2023年3月で終了。エモいアートセンター「3331アーツ千代田」

みなさん、「3331 Arts Chiyoda」という
アートセンターをご存知ですか?

実はこのアートセンター、
2005年(平成17年)に閉校した「千代田区立練成中学校」を改修して誕生したアートセンターなんです。

建物は当時の面影を残したまま、アートやクリエイティブの発信の場として2010年にグランドオープンしました。

しかし、実は今年度(2022年度)末で「3331」とは一旦お別れとなってしまうのです。

千代田区の文化芸術施策プロジェクトとして2010年から「合同会社コマンドA」が延長も含め13年間の運営を行ってきましたが契約満了というタイミングなのと、今後恒常的な文化芸術施設として利用するために、竣工から44年経過した施設を改修する必要があるため2023年3月31日で一旦のお別れとなってしまうのです。

今回の記事では、10月29日(土)・30日(日)で開催された
「3331 ART FAIR」の様子を、3331との一旦のお別れを惜しみながらご紹介していきます。

ART FAIR 開催の挨拶をする〈コマンドA〉3331統括ディレクター・アーティストの中村政人氏

集大成の思いと感謝を込めて。
すべての人に開かれたアートフェア

第11回目となった今回の「3331 ART FAIR」
1階のメイン展示室から2階の体育館、屋上にまでアーティストの想いが込められた作品たちで溢れます。

参加したのは過去最多、17のギャラリーや団体。

過去最多の参加数ということもあり、作品・アーティストの幅、ボリュームは数時間かけないとすべてを見渡せないほどでした。

Artist/葭村太一

在廊されているアーティストの方に直接お話しを伺えると、作品への理解が一気に深まります。

Artist/許 允(ユホン)

一見ショッキングな作品も。作品のキャプションを読むと人々の平和を願うメッセージを感じる作品に。アーティストの方から貴重なお話しも聞けました。

Artist/栗原 良彰

体感できるインタラクティブな巨大な作品も屋上に展示されています。作品に水をかけることで冷たい風が吹いて来ます。

Artist/横山 翔平

Artist/SHIN KOYAMA

 

こちらのART FAIR特設サイトで展示されていたアーティストやギャラリーの情報を見返すことができます。

2023年3月末まで残りわずかとなっていますが、3331では最後まで魅力的な展示会が多く開催されます。

まだ訪れたことがないという方、改修される前の今の姿の3331をぜひ体感されてみてください。

3331/展示会情報リンク

文:PicoN!編集部 横山

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