【クリエイターの就活】就活の数をこなすことのメリットとは?

「親からなぜ就活では数をこなせと言われます」
「就活の数をこなすメリットってなんですか?」

 

このような悩みに答えます。

 

本記事の内容

就活の数をこなす3つのメリット

就活の数をこなすための推奨アクションプラン

 

 

この記事を書く私は、専門学校日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校のキャリアセンターで毎日平均2〜3人の個別相談を行うスタッフです。

就活を始めると同時に周囲から決まって言われることのひとつに、「就活は数をこなせ」というものがあると思います。

私も新卒当時から就活で数をこなしていたかというと、まったく出来ていませんでした。

しかし、学生と多く面談をこなしていくうちに、いくつかの「共通点」が見えてきました

そこで今回は、就活の数をこなす3つのメリットと27卒以降に向けた推奨アクションプランをお伝えします。

 

経験値の向上

メリットの1つ目は、多くの企業に応募し、選考を受けることで、就職活動全体の経験値が向上することです

もう少し具体的にすると以下のようになります。

 

面接慣れ

面接を重ねるごとに、緊張が和らぎ、自分の考えをより論理的かつ明確に伝えられるようになります。

それと同時に、企業ごとの質問の傾向や、効果的な回答方法を肌で感じ取れるようになります。

ES(エントリーシート)作成能力の向上

多数のESを作成する過程で、自分の強みや経験をどのようにアピールすれば効果的かを学ぶことができます。

企業ごとの求める人材像に合わせて、ESの内容を調整するスキルも磨かれます。

自己分析の深掘り

多くの企業や職種について調べる中で、自身の興味や得意なこと、将来のキャリアデザインがより明確になります。

ちなみにこの「自己分析の深堀り」は、キャリアセンターでは半年以上時間をかけて行うことを推奨しています。

なぜなら、自己分析によって「◯◯のスキルが足らない」「◯◯の経験が不足している」といった課題が見つかった場合、選考が本格化する前にそれらの補う時間が確保できるからです。

 

内定獲得の可能性向上

メリットの2つ目は、単純に考えて、応募数が増えれば内定を獲得できる確率も高まるという点です。

こちらも2つの項目ごとに解説していきます。

 

巡り合わせの機会増加

就職活動は縁やタイミングも大きく影響します。数をこなすことで、自分に合った企業との巡り合わせの機会が増えます。

「練習」としての効果

不採用となった企業での経験は、次の選考での改善点を見つける貴重な「練習」となります。不採用になった体験からも多くを学び、次に活かすことができます。

またあなたに、企業=大手企業という志向がある場合は、従業員規模にこだわりすぎて内定獲得の機会を損失している可能性があります。

リクルートワークス研究所従業員5,000名以上の大手のみを狙っていると就活で苦戦する傾向にあるとあります。

このことから「大手」という判断基準だけでなく、知名度の低い企業でも興味関心のある企業を見つけていくことが内定獲得率向上のカギになると言えます。

 

就活そのものが社会勉強である

 

最後のメリットは少し抽象的ですが、「数をこなす」過程で、「就職活動」という行為そのものが、社会の仕組みや多様な働き方を理解し、自身の価値観や適性を深く掘り下げる貴重な機会であるという側面は、意外と見落とされがちです。

例えば、多くの企業との接点を通じて、自分が何に興味を持ち、何を強みとし、どんな環境で働きたいのかが、より具体的に見えてきます。

これは、単なる「就活」の枠を超え、将来の人生設計を考える上での「羅針盤」となり得ます。

 

推奨アクションプラン

27卒以降に向けた推奨アクションプランとして、卒業前年度からクリエイティブ系業界に積極的に関わることを強くおすすめします。

具体的にはクリエイティブ系のアルバイトやインターンを探し、業界の大人と対話する機会を多く作ること。

そうすることで、あなたの「好き」が仕事になるか、自分のスキルや人間性が業界で通用するかどうか、というイメージがつきます。

イメージがつけば、それはあなたにとって「業界でやっていける自信」につながり、いざ就活となった時には、数をこなすことへの心理的障壁がぐっと低くなるでしょう。

 

まとめ

「数」をこなすことは、質を高めるための試行回数を増やすという意味で有効です。

たくさんの企業を見ることで、自分が大事にしたい価値観や働き方も見えてきます。

あなたが「ここで働きたい」と思える企業とご縁がありますように!

 

参考図書:自分で考え自分で描くキャリアデザイン 天川勝志 鈴木賞子 渡邉有紀子 著

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