだ時の絶望感を。
でも、まだ諦めないでください!
あなたの行動次第で、PCを救うことが出来る可能性は大いにあります。
絶望している暇はありません。
以下の項目をチェックして、あなたの大切なPCとデータを救いましょう!
①最初が肝心!即座に電源を落とす!
液体をこぼしてしまったときの最初の対応で大きく明暗が分かれます。
とにかく、急いでPCの電源を落としてください!
正規の終了手順を踏んでシャットダウンしている暇はありません。
電源ボタンを押して即座にPCの動作を止めましょう!
②PCを裏返す!
PCが液体に浸かっていれば急いで水分を拭き取りましょう。そして裏返す!
PCの内部基盤に液体が到達してしまうことを阻止するのです。
ノートPCの場合は、ディスプレイを開いた状態で裏返しましょう。
PC内部に液体を出来るだけ入れないことが必要です。
③電源コード・バッテリーを外す
感電しないように注意しながら、電源コードやバッテリーを外しましょう!
これらがPCに付いている状態だと、内部で通電が行われている可能性があります。
まず、ここまでの手順を速やかに行うことが重要です。
少なくとも①〜③は、脊椎反射で行える程度に、日頃からイメトレをしておきましょう。
さて、目に見える液体が取り除けたあとは、慎重に作業を進めていきましょう。
④内部を乾かす
分解できたり、キーボードを外せるPCの場合は、内部の液体を徹底的に乾燥させていきましょう。コーヒーの中に糖分が入っていたりするとベタついたりもします。拭き取りができる部分は丁寧に、そして慎重に拭き取りましょう。
仮に乾いたと思っても電源を入れるのは時期尚早です。念には念を入れて、しっかりと乾かします。なお、乾燥させる際にドライヤーを利用することは電気系統のトラブルを避けるためにお勧めしません。
⑤専門家にお願いする
ご自身でできることはここまでです。専門家のいるショップなどに行き相談をしましょう。
専門家に見てもらうと費用が発生しますが、出来るだけプロに見てもらいましょう。
以上がPCに液体をこぼしてしまったときの対応となります。
もちろん、普段からデータのバックアップを取ることも重要です。
また、ご自身に熱湯がかかった場合などは、身の安全を最優先させてくださいね。
最後に、とある男性の話をしましょう。
彼は大好きなカフェラテでPCを浸水させました。
即座にPCの水分を拭き取り、翌日電源を入れるとディスプレイが復活しました。
彼は喜び、そして再度PCでデザイン制作をスタートさせました。
しかし数分後、急にPCが発熱し出したかと思うと、ディスプレイが真っ暗になりました。
それ以降、彼のPCが起動することはなかったそうです。
本日、私はその後悔と経験をもとに、この記事を執筆しています。
皆さんもご自身のPCを大切に扱ってあげてくださいね。