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【初心者のためのマンガ講座】物語の基本的な考え方“起承転結”を活用しよう!

「マンガを自分でも描いてみたい!」…と考えている未来のマンガ家に送る「初心者のためのマンガ講座」!
この記事では、マンガ制作に必要なスキルや考え方、アイデアの出し方などをご紹介していきます。
マンガを描いてみたくなったら、まずはここで紹介するやり方を試してみてください!

 

↓前回の記事はコチラ↓

 

前回はプロットの作り方についてお伝えしました。
そこで今回はマンガの中でも根幹となる物語の考え方に焦点を当てていきます!
起承転結に沿って物語を考え、読者を魅了するストーリーのマンガにしていきましょう!

物語を考えるのが苦手なアナタ、まずは起承転結で考えてみてちょうだい

 

 


“起承転結”とは?

マンガに限らず、ストーリーを紡ぐ創作物にとって「起承転結」(きしょうてんけつ)は、物語や文章の構成において重要な要素となります。
物語の始まりから終わりまでを4つの部に分けて捉える考え方です。
例えばプロットを書くとき、16ページの読み切りマンガを描くとします。
その1ページ目から16ページまでを起→承→転→結と分けて考えていく、ということなります。
それぞれの部分ごとにポイントを抑えていきましょう。

 


起【物語のはじまり】

ここでは物語の舞台の設定や、主人公の目的等の設定を伝える必要があります。
そして同時に「このマンガ面白そう!」と読者に伝える重要なパートでもあります。
読者の目線に立って読み進めたくなる、惹き付けられる展開を考えましょう。
言葉での説明が多すぎると読むのに疲れてしまいますよね。
出来るだけマンガの絵で見せて設定を伝える、そんな展開が理想的です!

 


承【物語が動く】

起で登場した主人公が、なぜその目的を達成したいのか?といった物語を深堀していくパートになります。
例えば「過去に起こったことを回想する」「誰かと出会う」「約束が結ばれる」等で物語が進んでいきます。
こうした小さなエピソードを通して自然な流れで読者に情報を伝えることができれば、ストーリーに引き付けることができます。
読んでいる人は先の展開が気になってくるはずです。

 


転【急展開が起こる】

このパートでは読者を裏切ってみましょう。
先の話が予想できてしまう物語というのは、読んでいてもなかなかワクワクできませんよね。
「こんなことが起こりそう」と思う展開を裏切ることで読者に驚きを与えていきます。
「新しい要素が登場する」「主人公が負ける」「物事がうまく進まない、苦労する」といった感じで、順調に進んでいた話を曲げていきます。
映画等を見ていても、すべてがうまくいく話というのはなかなかありませんよね。
物語にはこうした期待の裏をいく展開というものが必要不可欠なのです!

戦う主人公ってだいたい一回は負けるわよね…

 


結【物語の結末】

結末がどういった展開になるかで、そのマンガが良かったかどうかという感想が大きく変わります。
物語を締めくくる展開として、大きく二つに分けられます。
「ハッピーエンド」「バッドエンド」かです。
まずはこの2つのどちらにするかを決めたいところですが、おススメは断然「ハッピーエンド」です。
「主人公が逆転勝利する」「問題が解決する」といった、読んでいて気持ちの良いハッピーエンドは、やはり物語として安定した面白さがあります。
まずは読みやすいハッピーエンドの展開を考えてみましょう。

やっぱり読んでスカっとする物語がみんな好きよね!

 


まとめ

プロットを作るとき、特に考えるのが難しいところが物語の内容部分だと思います。
今回ご紹介した“起承転結”の考え方で、まずは読みやすい物語を考えてみましょう!

ストーリーを考えるとき、必ずしも起承転結に倣う必要はありませんが、まずは基本的な考え方として覚えておきましょう。
最初に目指すべきは「難解で面白さが伝わりずらいマンガ」よりも「誰が読んでも面白いと思えるマンガ」です!

いかに読者を惹き付けるマンガが描けるかは、まずプロットの話が面白いかにかかっているのよ

 

 

監修/資料提供:ニコーラ先生
文:PicoN!編集部 黒田

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