心躍る「発見」と「ひらめき」を
最新記事
最新記事一覧
デザイン深化論──携帯電話から生まれたエモーションの美学 【Vol.2】心を駆動するデザイン
文 / 写真:砂原哲 コーディネート:竹島弘幸 / 竹内基貴 こんにちは、砂原です。今回は、Vol. 1でご紹介した「au Disign Project」の広がりから、現在の活動をご紹介したいと思います。 「ファッションとしての価値を持つ携帯電話」というコンセプトのもと、様々な苦労の末に発売まで漕ぎつけた携帯電話「INFOBAR」。結果、大変な好評を博し「デザインケータイ」という新ジャンルが生まれる先駆けとなりました。 [caption id="attachment_24144" align="alignnone" width="750"] ⓒKDDI[/caption] 2007年1月にはニューヨーク近代美術館「MoMA」の永久収蔵品にも選定されました。ちなみに米国で初代iPhoneが発表されたのは奇しくも2007年1月でした。 Function(機能)を超えてEmotion(感情・情緒)をデザインすること。Emotionは「エモい」の「エモ」ですね。「au Design project」では「INFOBAR」の後も数多くの携帯電話やスマートフォンのデザインを手がけていますが、そのデザイン思想の根底には常に「Emotion」がありました。もちろん「機能性」は維持しつつ、「かわいい」「かっこいい」「心地いい」など、時に控えめに時に大胆に人の心を動かすデザインを目指しました。 「au Design project」の活動内容については『ケータイの形態学』という書籍にまとめてあります。ご興味ありましたら是非ご覧ください。無料でau Design projectのウェブサイトで公開しています。 20年を超える「au Design project」の活動を通して、素敵な言葉をたくさんの方からいただきました。「au Design project」がきっかけでデザイナーになったんです!と言われた時は心底嬉しかった。デザインが人の心を動かしてその方の人生に良い影響を与えるとしたらこんなに素晴らしいことはありません。 ある方が「au Design project」のプロダクトについてこんなコメントを寄せてくれました。「毎日、目にし、手にするたびにちょっと幸せな気分になれる」。なんて素敵な言葉でしょう。こんな風に感じてもらえるデザインを一つでも多く世に送り出せたらどんなに幸せでしょう。 2023年11月、この言葉をキーコンセプトにINFOBAR 20周年を記念した展覧会「Digital Happiness / いとおしいデジタルの時代。展」を六本木の21_21 DESIGN SIGHT Gallery 3で開催しました。展覧会では「初代INFOBAR型Apple Watch Case」と「生成AIマスコットUbicot(ゆびこっと)」のプロトタイプを発表しました。 [caption id="attachment_24141" align="alignnone" width="750"] Photo: Satoshi Sunahara[/caption] 現在「au Design project」の活動は携帯電話やスマートフォンのデザインからデザインやアートそしてXRやブロックチェーン、AIなどの先端テクノロジーを掛け合わせ新たな価値を生む統合デザインへとシフトしています。企画・開発する対象は変わっても「Emotion」をデザインするという根幹は変わっていません。 2020年、コロナ禍の最中に東京国立博物館、文化財活用センターと「5G で文化財 国宝『聖徳太子絵伝』 AR でたどる聖徳太子の生涯」を共同制作しました。 [caption id="attachment_24176" align="alignnone" width="750"] (出典)adp.au.com[/caption] 現代アートの領域では、2011年に前衛芸術家・草間彌生さんとコラボレーションした携帯電話を開発した流れを継ぎ、彫刻家・名和晃平さんの作品をARで体験可能にする「AR × ART KOHEI NAWA」(2020-2022年)を制作。 [caption id="attachment_24177" align="alignnone" width="750"] (出典)adp.au.com[/caption] 最近ではバーチャルシンガー花譜などが所属するレーベルKAMITSUBAKI STUDIOとバーチャル舞台劇「御伽噺」の共同制作を行っています。 [caption id="attachment_24178" align="alignnone" width="529"] ⓒKDDI /KAMITSUBAKI STUDIO[/caption] このテキストを読んでいただいている皆さんは、クリエイティブなお仕事を目指していたり、既になんらかの形でクリエイティブなお仕事に就いている人が多いのでないかと思います。まだ仕事になっていなくても、デザイン、アート、写真、映像、漫画、アニメ等、ジャンルはともあれ何かを自分の手で生み出す喜びを知る種族に属する人たちだと思います。 