5分で読むデザインの基本!〜Illustratorショートカット編〜
「5分で読むデザインの基本」シリーズ第2弾!
前回のトンボ作成編で終わると思っていましたが、まさかのシリーズ復活です!
今回も、サクッと読めて、いつか役立つようなことをまとめていきます。
ショートカットを制するものが仕事を制す!
さて、こんな格言を聞いたことはあるでしょうか?(まあ、実際こんな格言はないのですが。)
制作時間と納期に追われるこの業界で、出来るだけ早く作業を進められることに越したことはありません。作品を思考する時間も増えますしね。
この「ショートカット機能」とは、簡単に言うと「目的の作業を一発で行える」便利機能です。色々なソフトウェアや機械に搭載されている機能ですが、今回は、現代でデザインを学ぶ方なら一度は触ったことのあるだろう「Adobe Illustrator」のショートカットから、DTPオペレーターやデザイナー経験のある筆者が自身が実際によく使う20個をざっくりご紹介します♪
少しは効率アップ!?Adobe Illustratorショートカット20選!
1.【command+C】:コピーする
最初に覚えるショートカット。そして一生を共にするショートカット。
2.【command+V】:貼り付ける
コピーをしたら、それを貼り付けましょう!コピペは基本です。厳密に言うと「画面のセンターに貼り付ける」という指示です。
実は「貼り付ける」という指示を与えるショートカットには他にも種類があり、
【command+F】:元々配置されていた座標の最前面に貼り付ける や、
【command+B】:元々配置されていた座標の最背面に貼り付ける などがあります。
3.【command+Z】:1つ前の作業状態に戻る
時を戻そう。人生は巻き戻すことができませんが、Illustratorではやり直しが効きます!
4.【command+S】:保存
細かく保存をしておくことは大切なことです。RPGで言うところのセーブポイント作成指示です。ちなみに【command+S】+【shift】で別名保存ができます。
5.【command+G】:グループを作る
複数オブジェクトを選択した状態で指示を出すと、選択したオブジェクトを全てグループ化してくれます。グループを解除したい場合は【Command+G】+【shift】で行えます。
6.【command+R】:定規を表示
意外と時短に繋がるショートカット。ガイドを引くときなどに定規を表示できます。
7.【command+0】:アートボード全体を表示
アートボード全体を見たいときはこのショートカット。トリムマーク作成のときにもよく利用します。ちなみに【command+1】は100%表示、【command++(プラス)】は拡大表示、【command+ー(マイナス)】は縮小表示となります。
8.【command+2】:ロック
動かしたくないオブジェクトはロックをかけましょう。意図しないオブジェクトの移動を防げます。
9.【command+5】:ガイドを作成する
オブジェクトを選択した状態で指示を出すと、該当オブジェクトをガイド化します。
10.【command+7】:クリッピングマスクの作成
2つ以上のパスを選択した状態で指示を出すと、クリッピングマスクを作成することがあります。クリッピングマスクは使うことの多い機能です、ぜひ覚えておきましょう。
11.【command+;】:ガイドの表示/非表示
ガイドは命です。適切に扱いましょう。ちなみに、【command+;】+【alt】で、ガイドのロック/ロック解除が行えます。ガイドがずれてしまっては、元も子もないですよ!
12.【command+U】:スマートガイドのON/OFF
スマートガイド機能は、オブジェクトを整列させるときなど大変有効に使うことができます。但し、正直邪魔になる時も多々あります。必要なときに使えるようにしましょう。
13.【command+[ 】or【command+]】:オブジェクトの重ね順を背面or前面にする
オブジェクトの重なり順を一発で変更できます。それぞれの指示に【shift】を追加すると、最背面or最前面に配置することができます。
14.【D】:塗りと線をデフォルトの配色にする
ツールバーショートカットから唯一の選出!
オブジェクトを選択した状態で指示を出すと、塗りと線の色をデフォルトの状態にします。
恐らくデフォルトの設定では、塗りが「白」、線が「黒(K100)」になっていると思います。
塗りと線のショートカットは他にも多くあり、使いこなすと結構作業がスムーズになりますよ!
15.【command+P】:プリントする
プリント画面を表示させます。印刷物を作成するときは、実際に出力してみることが大切ですよ。
16.【command+A】:全選択
全選択って意外と大切です。全てクリックしていって、全部選択したと思っていても、選択漏れがあるのが人間です。ショートカットを利用して、ヌケモレの無い制作を行いましょう。
17.【command+I】:スペルチェック
使う方はめちゃくちゃ使う機能。それがスペルチェック。
最終的には、自分の目で構成することをお勧めしますが、この機能は有用ですよ。
18.【command+shift+M】:移動
ちょっとだけマニアックなコマンド。オブジェクトを正確な数値で移動させたいとき、移動距離の数値を決めて移動させられます。一つのオブジェクトを移動させた後、同じことを繰り返したい場合、移動させたオブジェクトを選択したまま【command】を押し続けて、C→F→Dと順に押してみましょう。楽しいですよ!
19.【command+shift+1】:キャンパスビューを元に戻す
Adobeさんが提供してくれている「キャンパスビューの回転」機能。
未だに、私は仲良くなれていません 笑
このキャンパスが回転してしまった状態を元に戻す指示です!今要注目のショートカットです。
20.【command+Q】:イラストレーターを終了する
アプリケーションを複数起動していても問題ない現代では、あまり使わないかも・・・。
知っておいて損はないショートカットです。
強制終了させるウィンドウ(アプリケーションの強制終了)は、【command+option+esc】ですが、可哀想なのであまり使わないであげてくださいね。
※Macを利用する際のデフォルトショートカットキーです。Windowsで利用する際は、commandキーがcontrolキーに変わります。
ショートカット使ってみませんか?
さて、ざっくりとショートカットをご紹介していきましたが、覚えられましたか?もちろんメニューからそれぞれの作業を行うことも一興ですが、ぜひ一度ショートカットキーもお楽しみくださいね。
その他のショートカットが気になってきた皆さん!
Adobe社がダウンロードもできるショートカット一覧をサイトで公開してくれています。ぜひご活用くださいね。
〈これで作業効率が劇的に上がる!Illustratorのショートカットキー早見表〉
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/how-to/use-shortcut-keys-for-efficiency-illustrator.html
それでは、次回の「5分で読むデザインの基本」でお会いしましょう!