キャラクターのラフ画をLive2Dで動かしてみた
こんにちは。
みなさんは「Live2D®」という技術をご存じでしょうか。
2次元で描かれたイラストにアニメーションを加えたり、立体的に動かすことができる夢のような技術です。
今回はこのオリジナルキャラクターのラフ画を、「Live2D Cubism」を使って動かしてみようと思います。
このラフ画は1枚レイヤーなので、まずは「Adobe Photoshop」を使って動かしたいパーツを切り抜きます。
切り抜いたパーツごとにレイヤーを分けます。
とりあえず髪の毛と目を動かしてみたかったので、顔のパーツをそれぞれ分割しました。
白目など切り抜いたあと空間ができる部分は塗りつぶしておきます。
パーツ分けができたらPSDで保存して、「Live2D Cubism」で読み込みます。
ここからはパーツごとに動きをつけていきます。
目のパーツを動かして、瞬きの動きをつくります。
「眉毛」「瞳」「白目」のそれぞれのパーツを動かして、瞼を閉じる動作を作ります。
もともと1枚の絵だったものに、こうやって表情がつくと感動しますね。
髪の毛はゆらゆら揺れるように動きを設定します。
アートメッシュや変形パスをパラメータに割り当てて調整し、動きをつけていきます。
パラメータの設定ができたら、アニメーションを制作してみます。
動きを設定したモデルをアニメーションワークスペースで開き、タイムライン上にパラメータのキーフレームを打っていきます。
今回は3秒の間に瞬きと、髪が少し揺れるアニメーションを制作してみました。
普通のラフ画からでも、このようにアニメーションをつけることができました。
瞬きのようなシンプルな動きが加わるだけでも、キャラクターが活き活きして見えますね。
今回はラフ画を使ってとてもシンプルな動きのみ設定してみましたが、同様の工程を細かく行っていくことでキャラクターがよりリアルな動きをしてくれるようになります。
今回使用した「Live2D Cubism」は無料で使えるトライアル版があるので、気になった人はぜひトライしてみてください。
イラストを動かす作業、なかなか楽しいです。