• HOME
  • ブログ
  • アート
  • クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.30〉―『大和町八幡神社 大盆踊り会』

クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.30〉―『大和町八幡神社 大盆踊り会』

おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
パリ五輪が開幕、各地で夏フェスが開催されて夏本番って感じですね。
そういえばクラフトワークがFUJIROCKFESTIVALの
ライブの映像を公式で許可してYOUTUBEで観れます。

屋外でライブするだけでも珍しく、
それだけでなくMCやカヴァー曲までやるというレアなライブを
観れるなんて本当いい時代だなぁ~を感じております。

さて、記事が公開される頃も
まだ夏真っ盛りかと思いますが(最早2020年以降9月中は夏だと思う)

今回は既に終わったイベントについてご紹介しつつ
海にフェスに盆踊り…残“夏”題をこなすことへの推奨と
紹介するイベントに行ったこと無い方は来年は参加してみては?

という来年のことを言えば鬼が笑うスタイルで

大和町八幡神社 大盆踊り会(通称:DAIOBON)をご紹介

大和町八幡神社 大盆踊り会

大和町八幡神社 大盆踊り会(通称&以下:DAIOBON)
東京都中野区大和町の八幡神社の境内にある保育園の
園庭で毎年開催されている盆踊り会です。

この盆踊り会は2016年からの開催と歴史は浅いものの
瞬く間に地元の人々にとって大事な年中行事になるだけでなく

2010年代後半以降の東京音楽シーンに

“盆踊り”の音楽的な魅力、盆踊り自体の再解釈、踊りの快楽や

“地域の祭り”という祭事やDIYなコミュニティの可能性を

示しつづけているイベントだと感じています。

DAIBONの最大の特徴は、
伝統的な盆踊りを残しつつも、現代的な要素を取り入れています。
特徴としては以下です:

  • ライブやDJの導入
    伝統的な盆踊りに加え、ライブ演奏やDJが参加することで、
    老若男女問わず、趣味嗜好も関係なく楽しめる構成です。
  • オルタナティブな演目
    通常の盆踊りだけでなく、奉納カラオケやホコ天盆踊り、
    一輪車などユニークな演目が多数用意されています。
  • 視覚的な楽しみ
    やぐらの上では「妖怪」たちが踊る、
    ネオ・竹の子族“ケケノコ”など視覚的に楽しい。
  • 地域密着型のイベント
    地元の大和町周辺の個店や団体が出店し
    地域全体で盛り上げるイベントとなっています。

会場の様子はこんな感じ!
DJはDAIBONのレジデンスDJ珍盤亭娯楽師匠!

どうでしょうか?
町の盆踊りとは思えない盛況ぶりじゃないでしょうか?
でも町の盆踊りとして地域住民のことも考えて
町の外に開かれつつも地域に根差したイベントなんです。

実は私は近隣に住んでいた事があり、
地元住民の方から聞いたのですが
主宰者である宮司さん(兼 幼稚園の先生)が
地元の方々への説明、周辺のお店との協力、出演者の共感を得て
この空間が実現出来ているのです。

決してイベント会社や広告代理店が入らず
DIYで作り上げたからこその熱気と美学が感じられます。

今年は終わってしまいましたが
興味を持った方は是非参加してほしいですし
あなたの周りでこれから開催さる
盆踊りやお祭りに参加されることをオススメします!
いつまでもあると思うな親と祭り!

ODORI ONDO

今年のDAIBONでもライブ(毎年参加?)をした
江洲音頭の音頭取り中西レモンと
2019年以来のライブとなる日本Hip-Hopレジェンド
Donuts Disco Deluxe(ANI、ロボ宙、AFRA)、
日本唯一のピン・ケーン・プラユックバンド、
タイの祝祭音楽を奏でるMonaural mini plugによる
コラボレーション作品。

DAIBONの魅力を体現したかのような一枚ですので
ご一聴ください!!

2023年にレコードのみで発売されたのですが
今年の7月に下記でデジタルアルバムがリリースされましたので
興味ある方はこちらも是非!

https://agathadoyasa.bandcamp.com/album/odori-ondo

文・写真 北米のエボ・テイラー

↓PicoN!アプリインストールはこちら

関連記事