神石高原町にXRスクール開校!

みなさんこんにちは。専門学校日本デザイナー学院で「新映像演習」という授業を担当している土井です。

「新映像演習」は、XR(VR、AR、MR)やプロジェクションマッピングなど、先端映像技術を体験し、作り方を学んでいく授業です。今日は、私が取り組んでいるもう1つの教育プログラムについてご紹介したいと思います。

その名も「神石高原XRスクール」

「神石高原」は、広島県の福山駅(新幹線の広島駅の1つ前)から車で1時間ほど北に行ったところにある、高原のまち。

高原という環境ならではの豊かな環境で育った野菜や果物をはじめとする農作物や、畜産業が盛んな街ですが、この街のもう1つの魅力は「デジタル推進」。最先端のドローンスクールがあったり、道の駅がVRされていて、お買い物ができたりなど。地域の課題にデジタルを活用し、取り組んでいらっしゃるチャレンジスピリッツあふれる町なのです。

そんな魅力あふれる神石高原町で、XRを学んでいただき、「地域で学び、地域で生かし、地域から発信していく」デジタルコンテンツを生み出していこう!というのが、このスクールの目的。2022年にスタートしたこのスクールの1期生募集には、町内をはじめとする方から多数の応募がありましたが、その中から選抜された10名の皆さんと、XRについて楽しく勉強しています。

 

そしてこの2022年夏、神石高原XRスクールの「夏合宿」テックキャンプ(コンテンツ開発合宿)に、NDS(専門学校日本デザイナー学院)の総合デザイン科ビジュアルデザイン専攻の皆さんも参加してもらいました。

テックキャンプは9月下旬の週末、2週にわたってキャンプ場「神石高原ティアガルデン」にて開催されました。専門学校日本デザイナー学院の皆さんには第1週目に参加してもらい、神石高原XRスクールの学生のみなさんと共同でARコンテンツの制作を行いました。

そして第2週目では作成したコンテンツが「神石高原XRキャンプフェス」にてお披露目されます。

制作するARコンテンツは、「神御座す高原の秘密(かみおわすこうげんのひみつ)」。あらかじめ準備された神石高原町舞台にした物語から、生徒それぞれが想起したキャラクターのアニメーションを作っていきます。

お昼は、バイデン大統領が来日時に振る舞われた、神石高原町特産の「神石牛」を使用したBBQでお腹を満たしました!

わからない部分を互いに教え合ったり、演出のアイデアを出し合ったり・・・コンテンツ制作を通じてみなさんのワクワク感が伝わってきました。

 

完成が近づいてくると、今回のARスタンプラリーの会場で実際にテスト。

そしていよいよ完成へ!

ちょうど台風が来ていたこともあり、日程が3日間から2日間に変更されましたが、無事、アニメーションが形になりました!

翌週、開催された神石高原XRキャンプフェスでは町内外からたくさんの方がお越しくださり、このテックキャンプの成果をお披露目しました。

 

今後も地域の魅力をデジタルで活用・発信していくお手伝いができたらと考えております。

 

NDSとの今後のコラボレーションにも是非ご期待ください!!

土井昌徳
MASANORI DOI
HERE.  CEO / CREATIVE DIRECTOR / PRODUCER
空間の体験価値を“アップデート”する映像空間演出を手がける。学生時代に、映像演出を即興で行うVJ(Visual Jockey)としてデビューし、米国留学、CGプロダクションのVFXデザイナーをへて独立。国内でいち早くプロジェクションマッピングの手法を取り入れた。NHK紅白歌合戦でのステージ演出やコニカミノルタプラネタリウムのプラネタリウム制作、海外でのアート空間演出など、これまでに手がけたプロジェクトは2,000以上。

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