ネットミュージックシーンでも活躍！現代のおしゃれとレトロの使い手「木澄玲生」ワールド〈後編〉

お待たせしました！

フリーイラストレーター
木澄玲生さんのインタビュー後編です。

前編はコチラ

2022.07.01

ネットミュージックシーンでも活躍！現代のおしゃれとレトロの使い手「木澄玲生」ワールド〈前編〉

今回は、若手フリーイラストレーターの 木澄玲生（きすみ れい）さんを取材させていただいた記事を〈前編・後編〉でお届けします。 レトロなのに新しい、 ポップなイラストが人気の木澄さん。 ネット音楽業界でも活躍し多忙な...

木澄 玲生／Kisumi Rei

1998年生まれで、現在フリーランスイラストレーター・デザイナーをされていらっしゃいます。
専門学校日本デザイナー学院九州校卒業後、フリーランスのイラストレーターとして本格的に活動を開始し、現在活動2年目を迎えております。その実力が認められ、「ILLUSTRATION2021」(翔泳社)や「ネオレトロ イラストレーション」(PIE international)掲載作家にも名を連ねました。
各SNSやpixiv、Skebをはじめとして、様々な場でイラスト作品を公開しており、制作依頼の受付やグッズ販売を行ってきました。
バーチャルシンガー花譜、可不、理芽、存流など数々のMVイラストや、バンダイナムコエンターテインメントが展開する音楽原作キャラクタープロジェクト「電音部」にてジャケット及びコラボグッズのパッケージイラストを担当するなど、音楽の世界でも目覚ましい活躍を見せています。
＊Twitter／@kisumirei41
＊Instagram／@ kisumirei

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今回は、木澄さんの私生活やイラストレーターとしての今後に迫っていきます。

お仕事以外の趣味について

編集部｜
Twitterの投稿を見ていると釣りや乗馬など、私生活にはアクティブな印象を受けますが、お仕事以外の生活はいかがですか？

 

木澄さん｜
まあTwitterを見ていただいた通りなんですけど（笑）体を動かしたり、部屋以外のところに居るのが気分転換というか、刺激として好きで。

本当にいろんなことしたいですね。
折角の人生なので、いろんなことを経験したいんですよ。

“イラストレーターとして”と言うよりは“私という人間として”って感じなんですけど、それが結果としてイラストの制作につながる場合もあったりするし、経験がない事はとりあえずやってみるか精神です。

今興味があるのは、気球に乗ることとダイビングの免許を取ることですね。

 

編集部｜
そのように色々なことに挑戦して経験を得ていく事が、イラストを描く際のアイデアにも繋がっているんでしょうか？

 

木澄さん｜
そうですね、インスピレーションの元になってます。

私は、海とか水とか魚とかが好きなんですけど、写真や映像だけで見るよりも実際自分の目で見たものの方がきっと良いと思うんです。

海の中にいる魚を見るためには自分が海の中に行かないといけないわけで、じゃあどうするかって考えたら、ダイビングでもするかーってなって。

 

編集部｜
なるほど…本当にアクティブなんですね！

そういった行動力が良い作品作りやフリーランスで活躍されている今に結び付いているのでしょうね。

それから、
木澄さんってすっごいおしゃれですよね。

 

木澄さん｜
そうですかね(笑)

 

編集部｜
ファッションとかも
お好きなのかなあと思ったのですが、

 

木澄さん｜
ファッションは好きですね、すごく。

やっぱりそれは好きな（作品）、カードキャプターさくらの影響じゃないかと思ってるんですけど、「お着替え」って言う概念そのものが好きなんです。
服って、TPOに合わせたり自分の主義主張を表すものじゃないですか。単純に面白いんですよね。

それを自分でも表現したいし、もっと勉強して「その人がその服を纏(まと)っている意味とは」みたいな事を考えたり…。
毎回そこまで深く考えて見てるわけでは無いですけど(笑)

突き詰めていくとそういう部分もあるのかなあと思いますね。

 

編集部｜
木澄さんご自身はどんな格好をするのが好きなんですか？

 

木澄さん｜
どんな格好…そうだなあ、
端的に言えば人に舐められない恰好かなあ(笑)

最近はジェルネイルを自分でやるのにもハマっていて、昨日も付け替えたばっかりなんです。

 

編集部｜
なるほど、たとえば「街中を歩いていて道を尋ねられにくい格好」とかでしょうか。

 

木澄さん｜
そうですね(笑)あまり聞かれたくないですねえ。

なんというか、関わっていく対象を自分で選びたいんですよね、趣味であろうが人であろうが。

自分らしいオシャレもしたいですし、若手だからこそあまり甘く見られないような雰囲気を纏(まと)いたいですね。

 