その喜びは例えばSNS上での安易な「承認」から得られる喜びよりもずっと深く人生をかけるに値するものです。また、素晴らしい作品に出会うことで得られる感動、享受する喜びも同様です。 「創造する喜び→享受する喜び→創造する喜び……」皆さんは是非この連鎖を生み出す動因であり続けてください。 昨年、染色家の柚木沙弥郎さんが101歳でお亡くなりになりました。Eテレ「日曜美術館」の特集「Оh!SAMMY DAY 柚木沙弥郎101年の旅」の中で柚木さんは「ワクワク」という言葉を何度も口にしていました。私たちがふだん口にする「ワクワク」と違って、柚木さんの「ワクワク」は本物だと思いました。 100歳を超えてなお本物の「ワクワク」を口にできる創造的な人生、憧れませんか? 砂原哲 | SUNAHARA Satoshi 1970年埼玉県熊谷市生。東京都荒川区出身。上智大学文学部哲学科卒業後、映像プランナー等を経て、1998年に第二電電株式会社(現KDDI株式会社)へ入社。2001年、auブランドの価値向上を目的に携帯電話のデザインを革新するプロジェクトを立ち上げ、コンセプトモデルを発表。2002年au Design projectとして本格始動し、2003年INFOBARを開発・発売。以降、深澤直人氏、マーク・ニューソン氏、草間彌生氏など数多くのデザイナー、アーティストとの協働により、70機種を超えるau Design project /iidaブランドの製品企画・プロデュースを手がける。 INFOBAR、talby、neon、MEDIA SKINがニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されるなど、手がけた携帯電話・スマートフォンは国内外様々な美術館にコレクションされている。グッドデザイン賞金賞、DFAアジアデザイン賞大賞など受賞歴多数。著書に「ケータイの形態学」(六耀社)がある。 au Design project ウェブサイト

「美術のこもれび」Rayons de soleil dans l’art ㉒ ― 岡﨑乾二郎について
岡﨑乾二郎 について 専門学校日本デザイナー学院東京校 講師の原 広信(はらひろのぶ)です。 今回ご紹介しますのは『岡﨑乾二郎』(おかざきけんじろう)。現役の日本人アーチストで現在も創作、発表活動を行っている東京出身の日本の代表的な現代美術家です。美術作品の発表とともにアートを論じる美術批評家として執筆活動も行っていて、私の6歳年上の作家でもあり、若輩の時から作品展を見学し続けて、リアルタイムで触れてきた作家の一人です。 現役の日本人アーチストについてこのコラムでご紹介するのは、第6回の『大竹伸朗』氏以来です。岡﨑乾二郎の作品は日本各地の美術館などに収蔵されています。 まずご紹介するのは_ [caption id="attachment_23843" align="aligncenter" width="750"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 たまち 』1981年 12.6 x 24.4 x 22cm アクリル、ポリエチレン 高松市美術館蔵 / 香川県, 日本】 ※画像引用元:岡﨑乾二郎公式HP[/caption] 20センチ前後の立体で、クレジットの「ポリエチレン」との素材からおそらく軽量であろうレリーフ形状の作品です。曲線と直線で形成されたパーツが立体的に構成されています。そしてその面には微妙な色彩がマチエール(画肌)とともに施されていいます。平仮名で『たまち』というタイトルも面白いですよね。この作家は不思議なタイトルも特徴の一つです。 そして… [caption id="attachment_23845" align="aligncenter" width="750"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 そとかんだ 』1981年 14.1 x 33x 39.5cm アクリル、ポリエチレン 高松市美術館蔵 / 香川県, 日本】 ※画像引用元:岡﨑乾二郎公式HP[/caption] 『たまち』に続いて『そとかんだ』。作品全体の色合いとアクリル絵具のマチエールによって立体的な構成が軽妙なリズム感を生み出しています。写真画像では一つのアングルでしか見られませんが、実際の展示空間では、ゆっくりと移動しながら鑑賞すると違った姿に見えてくるのも魅力だと思います。また軽快な動きを感じる形状ですね。岡﨑乾二郎はこうした平仮名の地域名の作品群によって脚光を浴びるとこになりました。 そして… [caption id="attachment_23846" align="aligncenter" width="750"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 「手出しをするな。ということこそ、私たちにとって唯一の言葉である」ぐんぐん近づいてきたのよ。でもこなかった。音もしなかったし、まだ明るかった。そんなにあんまり呼ばないで。いま自分から行こうとしているのだから。なんであんなことを彼が言っていたのかわかったわ。