「クリエイターのコレクション#チョロQ」 映像クリエイター 栗林 武の場合

こんにちは。映像クリエイターをしている栗林です。

今回は、『クリエイターのコレクション』をテーマに記事を書いて欲しいということで、私が生涯をかけて集めている『チョロQ』について書いていきたいと思います。

『チョロQ』とはタカラ(現タカラトミー)から1980年に発売されたプルバックミニカーで、チョロチョロ走るキュートなクルマというのが名称由来のおもちゃです。
『チョロQ』との出会いは私が小学5年生の頃でした。
近所の玩具屋に行った時、いままでのミニカーといえば実車を縮小したトミカが主流でしたが、そこにあったのは可愛くディフォルメされたデザイン、ゼンマイ内臓で後ろに引き、離すと走るという画期的なミニカー、それが『チョロQ』だったのです。

1980年当時のチョロQは今でも所有しています。

 

それを見た瞬間に、何故か「これは一生集めなければいけない…」という想いがあふれ、以降新製品が出るたびに買いに行っていました。
今思うと、何故11歳の時にそんなことを思ってしまったのか…
きっとこれがインスピレーションというものなのでしょう(笑)
クリエイターにとってインスピレーションは大事だと思います。
この時に降ってきた想い(インスピレーション)を今も大事にしていて、アイデアなどとりあえず降りてきたものは形にしてみるという創作行動は今も続けています。まぁその良し悪しは後判断ですが…

超リアル仕上げチョロQはリアルなカラーリングとタンポ印刷が特徴。

 

『チョロQ』の話に戻りますが、今現在何台くらい所有してるのか…気になるところだと思います(えっ?そうでもない?…そう言わずにもう少しお付き合いください)
実際、十数年前に数えた時は3〜4千台あったということまでは把握していたのですが…
その後も発売される度に買い続けているため、今現在は何台あるのか?実はわかりません。その台数を把握するためにweb上のミュージアムに写真を撮って掲載しようと試みてはいるのですが、一台一台写真を撮るのも一苦労で現在はその作業も止まってしまっています(笑)いけませんね…
そのうち再開したいと思いますが、いまや1万台近くはあるんじゃないかなぁと思います。
箱から出せるものはリビングに造りつけた棚(設計士さんもその数に驚いてましたが、8畳分の面積の棚を作ってくれました)に収めたり、コレクションボックスに入れたりしていますが、大半は物置にしまっている状況です。

リビング一面に設置してもらったコレクション用の棚。4ブロックのうちどこかひとつは開くように設計してくれました。

玄関スペースに置いたコレクションボックス。少し小さめなチョロQなどが置いてあります。

 

以前仕事でお会いした、森永卓郎さんのように博物館を作っても良いかもと思いますが、森永さん曰く、博物館も運営が大変なようなので現実的ではないですね。
2009年『チョロQ』の発売は終了し、2011年からはトミーテックから『チョロQ zero』という大人のコレクションアイテムとして発売されていますが、今年2022年、発売元であるタカラトミーからモーターを搭載した新たな『チョロQ』が復活するというニュースが流れました。

トミーテックから発売されている『チョロQ zero』。実写のイメージを壊さないディフォルメが秀逸。

今年発売された新『チョロQ』。プルバックで動きを入力し、モーター駆動で動く。ただディフォルメ具合は残念・・・w

 

蛇足ですが、タカラトミーのCMのボイスロゴは、専門学校日本デザイナー学院グラフィックデザイン科卒の「うとうあやこ」さんです(笑)

おっと…
他にも収集苦労話や、チョロQからイラストへの開花など、まだまだ話したいことがたくさんあるのですが、今日のところはこのぐらいにして…
またの機会があればご紹介したいと思います。
これからまだまだチョロQ沼にハマっていくクリエイター、栗林でした。

7年前、学生の卒業アルバム用に作ったダミー記事の表紙。

 

栗林 武
映像クリエイター。合同会社 エステティカ CEO
TV-CMや企業VP、ミュージックビデオなどの映像制作に携わる。
専門学校日本デザイナー学院講師。日本写真芸術専門学校ビデオ科卒。

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