編集部｜
私はよく道を聞かれるので…木澄さんのお好みとはだいぶ離れているかもしれませんね、

 

木澄さん｜
いえいえ、それは本人の優しさがにじみ出ているんですから、そういった雰囲気も大事にして下さい！

 

編集部｜
ありがとうございます(笑)

木澄さんはひとつの系統が好きっていうよりは、いろんな格好をするのが好きなんですか？

 

木澄さん｜
そうですね。それこそ乗馬をしに行ったときはオーバーオールとTシャツというすごくラフな格好で乗ったんですけど、

また別の日に、普通に街に買い物行ったとき、待ち合わせた友達に開口一番言われたのが「なんか今日ジョジョみたいだね」って。

わかりますかね、こう、ちょっと派手な感じ。

街中を歩くから人とたくさん近づくじゃないですか、それを考えて舐められないように少しジョジョっぽくなったりします(笑)

そんな感じで、行く場所や目的に合わせて色々な格好をするのは好きですね。

 

編集部｜
なるほど。木澄さん自身も、意味を考えて服を選んでいらっしゃるんですね。

お話を聞いていると木澄さんは自分をしっかり持たれていると感じるので、本当に素敵だと思います。

 

木澄さん｜
ありがとうございます。

今後の活動・目標について

編集部｜
これからの目標や挑戦してみたいことなどありますか？

 

木澄さん｜
難しいですねえ…。というのも、挑戦したいことがあり過ぎるんです！

あげていくとキリがないんですけど、リアル衣装のデザインをしたいのは前々からありますね。

実際にアイドルの衣装とか、声優さんがライブイベントなどのステージ上で着る衣装のデザインとかしてみたいです。

その人が着るにふさわしい服をこさえたいなっていう。

 

編集部｜
イラストレーターさんの中で服のブランドとコラボしてらっしゃる方々もいますもんね。

 

木澄さん｜
そうなんですよ。
私が一番好きなブランドは無理かもしれないんですけど、いつかね、実際に生身の人間に来てもらえるような服のデザインがしたいなっていうのが一番に出てきますね。

でも2次元のキャラクターとか3Dモデルの子たちが着る服のデザインとかもどんどんやりたいですね。

 

編集部｜
VTuberさんの衣装とかもですか？

 

木澄さん｜
そうですね、そういうのもいいなあと思うし。
あとはでっかいフィギュアとかになってほしいですね。

髪の毛とかスカートとかがぶわぶわしてるのを立体で表現したいからフィギュアになってほしいです。

 

編集部｜
でっかいフィギュアですか…もう等身大くらいでしょうか。

 

木澄さん｜
等身大はだいぶ大きいですね(笑)
1/8スケールくらいでもいいです！

自分の描く絵や趣味と相性のいいところで言うと目標はこんな感じですかね。

イラストレーターを目指している方へのメッセージ

編集部｜
今イラストレーターを目指して頑張っている方々に伝えたいことはありますか？

 

木澄さん｜
イラストレーターとして活動する上で大切なことって2つあると思っています。

「心身が健康であること」と
「締切を守れること」ですね。

そこだけ死守していただければお仕事として成り立つと思います。

画力とかはね、好きでやってれば自ずとついてくるので、その2つに気を付けて楽しく活動を続けていって、夢を叶えてもらえたらなあと思います。

 

編集部｜
こんな新人さんが出てきたら一緒にお仕事してみたいとかありますか？

 

木澄さん｜
うーん…いろんな方と仕事してみたいんですよね。

実際に関わってみないとどんな化学反応が起きるかわからないから、年上の方も年下の方も色々スクランブルした状況で何か一つ作ってみたいなあと思います。

 

編集部｜
ちなみに今まで他のイラストレーターさんや絵師さんと一緒にお仕事したことはありますか？

 

木澄さん｜
いやあ私自身、駆け出しも駆け出しで、そういう大きいお仕事をするにはちょっとまだコネクションや技術も足りないので。

いつかやりたいなー！って気持ちはすごいありますけど、まだまだ難しいかもですね。

あと、今は自分一人で受ける仕事が楽しすぎるので、今はとにかく今楽しいことを全力でやっていきたいですね。

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目の前のお仕事に対して楽しみながら真摯に向き合う木澄さん。

お話を聞く中で、現実をしっかり見据えたストイックな印象を受けつつも
これから挑戦したいことには夢が溢れていて、どこまでも可能性の広がりを感じる魅力的な方でした。

イラストレーター「木澄玲生」の今後の活躍に目が離せませんね！

 

皆さんもぜひ、自分の好きな世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。