然るにその日の午後になって、わたしたちの住んでいる住宅地のすぐ近くに、落ちたのです。ええ、私のしっている人は一人だけです。熱エネルギーの移動。これだけは自然のなりゆきにまかせるよりほかはない。いや、やはりそれは自然のしわざではない、化学者のしわざです。「手の下しようもなく、お行儀がいい。だからどうかわたしを日陰におかないで。」あんなことを、なんで彼がいっていたのか分かるでしょう? 』1990-91年 190 x 180x 320cm 鋼 大阪中之島美術館蔵 / 大阪府, 日本】 ※画像引用元:岡﨑乾二郎公式HP[/caption] 何ともタイトルが…長いですね!しかも口頭口調です。この作品は壁から離れて自立するオブジェとなっています。形状は鋭角的な直線・曲線と平板なパーツで構成され、それぞれのパーツが相互に支持するように絡み合う点では、前の二つの作品との共通性が見られます。鋼の材質とほぼ2~3メートルの立体サイズは展示室でも存在感を放っているでしょう。立体作品はぐるりと周囲を回ってみるとさまざまに姿に変えて見せている、と思うと現場で鑑賞してくなります。そして、タイトルの影響でしょうか、何やら作品がおしゃべりな感じにも見えてしまいます。 さて、続いては… [caption id="attachment_23912" align="aligncenter" width="725"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 サウモクのくさきに クワヒとうつくしみ、 かうむらしむ 』2000年 19 x 45x 36cm セラミック 豊田市美術館蔵 / 愛知県, 日本】 ※画像引用元:岡﨑乾二郎公式HP[/caption] 何とも不思議な作品です。この作品の材料はセラミック(陶土)とクレジットに表記されています。粘土を素材として像を造形していく一般的に言う彫刻とは違います。この作品のフォルムはこれまでの3点の作品とは異なって作者の手の跡を感じさせない、材料の粘質と柔軟性を素材のままに表出して焼成しているように見えています。この作品からも材料の持つ性質と作者との相互対話が感じられて、それは岡﨑乾二郎の創作のベースにあると思います。 [caption id="attachment_23848" align="aligncenter" width="537"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 木炭木を育てる 』1986年 209 x 159cm 綿布、絹 千葉市美術館蔵 / 千葉県, 日本】 ※画像引用元:岡﨑乾二郎公式HP[/caption] やや左に傾いだ四辺形をした支持体に布材が切り貼りされています。それらの素材はプリント柄であったり染め物であったりしていて、色面構成として視覚的なコントラストを生んでいます。それら布辺の断線は直線や曲線、そして不規則なシルエットを持っていて、画面からは色彩と生地柄との不思議な混声合唱が聞こえてくるようです。 さて、最後になりましたいよいよ今回の作品です。 [caption id="attachment_23849" align="aligncenter" width="750"] 【岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki『 耳を押し当てその向こうの気配を探る。ベールは柔らかな襞を作って、顔に落ち、神秘的で触れられない何かを感じさせる。花嫁のベールほど美しいものはない、透明で儚く脆いのは純粋だから。次の日、彼女は花嫁のベールを買いに行った。 雨が降れば夏になる。丘の頂から湖が見えた。夏はどこにいるのだろう。見晴らしてもすべては春のまま。スミレの花びらは雨を欲して萎れ、身を窄めていた。 何週もの遅れを取り戻そうと冷たい春のあと、暑い夏が慌てて訪れる。リネンの清らかな香りは婚礼のための白い布の束、仕上げのアイロンがけを待っている。 石畳の街に、太陽が降り注いでも石は決して花に変わらず、白壁の家が緑に覆われるわけでもない。太陽は街のあちこちの小さな公園にただ夏の装いをさせる。夏は公園の芝生にも自由に伸びることを許さず、いつも短く刈り揃えられていた。 』2024年 224.0 x 363.5cm アクリル、カンヴァス】 ※画像引用元:東京都現代美術館展覧会HP[/caption] こちらも長いタイトルを付与されています。左右と上下に4点の四角形のカンヴァスが組み合わされた作品で、淡く肌色に近い地色をもつその平面に半透明なアクリル絵具で彩色されています。絵の具は荒々しい痕跡で重なり合いつつ柔らかな色合いで描かれています。縦幅2メートル余りで横幅が3メートルを超えるもので、わりと大きいサイズですから、筆跡のストロークも大きなものであることが想像されます。また、カンヴァス一枚の平面ではなく4枚で構成された平面である点が、各々のパーツを組み合わせるこれまで紹介した作品の成り立ちに共通しています。 この作品の実物が鑑賞できるのが 4月29日から開催の『岡﨑乾二郎』展 です。 彼の幅広い創作活動を全体をじっくりと観覧することができます。 この展覧会は東京メトロ半蔵門線【清洲白河駅】から出て徒歩8分。東京都現代美術館での開催です。 春爛漫の空気のなか現代アートを満喫しに出かけましょう! 展覧会情報 岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here 会 期:2025年4月29日(火・祝)~7月21日(月・祝) 場 所:東京都現代美術館(東京都・江東区木場公園内) 公式HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/kenjiro/ [clink url="https://picon.fun/art/20250208/"] ↓PicoN!アプリインストールはこちら

