ぼくらの学校へようこそ!~NDS東京とJMCアカデミー~

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Hello and Welcome! ピコン編集部のKBだよ♪

海外の美術学校ってどういう場所なのか、気になったことはないかい?

この連載では、世界各地のクリエイティブ学校の学生にインタビューし、世界中の校舎やキャンパスを覗いてみようと思う。手始めに、ツーパートに分けて、我らが専門学校日本デザイナー学院東京キャンパスと、オーストラリアシドニー市にあるJMCアカデミー!

でもその前に、学校の紹介を。

NDSとNPI東京の玄関入り口

NDSのフロント

専門学校日本デザイナー学院(NDS)は1965年に日本東京都渋谷区に設立された、PicoN! を運営している学校。東京、福岡、そして最近ではマレーシアにもキャンパスができた。NDS東京ではグラフィックデザイン、ビジュアルデザイン、インテリアデザイン、イラストレーション、マンガ、コミックイラストを学べる。同じ校舎には、姉妹校である日本写真芸術専門学校も入っているよ。

今年の夏には、NSDで一週間、JMCアカデミーの学生の留学プログラムも行なった。

JMCアカデミーメルボルンキャンパス

JMCアカデミーブリスベンキャンパス

JMCアカデミーは1982年にクリエイティブ・アーツとテクノロジーの私立大学として設立。現在では、オーストラリアのシドニー市、メルボルン市、ブリスベン市にキャンパスがあり、JMCでは音楽、作曲、オーディオエンジニア、フィルム&テレビ制作、演技、エンターテインメントビジネスマネージメント、ビジュアルコミュニケーション(デザイン)、アニメーション、ゲームデザイン、音楽制作など、幅広いプログラムを提供している。

JMCアカデミーメルボルンキャンパスは文化的、教育的側面からも注目を集めていて、グループ校の中では中心を担う存在。オーストラリアビクトリア州政府東京事務所の協力もあり、NDSとのパートナーシップを築くうえでも主要な役割を果たした。

今回、NDSとJMCの学生に学校生活について聞いてみた。とくとご覧あれ!

ルナ
ルナ
こんにちは、ルナです。専門学校日本デザイナー学院コミックイラスト科です。
リリ
リリ
オーストラリアのシドニー市にあるJMCアカデミーの学生、リリと言います。今アニメーションとゲームデザインの学士プログラムで、ゲームデザイン専攻で勉強しています。

☼KB: あなたの学校の一番の特徴を教えてください!

☽ルナ:たくさんありますが、私が特に驚いたのは授業が1コマ140分と長時間あることです。初めは集中力が続くか不安でしたが、じっくりと自分の作品制作に集中したり、先生に作品を見てもらったり、友達と意見交換をしたりすると、140分間はいつもあっという間に過ぎてしまいます。

☆リリ:私たちの学校は小規模だけれど、オーストラリアのゲームやアニメーション業界の作業の多くはグループで進めるので、学校でもプロジェクト形式の課題や勉強に重点が置かれています。3つある学期のうち、1学期~2学期をかけて完成するプロジェクト(課題)をグループで行います。その中で数回講評や審査があります。クループの人数は2~3人のものからもっと多い人数のものまで、幅があります。現在やっているプロジェクトのグループは9人です。

JMCアカデミーシドニーキャンパス講堂

NDS学生が特別講義ホールでJMCからのゲスト講義を受けています

☼KB:学生はどんな雰囲気ですか。

☽ルナ:明るく話しやすい学生が多いです。普段はみんな真面目に授業を受けていて、メリハリがきちんとしているなと感じます。

☆リリ:学生はフレンドリーでとっつきやすい人が多いです。私たちの学校は特にLGBT+コミュニティーの学生もいて、とても多様性に富んでいます。

NDS/NPI学生ホールで学生と先生が話しています

☼KB:先生方はどんな感じですか。

☽ルナ:先生もとても親しみやすく、どの授業でも生徒ひとりひとりにしっかりと向き合ってくれます。

☆リリ:講師の先生たちはとてもリラックスしていて、中には卒業生も数人いるので、学生のことをよく理解してくれています。全力でより多く学べるように、先生たちがいつも背中を押してくれるので、とてもありがたいと思っています。

JMCアカデミーシドニーキャンパス共同スペース

☼KB:切磋琢磨するにはうってつけの環境ですね!授業の方はどうですか?一番好きな授業、苦手な授業を教えてください。

☆リリ:苦手な授業は理論系の授業です。オーストラリアでは、政府機関の認定を得るために、カリキュラムに一定の理論系科目が含まれていなければいけません。私が受けているプログラムの理論系授業の多くは、ゲームよりもアニメーションに重点を置いているので、私の専攻との関連性が他の学生よりも薄いです。

これまでで最も好きだった授業のひとつは「ゲームデザイン」の授業でした。その授業ではゲームのデザイン技術を身に着けるために、ボードゲームを作っていました。他に、「蛇と梯子」のようなクラシックなゲームをテーマに、プレイヤーの体験をいかに変えられるかを議論し、模索や創作もしていました。

全体的には、一番好きな授業はワークショップ系の授業です。ワークショップ授業では、グループ課題の作業をします。教室には、手助けやアドバイスが必要なときのために先生が一人いるだけです。この授業は、グループメンバーと新しいアイディアについて話し合えるいい時間で、とても生産的な空間です。

☽ルナ:背景描写の授業が、一番好きな授業であり一番苦手な授業でもあります。この授業ではまずパースの仕組みについて勉強するのですが、それが本当に難しく、絵がうまくパースに乗らないことが多くて大変でした。ですがその分、学んだことに基づいてキャラクターを活かす背景が描けたときの喜びは何にも代えられません。授業の度に自分の成長を実感できるので、苦手でもあり好きな授業でもあります。

☼KB:あ~、私も学生のころは実習系の授業が一番楽しかったなあ。
お二人はもともとクリエイティブ分野を勉強しようと思った理由は何ですか。

JMCアカデミーの学生は留学プログラムで東京に訪れた

☆リリ:ゲームを勉強しようと思った理由は、小さいころから生活にはいつもゲームがあって、ゲームをすることでたくさんのことを学べたからです。私にとってゲームをすることは友達と一緒に遊ぶためだったり、自分の創造力を表現するためだったり、競い合うためだったり、楽しむためだったり。この汎用性が、私がもともとゲームに惹かれた理由です。しかし今ではゲーム制作のプロセスに惚れてきました。コーディングや問題の解決策を考えること、好きなゲームのジャンルに新しい工夫を考えることが大好きです。最初はゲームアートとゲームデザイン、どちらに集中するか迷っていましたが、アートの方を仕事ではなく趣味としてやる方が私に向いていると気づきました。三面図のような技術的な絵を描くのは、私にとってはとても退屈です!

☽ルナ:小さい頃から絵を描くことが好きで、スマートフォンを手にしてからは有名なイラストレーターの絵を見ることも趣味のひとつでした。イラストを仕事にすることへの憧れはこの頃からありましたが、私がクリエイティブ分野について学びたいと強く思ったのは高校生の時です。文化祭のクラスTシャツのデザインをし、イラストを描いて、完成したTシャツをクラスのみんなが着て楽しそうにしているところを見たときに、今までに感じたことのない喜びで心がいっぱいになりました。この経験を通じて、クリエイティブ分野を勉強しようと決めました。

お二人ともすてきな思い出を聞かせてくれてありがとう!では、前編はこの辺に、後編からお二人にキャンパスの話を聞かせてください!

 

        

Special Thanks! 本記事の写真はJMCアカデミーとNPI在校生の畑中佑太に協力していただきました。

 

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