Adobe Premiere Proでいろんなテロップデザイン/Adobeであそぼ!#09
映像編集ソフトといえば
Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)
デザイナーからSNS系の動画クリエイターまで広く使われていますね。
わかりやすい、伝わりやすい映像をつくるためには「テロップ(文字)」ってほんとうに大事。
しかもその場のテンションやニュアンスを演出するためにはそのテロップのデザインをこだわりたいですね。
Premiere Proのテロップのデザインはここ数年で様変わりしました。
2021年5月のアップデートで「グラデーション」が使用可能になり、2022年6月のアップデートで「線(ストローク)」と「影(シャドウ)」にもグラデーションが使用可能になったんです。
(以前までテロップデザインを支えてきた「レガシータイトル」は2023アップデートで廃止に)
ということでPremiere Proで表現できるテロップデザインを勉強がてら作ってみました。
まずは前提として、テロップのデザインで設定できるポイントは、
①文字の塗り
②文字の境界線
③文字の背景
④文字のシャドウ の4つ。
グラデーション+黒・白フチ
文字の「塗り」にグラデーションを設定して、「境界線」を2本、細めの黒のつぎに太めの白、「シャドウ」もうっすら。
アピアランスのレンチマークを開き「線の結合」を「ラウンド結合」にすることも忘れずに。
グラデーションはこんな設定。
シャドウをボカシ「0」で2つ
2つのシャドウは反対方向にずらす。
境界線にも細かめなグラデーション
塗りのグラデーションがこちらで、
境界線のグラデーションがこちら。
境界線のグラデは細かめにハイライトを配置すると良い気がする。
塗りのグラデ間隔を短くして45度ななめに
グラデーションの色の間隔を短くして、「Angle」を45°に設定。
シャドウのボカシ「0」をずらして3つ
塗りグラデにカラフルなレインボーを配色
境界線のグラデは暗めに設定
文字の塗りのグラデはこんな感じで、
境界線のグラデは暗めに設定して、塗りの色とのコントラストに気を付ける。
ということでいかがでしたでしょうか。
7種類のテロップデザインの設定をご紹介してみました。
「塗り」だけじゃなく「線」や「シャドウ」にグラデーションを配色できるようになってくれたことで表現の幅がぐっと広がりましたね。
まだまだテロップデザイン工夫していくとユニークな表現が出来そう!
Premiere Proで映像編集をする際に、ぜひ文字のアピアランスで工夫してみてください♫
文:PicoN!編集部 横山