藤ちょこ先生イラストメイキング講座レポート—プロのイラストレーターからテクニックとキャリアを学ぼう
本校が主催する人気イベントのひとつ、イラストメイキング講座。2025年3月22日(土)に開催された講座に、国内外で活躍するイラストレーター・藤ちょこ先生が登壇されました! 藤ちょこ先生は、ライトノベルの挿絵やカードゲームのイラストをはじめ、様々なジャンルで活躍。たとえば近年では、ゲーム『アズールレーン クロスウェーブ』のキャラクター「駿河」のデザイン、ライトノベル『八男って、それはないでしょう!』挿絵なども手がけました。 また、日本に留まらず海外でも作品を展示し、関連イベントでライブペイントも行うなど、幅広く活動中です。 この記事では、着彩をメインとしたイラストメイキングの制作プロセスを、藤ちょこ先生のポイント解説を交えて詳しくご紹介します。 「テクニックを磨くためには、どんなことをしたらいいの?」 「どうやったらプロのイラストレーターになれるの?」 など、イラストレーターを目指す方が知りたい情報も満載です。 藤ちょこ先生の作品が完成していく過程を体感しながら、プロの視点や技術に触れてみてくださいね。 取材・文/浜田夏実 ライブで学ぶ 藤ちょこ先生の着彩テクニック この講座はオープンキャンパスのイベントのひとつで、本校の志望者を含む20名以上の方来場されました。 登壇されたのは、藤ちょこ先生と、株式会社ピージーエヌの柳澤さんのお二人。 株式会社ピージーエヌは、ペイントツールFireAlpacaの開発や運営、ライブペインティングのイベント企画、さらにはクリエイターの支援も行っている企業です。 会場の正面に映像が投影され、参加者はイラスト制作の実演をライブで学ぶことができます。ペイントツールFireAlpacaの画面と先生の手元の映像を並行して見られるので、先生がどの部分をどんな方法で描いているのかよく分かります。 今回は1時間30分ほどで作品を完成させるため、予め用意したラフの上に色を塗り、仕上げながら線画も整えていきます。 「普段はラフの後に線画を描いて、そこから塗りの作業に入ることが多いです。手順はいつもと同じように進めていきます」と先生が説明しました。 [caption id="attachment_23952" align="alignnone" width="750"] キャラクターやモチーフに影の色を着彩した状態[/caption] イラストを見ると、額縁以外は一色で着彩されていることに気づきます。影を同じ色にすると、作品に統一感が出るそうです。 最初に塗り始めたのは、キャラクターの顔の部分。「キャラクターイラストでは、キャラクターの表情が一番大事なので、顔まわりから描いていきます」。 先生は、顔をある程度描いてから他の部分に移るそうです。また、目などのパーツをレイヤーで分ける方法はあまり使わないと話していました。 [caption id="attachment_23954" align="alignnone" width="750"] 全体に影を付けている様子[/caption] 少女の目をライトブルーで塗った後、少し灰色がかった寒色で全体に影を付けていきます。 「固有色ではなく、まずは全体の陰影をつけておくと、立体感がつかみやすくなります。この後、色を塗る時のガイドにもなりますよ」と藤ちょこ先生。 先生は、色を混ぜる時に黒やグレーは極力使わず、ある程度色味の入った色を選んでいるそう。 「絵柄によっては、重厚感を出すためにモノトーンを入れるのが有効な場合もあります。私は水彩画のような仕上がりにしたいので、濁らないように少し色味のあるカラーを使っています」と説明しました。 [caption id="attachment_23956" align="alignnone" width="750"] 背景の花を虹色のグラデーションで塗っている様子[/caption] キャラクターの髪の色や陰影を付けたら、背景を塗っていきます。 少女の背後にあるのは、額縁からこぼれんばかりの花々。カラフルな花束をイメージしているそうです。 虹色のグラデーションにするため、ベースカラーを入れます。 ここまでの工程で印象的だったのは、藤ちょこ先生が全体のイメージを少しずつ作っている点です。 「キャラクターの着彩が途中でもOKで、背景にベースカラーを入れたり、再びキャラクターに戻ったりしながら、全体を把握していきます」と解説。 頑張って細かく描いたのに、画面全体を表示して確認したらイマイチだった……ということは誰しも経験があるでしょう。 