【絵を上達させたい人必見!】そもそもデッサン 第6回 「大きなモチーフ“信号機と柱”をデッサン!」
そもそもデッサン5回目は『金属のスプーン』をモチーフとして描きましたね。長方体でも円柱でもない細長いモチーフでしたが、どうでしたか?
↓第5回目の記事はコチラ↓
でも単に電信柱では、いろんな形態のものがあるので、こうした電信柱って限定するのは難しい。つまりモチーフを限定しにくいと思い、『信号機の柱』にしました。
皆さんは近所にある信号機を根元から全体をスマホで撮影した画像を見て描いていきましょう。
「信号機の柱」のポイント
① 近所にある信号機の柱を道路に立った位置から信号機ごとスマホで真っ直ぐに撮影
② 柱を画用紙のセンターに描く
③ 左右に伸びた支柱をしっかり描く
↓ここから先の手順は動画でもわかりやすく解説しています!↓
目次
- 1 では、『(柱も含めた)信号機』をデッサンしていきましょう。
- 2 ◆描画に必要な用具
- 3 ◆◇ ステップ1 ◆◇ 信号機の柱のアタリを描く
- 4 ◆◇ ステップ2 ◆◇ 柱から横に伸びた支柱を描く!
- 5 ◆◇ ステップ3 ◆◇ 支柱にある物(信号機など)のアタリの調子(トーン)を描く
- 6 ◆◇ ステップ4 ◆◇ 信号機の柱にしていく
- 7 ◆◇ ステップ5 ◆◇ 信号機を描いていく
- 8 ◆◇ ステップ6 ◆◇ 柱に付属品の影を描きいれる
- 9 ◆◇ ステップ7 ◆◇ 歩行者用の信号機も描きいれる
- 10 ◆◇ ステップ8 ◆◇ 地面から立っている柱にしっかり濃淡の調子(トーン)をいれる
- 11 ◆◇ ステップ9 ◆◇ 最後にモチーフ全体に仕上げのタッチをいれる
では、『(柱も含めた)信号機』をデッサンしていきましょう。
◆描画に必要な用具
◯画用紙(白)…3枚
大きさはB4サイズ(画用紙の下敷き用とモチーフの下に敷きます)
表裏の確認をお忘れなく。ざらつき感の強い表面に描きます。
◯鉛筆(2B)…1本
事前にしっかり芯を削り出しておきます。
デッサン途中で摩耗するので、その都度削りなおします。
◯消しゴム・練りゴム…各1個
◯マスキングテープ(18㎜幅)…1個
画用紙を固定させるのに使います。
◯カルトンとイーゼル、もしくは
◯紙 or スチレン製のボード(5㎜厚)…A3サイズ1枚
画板の代わりにします。
◯(柱も含めた)信号機の画像…スマホで撮影したもの
◆◇ ステップ1 ◆◇ 信号機の柱のアタリを描く
まず、今回は画用紙(B4)2枚(1枚は下敷き)を縦位置にして、センターに垂直線を鉛筆(2B)で引きます。
画用紙の中心に上からフリーハンドで垂直線をまっすぐ傾かないように描きいれます。
【ポイント!】
① この垂直線を傾いたり、曲げないように描こう。
② 垂直線の上下に少し余白を残しておき、余裕は下の方がやや広めが良い。
◆◇ ステップ2 ◆◇ 柱から横に伸びた支柱を描く!
引き続き同じ鉛筆で柱についた支柱を状態を描きます。
これが樹木で言うと「枝」なりますね。
◆◇ ステップ3 ◆◇ 支柱にある物(信号機など)のアタリの調子(トーン)を描く
支柱に付属する機器や信号機の位置をタッチのアタリで描いておきます。
それから柱に繋がっている電線も描きいれます。
柱に繋がりのない電線は描かないでよいです。
◆◇ ステップ4 ◆◇ 信号機の柱にしていく
描く対象の全体像のアタリが描けたので、ここから柱にしていきましょう。
まず、垂直線に先ほどより濃い調子(トーン)をのせていきます。
◆◇ ステップ5 ◆◇ 信号機を描いていく
さらに2B鉛筆で支柱にぶら下がっている信号機などを描いていきます。
今回は細かい描写をしないで「スケッチ」として大まかに描いていきましょう!
またスケッチの感覚で、その他の付属品も描いていきます。
【ポイント!】
デッサンとスケッチの違いとは…
あまり細かな描写をしなくても、ざっくりした描き方で状況をつたえるように描くこと
信号機の3色のライトや雨除けなどを描いていきます。細かい金具などの描写は省略しましょう!
◆◇ ステップ6 ◆◇ 柱に付属品の影を描きいれる
ここで支柱にぶら下がっている信号機など付属品の影を柱に描きいれましょう!
ここもスケッチ感覚で描きます。
◆◇ ステップ7 ◆◇ 歩行者用の信号機も描きいれる
支柱にぶら下がっている歩行者用信号も描いていきます。
もし支柱を支えるワイヤーが張られていたら、それも描いていきましょう!
◆◇ ステップ8 ◆◇ 地面から立っている柱にしっかり濃淡の調子(トーン)をいれる
これで柱をしっかり見せるようにします。
さらに柱の根元から伸びている影もラフに描いていきます。
◆◇ ステップ9 ◆◇ 最後にモチーフ全体に仕上げのタッチをいれる
今回はスケッチ感覚でラフな仕上がりで良いですよ!
【評価のポイント!】
❶ ラフであっても信号機の柱に描けたか。
❷ 背景の余白が広い空間に見えているか。
以上の観点がポイントとなります。
↓PicoN!アプリインストールはこちら