クリエイター16名による渋谷区の新しい空間「THE TOKYO TOILET」

クリエイターによるデザイン性に優れた公共トイレ17ヵ所が渋谷区に。

公共トイレ、と聞くと、なんだか暗くて怖い、衛生的じゃないイメージがあります。実際、これまで公共トイレでは誰もが自由に利用できる一方で、ゴミが放置されたり、清掃が行き届いていなかったり、どことなく衛生面や安全面に不安を持つ方が多かったようです。

「THE TOKYO TOILET」プロジェクトでは、性別・年齢・障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内17カ所に設置。

さらに、“世界で活躍する16人のクリエイターたち”の参画による、デザイン性・機能性にもととても優れた公共トイレに生まれ変わりました。

撮影担当:永禮賢さん(日本写真芸術専門学校 卒業生)

 

デザイン性の高い “使ってみたくなるトイレ”。

「このお洒落な空間は何?」と、目を引くデザインの洗練された外観や、利用者目線で考案されたという機能性にも注目です。現在、渋谷区に設置された新・公共トイレを一部ご紹介します。(THE TOKYO TOILET 公式Twitterより)

直接手を触れなくても良いタッチセンサーや声センサーの導入、利用者に安心感を与える明るく優しい照明、ぬくもりを感じる建築デザイン、誰もが利用しやすいユニバーサルデザイン…などなど見所が盛りだくさん。

 

公共トイレが映画の舞台に!ヴィム・ヴェンダース監督が「THE TOKYO TOILET」で次回作を撮影。

「おもてなし」文化の象徴として、THE TOKYO TOILETプロジェクトにより一新された渋谷区の公共トイレ。なんと、数多く有名作品を手掛ける映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督が渋谷の公共トイレを舞台に次回作を撮影中とのこと。

また本プロジェクトでは衛生面の維持のため、定期的な清掃やクリーンアップ活動にも力を注いでいます。映画では清掃員役として日本の俳優・役所広司さんが主演を務めます。

ヴィム・ヴェンダース監督といえば、2014年には貧困や飢餓など過酷な状況を生きる人々を切り取り、数々の報道写真賞を受賞してきた世界的写真家セバスチャン・サルガド氏の軌跡を追ったドキュメンタリー作品も発表。

セバスチャン・サルガド氏は、以前に日本写真芸術専門学校の名誉顧問講師として在校生向けに特別授業やワークショップを行っていました。

 

見たことないような新しいトイレ「THE TOKYO TOILET」。

安藤忠雄、隈研吾、佐藤可士和をはじめとする16名のクリエイター陣によるデザイン「THE TOKYO TOILET」。渋谷区内に17ヵ所、専門学校日本デザイナー学院・日本写真芸術専門学校からも歩いていける場所に点在しています。

デザイナーやアートディレクター、建築家を目指す学生たちにとっても、とても学びの多いスポットとなりそうです。PicoN!読者の皆さま、ぜひこの機会に探訪してみてくださいね。

 

THE TOKYO TOILET

@thetokyotoilet_official

 

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