先生は、ナビゲーターで常に全体を表示したり、サムネイルのサイズに縮小したりして、全体のイメージを確認していました。 [caption id="attachment_23957" align="alignnone" width="750"] 背景の花をさらに描き込み、質感まで見事に表現[/caption] 解説に聞き入っているうちに、あっという間に背景が仕上がっていきます。 色の鮮やかさだけでなく、花の質感まで見事に表現されています。筆のタッチを残すと質感が出るそうです。先生は、美術館で見た絵画の筆跡を思い出しながら着彩して、質感を出していると言います。 [caption id="attachment_23958" align="alignnone" width="750"] キャラクターの髪や服、額縁の凹凸などを細かく描き込んでいる様子[/caption] イラストが完成に近づいてきましたが、藤ちょこ先生はさらに手を加えていきます。 「ラフに色を塗ったので、ざっくりした部分がまだ残っています。これから細部を描き込んでいきます」と説明。 驚いたのは、先生がキャラクターの髪や服を描き込む際に、イラストを反転させていたことです。 左右が逆になってもまったく違和感がなく、「左右反転して描くとバランスが整います」という先生のお話に納得しました。見え方が変わると、直すポイントも分かると言います。 そして、額縁の部分も立体的に仕上がってきました。先生によると、「黒や暗い色よりも、黄土色を使ったほうが金属っぽさが出ます」とのこと。陰影をはっきりさせるのも、金属のモチーフを描く時のポイントです。 [caption id="attachment_23959" align="alignnone" width="750"] すでに完成しているように見えますが、遠近感を表現するなど、最後までこだわって仕上げていきます[/caption] いよいよ、仕上げの段階へ。額縁の左下にブルーのエアブラシで色を付けたり、全体の陰影を調整したりと、細部に手を入れて遠近感を表現します。 エアブラシで着彩する時は、レイヤーのモードを「焼き込み」に変更し、透明度を下げて薄くするというテクニックも披露。 これは、空気遠近法と言って、奥にあるモチーフの彩度を下げたり、薄いフィルターをかけたりすることで遠近感を生み出す手法です。先生が用いるテクニックのひとつでもあります。 [caption id="attachment_23960" align="alignnone" width="750"] イラストにサインを入れて完成[/caption] そして、ついに作品が完成!透き通るような色彩やキャラクターの立体感など、藤ちょこ先生の魅力が詰まったイラストが誕生しました。 講座の最後には、参加者から大きな拍手が沸き起こりました。 「見てもらう」意識を持ってスキルアップ ライブペインティングを通して、いくつものテクニックを教えてくださった藤ちょこ先生。 メイキングを真剣に見ていた参加者からは、先生の表現方法について、多くの質問が寄せられました。 さらに、先生がプロのイラストレーターとしてデビューするまでのお話を聞きたいという声も。 ここでは、質問への回答を中心に、先生の技術やキャリアについて詳しくご紹介します。 見る人の視線の動きを意識 藤ちょこ先生のイラストは、広大な風景で世界観が表現され、水彩画のような色彩や緻密に描かれたモチーフに目を奪われます。 空間の広さとモチーフの精密さをほどよいバランスで成立させるために、一体どのような技術を使っているのでしょうか? 先生が意識されているのは、「絵を見る人がどのように視線を移動させるか」ということ。色味や構図、視線誘導を考えて描いていると話します。 視線誘導とは、イラストを眺める時の目の動きを考え、効果的に要素を配置したり、パースを工夫したりする手法です。 色味の軽さと重さを利用する、パースを付けて見え方を調整するなど、先生はいくつかのテクニックを取り入れて表現しているそうです。また、「浮遊するモチーフをリズミカルに並べるなど、要素の置き方を工夫するのもおすすめです」と解説。 さらに、描き込みの密度を設定するのも重要です。はじめに、どこを見せたいかを設定し、「密度を濃くしたい部分は120%くらい描き込みますが、メインではないところは70〜80%程度にします」とのこと。 密度を設定すると、視線が画面のあちこちに向いてしまうのを防ぎ、メインの要素が明確になると言います。 先生の作品を改めて観察すると、キャラクターの表情や目立たせたいモチーフが真っ先に目に入り、そこから広大な景色に視線が移っていくことを実感できました。 観察力によって磨かれる技術 藤ちょこ先生の作品には圧倒的な立体感があり、まるで現実に存在する風景のように感じられます。 先生は、「平面を立体的に見せるためには、光と影の表現が不可欠です」と話します。そして、光と影を描くためには、画面の中で光源を設定するのがポイントです。 光がどこから入るのかを意識的に表現できるようになれば、三次元的な広がりのある描写にもつながります。 すると参加者から、「陰影の付け方の練習で、効果的な方法はありますか?」と質問が。 