【初心者のためのマンガ講座】4コママンガで始める”ネーム”の描き方!
「マンガを自分でも描いてみたい!」…と考えている未来のマンガ家に送る「初心者のためのマンガ講座」!
この記事では、マンガ制作に必要なスキルや考え方、アイデアの出し方などをご紹介していきます。
マンガを描いてみたくなったら、まずはここで紹介するやり方を試してみてください!
↓前回の記事はコチラ↓
これまでは物語の組み立て方などを中心にお伝えしてきました。
ここからは物語を実際にマンガの形にしていきましょう。
マンガを描き始めるときはまず”ネーム”を描きます。
とはいえ、急に本格的なネームを描くのは難しいので、まずはネームを描く練習から入っていきましょう!
ネームとは?
マンガが好きな方ならば「ネーム」という言葉自体を聞いたことがある人は多いと思います。
ネームとは簡単に言えば「漫画の設計図」のことです。
「それってプロットのことでは?」
と思った方もいらっしゃると思いますが、ネームはより具体的にマンガとしてのコマ割りやセリフ、構図などを描いた設計図となります。
プロットとの最大の違いは「実際に描いている」ということになりますね。
原稿用紙に本番のマンガを描く前に、だいたいこんな感じで描いていこうという下書きをしていくことなります。
まずは4コマで練習しよう!
つまりネームは実際に「マンガを描く」ことにほとんど近づくわけですが、いきなり「はい、じゃあマンガ描いて!」と言われても難しいですよね…
ですのでまずはマンガ(ネーム)を描き始める練習として4コママンガのネームを描いてみましょう!
4コママンガは4つのコマで物語を展開させないといけないため、マンガの要素が凝縮されており、物語を絵で描く練習にはうってつけなのです。
4つのコマを描いて、その中で完結する物語を描いてみましょう!
参考までに、ここでは実際に描いた4コママンガのネームを見ていきます↓
さて、この後に続く4コマ目はどうなるでしょう・・・?
予想しながら見てみてください↓↓↓
この4コマのテーマは「新型スマートフォン」。
そのスマートフォンが持つ機能から話が作れないかと考えて、”変化”した機能の正体が”変態”な機能だったというオチになりました。
ポイントとなるのはやはり最後のコマです。
読者の期待を裏切るような、予想してなかった展開をコマの中に描くのがネームの基本となります。
もうひとつ4コマネームを見てみましょう。
セリフが無いこのネームですが、この後はどうような展開になるのでしょうか↓↓↓
ちょいグロテイストのこのネームですが、この展開はくるみの中身と脳ミソの形が似ていることから発想して生まれました。
こうして絵が似ていることを利用したオチをつくるということも、マンガならではの考え方ですね。
こういった表現はとくに4コママンガと相性が良いわ。
4コマを描くポイント
見ていただいた2つのネームには、1コマごとの話の役割がしっかり決まっていたことにお気付きいただけたでしょうか?
これはまさに起承転結の考え方が当てはまっているということです。
とくに最後の4コマ目、「結」の部分で物語がどう着地するのかで印象に残るマンガか、そうでないかが変わってきます。
このように4コマで物語を描くことで、マンガにおける基本的なコマの描き方を練習することができます。
みなさんもぜひ4コマから描き始めてみてください!
監修/資料提供:ニコーラ先生
文:PicoN!編集部 黒田
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