NDS学生がオススメする画材紹介!
専門学校日本デザイナー学院の総合イラストレーション科で学ぶ、小松 理絵さんにお話を伺いました。将来はゲーム関係のコスチュームデザイナーを目指して頑張っています。そんな彼女に普段使用しているおすすめの画材について紹介してもらいました。
おすすめの画材について教えてください。
私がアナログ画材でおすすめするのはコピックペンシルです。学校に入学して初めて使用したのですが、課題などで使用することが多くて、使っている間にコピックにはまっちゃいました。色の数や塗り方にもかなり種類があるし、勉強するときりがないくらいです。でも自分の作品の表現の幅が広がってすごく楽しいです。
色の数や塗り方にもかなり種類があるとのことですが、例えばどんなものがあるのですか?
まず色の数ですが、例えば人間の肌なんかは同じ肌色でも1作品に3色ほど使ったりしています。イエローベース系の色とかブルーベース系の色で分けていますね。それにプラスして肌の色の影でも違う色を使っています。なので肌色だけでも私は8本以上持っていますね。
次に塗り方ですが、私は自分の塗り方というよりは作品に合わせて塗り方を変えています。例えばアニメ塗と言われるパキッとした塗り方やふんわりした少女漫画みたいな塗り方なんかがありますね。私は初めにキャラクターなんかを塗るときに薄いベースとなる色を全体的に塗っています。例えば肌色なんかは肌だけでなく髪の毛まで塗っています。これは全体を仕上げたときに髪の毛に肌のベースの色が少し感じられると馴染むような印象になって、変な違和感がなくなるんですよね。だから下地作りは大切にしています!ただ塗ってもわかんない程度に薄い色なのでかなり消費しちゃうんですよね。コピックってだいたい1本200~300円代なのでかなり課金しちゃってます。(笑)
塗り方や色の使い方でかなり作風が変わってきそうですね。コピックに触れてからどう表現の幅は広がりましたか?
色を重ねて塗ることとかですかね。それでうまいこと色をにじませたりすることができるので綺麗に表現できるんです。実際に描いてきた作品で説明すると、、
これにはいわゆるグラデーションみたいな技法を使いました。乾ききらないうちにその近い色とかそれより薄い色で塗るとボケるんですよ。なのでこうしたふんわりした作風に仕上げることができました。アナログ画材にあまり触れてこなかったので、コピックを通じて新しい手法に出会えたり、描ける作風が増えたりしたことが表現の幅が広がったことに繋がりますね。
入学してからコピックペンシルに初めて触れたとのことですがかなり使いこなしていますね。では最後にこれからイラストを始めようとしている人に一言お願いします。
今回私がコピックをお勧めした理由の一つでもあるんですが、イラスト初心者の人でも扱いやすい画材だと思います。水彩絵の具でもできますが、コピックは水の量に左右されたりしないで、均一に塗れることができるので簡単にふんわりした作風にできたりします。
後は発色がいいのでパキッとした表現も得意ですし、デジタルにスキャンしても色飛びという現象が起こりにくいもいい点だと思います。これからアナログでイラストに挑戦してみようと思う人は是非コピック使ってみてください!
小松さんありがとうございました。今回のインタビューでコピック愛がとても伝わりました!
今後の作品制作がとても楽しみですね!
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