「実生活で光の入り方を観察するのが良いと思います。街を歩いている時に光源を観察すると、『朝は光がここに当たっていたけど、夕方はこういう風に影が入るのか』など、たくさんの発見があります」と答えていました。 また、イラストの資料として、自分で撮影した写真やイメージに近いモチーフを用意するのも有効だと言います。 「私は広大な風景が好きなので、広角レンズを使用して、描きたい構図に近い状態で撮影しています」と先生。 自分で撮影した写真であれば、著作権を気にせずに使えるのも大きなメリットです。イメージ通りの写真を探す手間も省けますね。 なお、モチーフを用意できる場合は、実物を購入することも多いそうです。「虹色の傘を描きたいと思った時に、ちょうどイメージに合う商品があったので購入しました。光の当たり方や色の散り方を観察し、イラストを制作しました」。 インターネットで多くの写真やイラストを検索できる時代になりましたが、自分の目で見て観察することが技術の向上につながるのだと感じます。 積極的に作品を投稿しキャリアをスタート ライトノベルの挿絵からバーチャルライバーのデザインまで、幅広いお仕事を手がけられている藤ちょこ先生。 しかし、初めからイラストレーターを目指していたわけではなく、もともとは漫画家を志望していたそうです。 高校生の頃から漫画雑誌に投稿していましたが、漫画にもカラーイラストのページがあるため、その練習をしようと思い立ったことが、イラスト制作のきっかけになったと言います。 そして、せっかくカラーイラストを描いたので、イラスト投稿雑誌に応募することに。 今ではSNSなどで個人が自由にイラストを発信していますが、当時は多くの人に作品を見てもらうメディアとしては、イラスト投稿雑誌が主流でした。 そこで、色々な雑誌に投稿し続けた結果、掲載される機会が増加。ある時、雑誌を見た編集者の方から仕事の依頼を受けたことで、漫画よりもイラストのほうに興味が向いていったと話しました。 先生は、駆け出しの頃に、Pixivを見た方から連絡を受けたこともあるそうで、「どこにチャンスがあるか分からないので、作品をどんどん投稿するのがおすすめです」とアドバイス。 株式会社ピージーエヌの柳澤さんも、お二人が仕事をするきっかけになった出来事を振り返りました。 「作品をインターネットで拝見して、先生が出展されているイベントに足を運びました。そこで会ったのが最初でしたね」。 イラストレーター本人に会うことを大事にしている企業の方も多いそうで、SNSでの発信やイベントへの参加を積極的に行うと、道が開けるかもしれません。 得意を極めて描く未来 藤ちょこ先生の回答で印象的だったのは、「色々な絵を練習するよりも、どういう仕事をしたいかを定めるほうが大事かもしれない」というお話です。 これは「様々な絵を描くのと、方向性を決めて練習するのでは、どちらがおすすめでしょうか?」という参加者の質問に対するアドバイスです。 先生によると、オンラインゲームやカードゲームなど、ジャンルによってイラストのテイストはまったく異なるそうです。そのため、自分がそのジャンルを好きだとしても、必ずしも得意とは限りません。 「自分が得意なところを伸ばすのも大事です。得意な分野を極めていくと、クライアントさんが『あの作家さんにお願いしよう』と思い浮かべてくださる機会が増えると思います」と話しました。 先生が最後に触れたのは、学生時代の過ごし方について。「学生のうちに、表現の幅を広げることをおすすめします。社会人になると時間が限られてしまうので、学び直すのは大変です。自分の表現に必要なものは、積極的に取り入れてみましょう」。 様々な絵柄を身につけたほうが良いと考えていましたが、まずはどんな仕事に就きたいかを見据えて、必要なスキルを学ぶのが大事だと分かりました。 藤ちょこ先生の講座は、イラスト制作のプロセスに加えて、プロのイラストレーターとして活躍するために必要な視点やスキルについても深く学ぶ機会となりました。 先生の解説を参考に、身の回りを観察したり表現の引き出しを増やしたりしながら、ぜひご自身の制作に活かしてみてくださいね。 《講師プロフィール》 藤ちょこ 千葉県出身、東京都在住のイラストレーター。 ライトノベルの挿絵や、カードゲームのイラストなど様々なジャンルで活動し ているほか、国内外での展示や、関連イベントでのライブペイントも定期的に 行っている。最近の主な仕事に『アズールレーン クロスウェーブ』駿河デザイン、『八男って、それはないでしょう!』挿絵、バーチャルライバー『リゼ・ ヘルエスタ』デザインなど。 X(旧Twitter) @fuzichoco Instagram fuzichoco31 文/浜田夏実 アートと文化のライター。武蔵野美術大学 造形学部 芸術文化学科卒業。行政の文化事業を担う組織でバックオフィス業務を担当した後、フリーランスとして独立。「東京芸術祭」の事務局スタッフや文化事業の広報、アーティストのサポートを行う。2024年にライターの活動をスタートし、アーティストへのインタビューや展覧会の取材などを行っている。 note X
おすすめ記事
おすすめ記事一覧
【NDS卒業生の活躍】あさみみちゃんポップアップイベントを渋谷サクラステージにて開催中!
