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“なんか違う…”を言語化する レイアウトの基本【連載】広報・PR担当者・ノンデザイナーに読んでほしいデザインのきほん vol.3

こんにちは!PicoN!編集部イチムラです。

広報・PR担当になったけど、思うようにデザインができない!外部デザイナーに伝えたい事が伝えられない!と悩んでいる方へ役立つヒントをお届けしていきます。

編集部 イチムラ
編集部 イチムラ
第1回では、デザインコンテンツ制作の大まかな流れについて紹介しました。第2回では、制作に入る前に知っておきたい「サイズ」について解説しました。そして今回は、デザインの見た目を大きく左右する「レイアウト」についてです。

デザインを確認しているとき、こんな経験はありませんか?

  • なんとなく見づらい気がする

  • もう少しわかりやすくならないだろうか

  • なんか違う気がするけれど、うまく言葉にできない

こうした違和感の多くは、実はレイアウトに関係しています。

レイアウトの基本を理解しておくと、

  • デザインの見方が変わる

  • デザイナーに意図を伝えやすくなる

  • 修正の指示が出しやすくなる

といったメリットがあります。

今回は、デザイン未経験ディレクターが知っておきたいレイアウトの基本を紹介します。

よくある「見づらいデザイン」

まず、少し極端な例ですが、こんなチラシを想像してみてください。

  • タイトルが小さい

  • 写真がいくつも並んでいる

  • 情報がぎっしり詰まっている

  • どこを見ればいいかわからない

こうしたデザインを見ると、「なんだか見づらいな…」「何を伝えたいのか分かりにくい」と感じることがあると思います。これはデザイナーのセンスの問題というより、レイアウト(情報の整理)の問題であることが多いです。

レイアウトとは「情報整理」

レイアウトというと、

  • おしゃれに配置すること

  • デザインセンス

というイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし実際には、レイアウト = 情報を整理することです。

例えば、イベント告知のチラシを考えてみましょう。

そこにはいくつかの情報があります。

  • イベント名

  • キャッチコピー

  • メインビジュアル

  • 開催日時

  • 会場

  • 申込み方法

これらの情報はすべて同じ重要度ではありません。

通常は

1 イベント名
2 キャッチコピー
3 メインビジュアル
4 詳細情報

といった優先順位があります。

レイアウトとは、この優先順位をもとに「どこに配置すると伝わりやすいか」を考える作業です。

ディレクターあるある「全部目立たせたい」

デザインディレクションでよくあるのが、次のような状況です。

「タイトルも目立たせたい」
「写真も目立たせたい」
「キャッチコピーも目立たせたい」

つまり全部大事という状態です。しかし実際には、全部目立つ = 何も目立たないという結果になりがちです。

人は一度にたくさんの情報を処理するのが得意ではありません。だからこそ、優先順位を決めることが重要になります。

ディレクターとして「この情報を一番見てほしい」というポイントを整理しておくと、デザイナーもレイアウトを考えやすくなります。

人は「順番」に情報を見る

もうひとつ知っておきたいのが、視線の流れです。

人はデザインを見るとき、ランダムに情報を見ているわけではありません。ある程度のパターンがあります。よく知られているのが次の2つです。

Z型レイアウト

チラシやバナーなどでよく見られるパターンです。

視線が 左上 → 右上 → 左下 → 右下 と、Zの形に動くといわれています。

そのため、

  • タイトル

  • キャッチコピー

  • CTA(「行動喚起」を意味し、ボタン・リンク・バナーなどを通じてユーザーに「資料請求」「無料体験」などの次の行動を促す要素。)

など重要な情報は、この流れを意識して配置されることが多いです。

F型レイアウト

Web記事など、文章が多いコンテンツでよく見られるパターンです。

視線は

  • 上部を横に読む

  • 少し下をまた横に読む

  • その後、縦に流れる

という動きをします。

記事タイトルや見出しが重要なのは、こうした視線の動きとも関係しています。

「余白」は空きスペースではない

デザインを見ていると、「ここ空いているから何か入れられそう」と思うことがあるかもしれません。しかしデザインにおいて、余白はとても重要な要素です。

余白があることで

  • 情報が整理される

  • 読みやすくなる

  • 落ち着いた印象になる

といった効果があります。

逆に余白が少ないと、

  • ごちゃごちゃした印象になる

  • 情報が読み取りにくい

  • どこが重要なのかわからない

という状態になりがちです。

デザインでは「何を入れるか」だけでなく「何を入れないか」も重要です。

レイアウトを伝える簡単な方法

ラフを描く

レイアウトの意図をデザイナーに伝える方法として、簡単なラフスケッチがあります。

例えば紙に

タイトル
メイン写真
説明文
イベント詳細
問い合わせ

のようにざっくり配置を書くだけでも十分です。きれいに描く必要はありません。「どの情報をどこに置きたいか」が伝わるだけでも、デザイナーはかなりイメージしやすくなります。

デザイナーに伝えるときのコツ

最後に、レイアウトに関する指示の出し方を紹介します。

NGな伝え方
  • いい感じにしてください

  • おしゃれにしてください

  • なんか違う気がします

これでは、どこをどう改善すればいいのか分かりません。

伝わりやすい伝え方

例えば次のように言い換えることができます。

  • タイトルをもう少し目立たせたい

  • 写真をメインにしたデザインにしたい

  • 情報を3つのブロックに整理したい

  • 余白を広めにしてほしい

このように情報の優先順位や意図を伝えると、デザイナーとのコミュニケーションがスムーズになります。

 

まとめ

今回は、レイアウトの基本について紹介しました。

ポイントは次の3つです。

  • レイアウトは「情報整理

  • 情報の優先順位を決める

  • 視線の流れと余白を意識する

レイアウトを理解しておくと、

  • デザインの見方が変わる

  • 修正指示が出しやすくなる

  • デザイナーとのコミュニケーションがスムーズになる

といったメリットがあります。

編集部 イチムラ
編集部 イチムラ
次回は、デザインの印象を大きく左右する「フォント」について紹介する予定です。
文 : PicoN!編集部 市村

 


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