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【写真表現のひきだし】フィルターを使って写真をより美しく仕上げてみよう!

こんにちは、PicoN!編集部の奥です。
今回は「フィルターを使った表現」についてご紹介していきたいと思います。

フィルターとは何か

レンズを守るためのフィルターか、写真に特殊効果を追加するフィルターか

フィルターには様々な種類があります。
ここでは代表的な3つを紹介していきます。

1つ目は「レンズを保護する」というものです。
新品のレンズにはレンズ面を保護するものが付いていません。キャップのみです。私たちは、撮影中に汚れや衝撃からレンズを保護するために「無色透明なフィルター」を付けます。
これを「保護フィルター」、「プロテクター」と呼んでいます。
スマートフォンの液晶画面に貼るフィルムと同じですね。

2つ目は、「レンズに入る光の量をコントロールする」フィルターです。
これを「NDフィルター」、「減光フィルター」と呼んでいます。静止画だけでなく動画撮影で活躍するフィルターです。

3つ目は、「反射光を除去したり、色を強調する」フィルターです。
これを「PLフィルター」、「偏光フィルター」と呼んでいます。主に風景写真の撮影に使われています。

フィルターを使った撮影

NDフィルターを使って風景を撮る。

NiSi角型フィルターシステム

NDフィルター

ハーフNDフィルター

今回は、NDフィルターを使ってシャッタースピードを落とし、風景を撮影してみました。

このような撮影を長時間露光と言い、カメラのシャッターを長時間開いた状態で撮影することで、被写体の動きや時間の流れを表現する技法です。波打つ海面の動きを滑らかに表現することができ、凪のような静かなイメージを生み出すことができました。肉眼では見ることのできない「写真ならではの表現」になったと思います。フィルターや長時間露光を使った表現はいろいろあります。

「世界的に有名な写真家たち」もこのような技術を表現に取り入れています。ここでは数人紹介してみたいと思います。

Michael Kenna

Richard Misrach

彼らの表現を参考にしてみてください。
みなさんのもっている技術や知識、これから学んでいくものを自分の作品作りに活かしてみましよう。

 

文・写真 : PicoN!編集部 奥

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