あさみみちゃん×歌舞伎座コラボレーショングッズ販売&ポップアップイベント 「かわよきPOPUPでございます!」が渋谷サクラステージにて開催中! 専門学校日本デザイナー学院 イラストレーション科を卒業した吉野さんが、渋谷のサクラステージで開催中の「あさみみちゃん × 歌舞伎座」コラボ期間限定POP UPショップのグッズデザインを担当しました! LINEスタンプなどでもおなじみの『あさみみちゃん』は、「あなたの気持ちを浅くする寄り添いうさぎ」の女の子。25歳のOLで、日本一のマスコットキャラクターを目指しています。 浅いことしか言わないウサギちゃんなので、「あさみみちゃん」という名前なのだそう。 ポップアップ会場は、あさみみちゃんと仲間たちのグッズやパネルがたくさん!ピンクで統一された店内にテンションが上がります。 ポップアップオリジナルデザインのクリアファイル2種。コレクションしたくなる可愛さ…!使うのがもったいないです。 ランダムキーホルダーも購入。ダニーくんをゲットしました。 また、会場にはミラー風のパネルや、あさみみちゃんたちの等身大パネルが設置されており、フォトスポットも充実!さまざまな楽しみ方ができるポップアップストアです。 ポップアップイベントは4月13日まで開催中 イラストを学んだ学生がこのように活躍していることは、専門学校日本デザイナー学院のスタッフとしても大変嬉しく思います。 専門学校日本デザイナー学院から徒歩わずか5分のサクラステージ。ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね! ▶グッズ詳細はこちら https://asamimichan.com/news69/ 展覧会名|あさみみちゃん×歌舞伎座コラボレーショングッズ販売&ポップアップイベント「かわよきPOPUPでございます!」 会 期|2025年3月14日(金)-2025年4月13日(日) 会 場|渋谷サクラステージ SHIBUYA SIDE 3F ときめきSTAGE 時 間|10:00-21:00 入 場 料|無料(フリー入場) ↓PicoN!アプリインストールはこちら

アイドルオーケストラ「アイオケ」 × NDS コラボインタビュー
総合デザイン科ビジュアルデザイン専攻の3年生「新映像演習III」の授業において、アイオケの新曲を使用した Fake OOH を制作する産学官連携プロジェクトを実施しました!指導は本校講師の土井昌徳先生です。 今回は、アイオケのメンバー(リーダー:三田萌日香さん、サブリーダー:ゆゆ・THE・エクスカリバーさん)と制作に携わった学生(下嶋くん、宿利さん)の対談インタビューになります。制作の秘話や今回の映像について沢山語っていただきました。 https://youtube.com/shorts/0PuoqAhyGJ0?si=I5apZx6FbMhF8X9w https://youtube.com/shorts/drWndE-RUxs?si=Zzgvh47ViaYbjCxx 今回、アイオケとNDSがコラボしてみた感想を聞かせてください!楽しかったことや大変だったことはありましたか? 三田萌日香:「やっぱり今、縦型の動画がすごく流行ってるじゃないですか。私たち自身も、縦型のドラマとか撮影することが増えてきていて、"こういう時代になってるんだな~"って改めて感じました!それに、こんな楽しいCGを作ってもらえて…自分たちが映ってるのがちょっと不思議な気持ちです(笑)。でも、こういう動画はこれからもっと流行るんじゃないかなって思いました。」 ゆゆ・THE・エクスカリバー :「個人的には、実際に存在しないものをあるように見せながら撮影するのがすごく難しかったですね。でも、今日こうやって完成した映像を見たら、本当にあるように見えて…もう感動しました!」 下嶋 :「やっぱりCGがあるのとないのとでは、全然違いますか?」 三田萌日香:「めちゃくちゃ違います!CGの細かい部分までこだわっていて、ファンの皆さんが喜ぶような仕掛けがたくさん詰まってて、すごく良かったです。」 ゆゆ・THE・エクスカリバー :「そうそう!例えば、ヴァイオリン担当のメンバーが青色のヴァイオリンを使ってるんですけど、それもちゃんと再現されてたんですよ。しかも、メンバーカラーのハートの風船とかも登場してて…そういう細かい部分まで作り込まれてるのがめちゃくちゃ嬉しかったです!」 学生の2人は今回のコラボを通してどんなことを感じましたか? 下嶋 :「CGを担当しました。アイドルとコラボするのは初めてで、"どういう表現にすれば楽しくなるかな?ファンの人が喜ぶかな?"って考えるのが一番楽しかったです。ただ、メンバーカラーや楽器の色の調整には結構こだわったので、納得いくまでが大変でした…!」 宿利 :「企画を担当しました。今までにない企画を考えるのは本当に大変だったんですけど、アイオケさんらしい映像にできたかなと思います。特に、3Dモデリングを活かした映像や、楽しい雰囲気の曲にぴったりな動画に仕上げられたのが良かったです!」 アイオケのお二人にお聞きします!