【クリエイターの就活】就職せず個人で生きていくために知っておきたい3つのこと
私は専門学校日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校のキャリアセンターのスタッフです。
学生から時々、「就職せず個人で活動するにはどうしたら良いか」という相談があります。
「就職せずに個人で生きていきたい」という相談は、最近のクリエイティブ系の学生さんからは特に多いですし、SNSで個人の活躍が可視化されている分、「組織に属するのは古い」「自分も一人でやれるはず」と夢を見るのは自然なことです。
この記事では、上記のような疑問に答えます。
今回は、就職せず個人で生きていきたいと考えるあなたが「自由」だと思っている世界の裏側を、業界で活躍する方のリアルな話や自身の体験を交えてお伝えします。
「クリエイティブ以外の業務が7割」という現実
「信用」という名のインフラ
「表現の引き出し」の多さ
1. 「クリエイティブ以外の業務が7割」という現実
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個人でやるということは、以下のすべてを自分一人でこなすということです
✅営業: 自分で仕事を取ってくる(実績がない新人に誰が頼むでしょうか?)
✅️経理: 確定申告、税金計算、請求書発行
✅️法務: 契約書のチェック(これを知らないとタダ働きや権利を奪われるリスクがある)
✅️交渉: 値下げ交渉への対応、納期調整
💡比較してみよう
会社員なら、これらは全部「誰か」がやってくれます
「100%クリエイティブに没頭する自由」を捨ててでも、これらの雑務を背負いたいか?考えてみてください
2. 「信用」という名のインフラ
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特に実績のない若手クリエイターにとって、会社に所属して得る信用があることを考えておく必要があります
✅️社会的信用: 個人事業主1年目だと、クレジットカードが作れない、家が借りられない、ローンが組めないことが多々あります
✅️実績の信用: 有名スタジオや制作会社で働いていた事実は、後に独立した際の「永久ライセンス」になります。「〇〇社にいた人なら安心だ」という先入観を、一生使い回すことができます
💡比較してみよう
就職して会社に入れば、「〇〇社のクリエイター」という看板を無料でレンタルできます
一度その看板を使って実績を作った上で辞めるほうが、個人としての「受注単価」は数倍に跳ね上がります
3.表現の引き出しの多さ
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個人活動はフィードバックが不足しがちで、孤独があなたの才能を枯渇させるリスクがあります。SNSの「いいね」はプロの評価とは別物だと考えるべきです
✅️1年目から個人事業主だと自分の癖が強く、成長スピードが鈍くなりがちです
✅️1年目から個人事業主と比べ、会社員のほうが苦手なジャンルや厳しい要求に応える過程で、「表現の引き出し」が強制的に増やしやすい傾向にあります
💡比較してみよう
どうしても個人でやりたいあなたに「宿題」
もしどうしても今すぐ個人でやりたいと言う学生には、私たちキャリアセンターから以下の3つの質問をすることがあります
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「今、自分の力だけで月15万円稼ぐプランを具体的に出せますか?」
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「親や親戚以外で、仕事を振ってくれる『大人』が3人以上いますか?」
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「半年間、仕事がゼロでも生きていける貯金がありますか?」
これらの質問に対して「NO」なら、あなたの言う「自由」はただの「無防備」だと言わざるを得ません
まとめ:就職は最強の個人になるための準備期間
PicoN!編集部 かみさく