
【クリエイターの就活】言語化力を上げる5つの方法(前編)


このような疑問に答えます。
・言語化力を上げるメリット
・言語化力を上げる5つの方法(前編)
この記事を書く私は、専門学校日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校のキャリアセンターで毎日平均2〜3人の個別相談を行うスタッフです。
学生と話しているとよくある質問に「もっと適切な言葉で伝えたい」「コミュニケーションのミスを減らしたい」というものがあります。とはいえ、私も最初から「言語化」できたかというと、まったく出来ていませんでした。
しかし、専門家の話を聞いたり情報整理関連の本を何冊か読んでいるうちに、いくつかの「共通点」が見えてきました。
そこで今回は、これからクリエイティブ業界で働く上での「言語化力を上げるメリット」や「言語化力を上げる具体的な5つの方法」をお伝えします。
言語化力を上げるメリット
そもそも言語化力を上げるメリットは何なのでしょうか?
言語化力を上げるメリットはズバリ、キャリアップに直結することです。
例えば、上司や同僚、顧客との円滑なコミュニケーションは、仕事の成果を大きく左右します。
言語化力が高い人は、周囲からの信頼も得やすく、リーダーシップを発揮する上でも不可欠なスキルです。
他にも、いま抱えている問題を言葉で具体化できると、その原因を分析しやすくなり、解決策を導き出しやすくなるなど問題解決能力アップも期待できます。
言語化力を上げる具体的な5つの方法(前編)
それでは実際にどうやって言語化力を上げれば良いのか、についておすすめの方法をご紹介します。
1. 意識的に言葉にしてみる
独り言を増やす
日常の些細なこと、例えば「今日の夕飯は何にしようかな」「あ、雨が降りそう」といったことを声に出してみましょう。最初は簡単なことからで大丈夫です。
思考を実況中継する
頭の中で考えていることを、まるで実況中継のように言葉にしてみます。「今、冷蔵庫を開けて、卵と牛乳があるのを確認した。次は玉ねぎを探そう」という具合です。
感情に名前をつける
自分が感じている感情を意識し、「楽しい」「悲しい」「不安だ」「わくわくする」など、具体的な言葉で表現する練習をします。
2. 語彙力を豊かにする
読書をする
小説、新聞、エッセイなど、様々なジャンルの文章に触れることで、新しい言葉や表現方法を学ぶことができます。
辞書や類語辞典を活用する
知らない言葉が出てきたらすぐに調べる習慣をつけましょう。
また、伝えたい内容に近い言葉を類語辞典で探すことで、より適切な表現が見つかることがあります。
新しい言葉を意識して使う
学んだ新しい言葉を、会話や文章の中で積極的に使ってみることで、自分のものとして定着させることができます。
3. 伝える力を磨く
人に話す機会を増やす
家族や友人との会話はもちろん、積極的に意見交換をする場に参加するのも良いでしょう。
友達とご飯を食べる時に食レポしてみるのもおすすめです。
話す前に構成を考える
何を伝えたいのか、どのような順番で話せば分かりやすいかを頭の中で整理してから話し始めると、論理的な説明ができます。
結論→理由→具体例の順に話す、PREP法「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の順で話す。
このようなルールを覚えて実際に使ってみると、相手に伝わる可能性がグッと上がってきます。
相手の反応を見ながら話す
相手が理解しているか、興味を持っているかなどを観察しながら、言葉や表現を調整することが大切です。
一方的に話しがちな人におすすめしたいのが一度話す時間を計ってみること。
以前に採用コンサルタントから聞いたことは、話す時間のちょっとした質問への回答時間を60秒以内、掘り下げた質問は120秒くらいに留めるのが目安だと聞いたことがあります。
まとめ
言語化力を身につけることは、キャリアップに留まらず、コミュニケーションミスを減らすなど、一生涯のスキルになること間違いなし。
焦らず、ひとつひとつ取り組んでみてください!
10月には後半の記事もお届けする予定ですので、お楽しみに!
PicoN!編集部 かみさく