未来のディレクターやクリエイターである学生たちと一緒にお仕事をしてみて、何かアドバイスはありますか? ゆゆ・THE・エクスカリバー :「実は、学生さんとコラボするのは今回で2回目なんですよ。でも、毎回思うんですけど、学生さんと一緒に作品を作るのって本当に楽しいし、やりやすい。もちろんいい意味でね(笑)。」 三田萌日香:「すごく一生懸命に私たちに向き合ってくれるし、素直に意見を聞いてくれたり、『もっと良くしたい!』って気持ちがめちゃくちゃ伝わってくるんですよ。だから、プロになってもその気持ちをずっと大事にしてほしいなって思います!また一緒にお仕事できたら嬉しいですね。」 宿利 :「ありがとうございます。私たちもまたご一緒できるように頑張ります!」 もし次もアイオケさんとコラボできるとしたら、どんなディレクションをしてみたいですか? 宿利 :「ショートドラマをやってみたいです。今回、アイオケの皆さんが演技もすごくお上手で、私のディレクションがなくても自然に演じてくださったのが感激で…!なので、渋谷だけじゃなくて、全然違う風景の中でも撮影したら面白そうだなって思いました。」 ゆゆ・THE・エクスカリバー :「それめっちゃ良いですね!インスタとかYouTubeのショート動画にも使えそう!!」 下嶋 :「僕は、実体験型のホラー短編ムービーとかMVを作ってみたいです。なかなかアイドルとホラーを組み合わせた映像って少ないと思うので、ファンの皆さんも楽しめるような"体験型"のものにしたら面白いかなって」 三田萌日香:「それ絶対楽しい!もう全部実現させましょう!!」 今回の映像の"ここを見てほしい!"というこだわりポイントを教えてください! 宿利 :「CG部分には特に力を入れたので、細かい装飾とかを注目してもらえると嬉しいです。ファンの人なら気づいてくれそうな仕掛けもあるので、何度も見て楽しんでもらえたらいいなって思います。」 三田萌日香:「めっちゃコアなファンの方なら気づくレベルで細かい部分までこだわってもらったので、ぜひ学生さん2人の努力を見てほしいですね!しかも、新曲のタイトルや歌詞の一部も映像に取り入れてくれてるんですよ!ファンの皆さん絶対喜ぶと思います。」 下嶋 :「今回はFake OOHなので、"いかに本物みたいに見えるか"を意識しました。なので、『これ本物の広告なの!?』って思ってもらえたら大成功です。」 ゆゆ・THE・エクスカリバー :「ほんとそれ!私たちが実際に見ても違和感なくて、トラックが360度作り込まれてるのがすごいなって思いました。あと、後ろにいる"白い犬"みたいなのが可愛かった。」 下嶋 :「あれ実は犬じゃなくて、熊なんですよ(笑)。テディベアが歌詞に出てくるので、それをモチーフにして作りました。」 ゆゆ・THE・エクスカリバー :「えっ、そうだったの!?ごめんなさい!!(笑)」 三田萌日香:「でも、こうやって細かいところに注目して何度も見てもらいたいですね。」 宿利 :「はい!何より、見てくれる人が楽しんでくれるのが一番嬉しいです!」 アイオケ × 日本デザイナー学院のコラボ映像、ぜひチェックしてみてくださいね! アイオケ公式サイト

マンガ連載~第40話~ 「そのストレスどこから?」編
進路や目標が見えなくなってモヤモヤ……そんな「ストレス」の正体、実は〇〇不足!? 技術は上がっているのに気持ちがついてこない…。描きたい気持ちを再確認しながら、自分の“好き”を見つめ直していく、ゆるくて深い青春トーク漫画第40話! ↓PicoN!アプリインストールはこちら 作・藤田岳生 マンガ・イラスト関係の専門学校を卒業後、マンガ作家のアシスタント業に就く。さまざまな作家さんの現場を渡り歩き、経験を積む。その後、イタリアのマンガ学校「LUCCA MANGA SCHOOL」の目に留まり、24歳での短期単身渡伊をはじめとして、幾度か現地の方を対象としたレッスンを行う。Web系など絵を描き始める方に向けての指導をはじめ多方面で活躍中。 Instagram ≫藤田先生の過去記事一覧 ↓PicoN!アプリインストールはこちら
デザイン記事
デザイン記事一覧
紙の製造工程が家で見られる!?大和板紙株式会社のオンライン工場見学に参加してみた

アイドルオーケストラ「アイオケ」 × NDS コラボインタビュー

「卒業作品展2025」レポート—現代社会を見つめるデザイン
のコピー-5.jpg)
後編【対談】世界ポスタートリエンナーレトヤマ2024受賞記念!デザイナー福島治先生×NDS在校生河内瑠未さん
イラスト記事
イラスト記事一覧
藤ちょこ先生イラストメイキング講座レポート—プロのイラストレーターからテクニックとキャリアを学ぼう

【アナログイラスト初心者向け連載】第11回~花の描き方~

【NDS卒業生の活躍】あさみみちゃんポップアップイベントを渋谷サクラステージにて開催中!

イラストを学ぶ学生のカバンの中身。愛用画材とお気に入りアイテム
マンガ記事
マンガ記事一覧
マンガ連載~第40話~ 「そのストレスどこから?」編

“LINEマンガ”に聞いてみた!~学生の気になるアレコレ~

『描けない』からこそ描けた――第22回高校生マンガグランプリ受賞者インタビュー!

平成から少女マンガは変わりつつある?!令和の「ちゃお娘」がときめく作品について中の人に聞いてみた。