今さら聞けないパソコンの”スペック”とは?
イラストを描いたり、グラフィックを作ったり・・・
クリエイティブな作業をするのにかかせないパソコンですが、これがどういった仕組みで動いているか、みなさんはどこまで理解できていますか?
いざパソコンが欲しいと思っても、「種類がたくさんあってどれを買って良いかわからない」という声も良く聞きます。
購入時の目安となるパソコンの”スペック”を正しく理解することで、よりパソコンを使いこなせるようになります。
そこでこの記事では、パソコン初心者に向けて最低限知っておいた方がよい知識とパソコンの”スペック”を解説し、みなさんが自分に合ったパソコンを見つられるように解説していきます!
そもそもパソコンの”スペック”って?
「良いスペックのパソコンが欲しい」
「スペックが低くて動作が重い」
こんなセリフは、パソコンを使っていると良く聞くことがあります。
このスペックとはパソコンの仕様のことを指します。
specification:仕様
パソコンは様々なパーツによって構成されています。
そのパーツごとの仕様がわかることで、パソコンそのものの性能を把握できるわけです。
今回は、様々あるパソコンのパーツの中から、その役割を必ず知っておいた方が良い3つを紹介します。
『CPU』
『メモリ』
『ストレージ』
まずはこの3つを理解できれば、パソコンのスペックがある程度わかるようになりますよ!
CPU
CPUはCentral Processing Unitの略称で、よくパソコンの頭脳と例えられるものです。
パソコンには必ず搭載されているもので、これがなければパソコンは動きません。
”スペック”の話をするとき、このCPUは処理の速さが指標となります。
パソコンの中身を、絵を描いたり仕事をするための何かの作業をする部屋に例えて考えてみましょう。
CPUとはこの部屋で実際に作業をする人の役割となります。
この人の作業が早ければ早いほど、様々な仕事をこなしてくれることになりますね。
つまりCPUは処理速度が早い方が良いスペックということです。
メモリ
メモリはその名前の通りデータを記憶するパーツなのですが、一般的にパソコンスペックの話をするときのメモリはRAM(Random Access Memory)のことを指します。
RAMという専門用語が出てきましたが、パソコンで何か作業をするとき、そのデータを一時的に読み込むためのメモリのことだと覚えておけばよいでしょう。
このメモリも作業部屋で例えると、作業をするための机の役割となります。
メモリはスペック上ではその容量で表されますが、それがこの机の広さという風にイメージしてみてください。
例えば大きな絵を描きたければ、それだけ大きな机が必要です。
たくさんの絵をや資料を並べて作業がしたければ、それも大きな机が必要になりますね。
小さい机では、作業できる範囲も限られてきます。
【メモリの容量=机の広さ】が大きい方がスペックが良いということになります。
ストレージ
ストレージはHDD(ハードディスク)やSSDと呼ばれるものです。
テレビの録画用に買い足したりするものとして親しみのある方も多いと思いますが、パソコンでも同じくデータを保存するために使用されます。
このストレージは作業部屋で例えると、絵や資料などをファイルに入れて保管する本棚のようなイメージです。
先ほどのメモリが作業机であったように、
メモリは実際にファイルを開いて見たり編集したりするための場所(記憶領域)
ストレージはファイルを閉じて大事に保管しておくための場所(記憶領域)
といった役割の違いがあります。
ストレージも容量でスペックが表されますが、容量が大きいほどより多くのデータを保管できることになります。
まとめ
パソコンのスペックの内、重要となる3つのパーツを紹介しました。
これらのパーツの性能がパソコンの性能に直結することになるので覚えておきましょう。
パソコンの性能を把握するために、クリエイティブの作業で例えて考えてみましょう。
例えば、デジタルイラストを描くときは、何層ものレイヤーを重ねて線や色を描いていきます。
パソコンの中身をまた作業部屋で例えると、たくさんの絵が描かれた紙を机の上に広げながら作業するイメージです。
それだけ大きな机(メモリ)が必要になることが想像できますね。
例えば、動画を編集しようと思った場合、動画というのは1秒間に24~60枚という写真や絵を連続して表示させているようなものです。
その莫大な量の写真や絵を繋げていくためにはそれだけ作業する人(CPU)は大変だし、作業するための大きな机(メモリ)や本棚(ストレージ)が欲しくなると思います。
こうして、パソコンの中でそれぞれのパーツがどういった役割を果たすのかを理解していくことで、パソコンについて少しずつ詳しくなっていきましょう。
次回はパソコンの仕様用途に合わせたスペックの目安をご紹介していきます!
PicoN!編集部:黒田
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