ココロが動いた動画、シェアします。/JR九州「九州新幹線全線開業CM」+3本
今回、「ココロが動いた動画」を
シェアしてくれたのは
PicoN!編集部・学校スタッフの若手男子の
ミヤモト先生
ミヤモト先生に「ココロが動いた動画、教えてください」とお願いしたところ沢山教えてくれました。
今回はその中から4本をご紹介。
祝!九州 九州新幹線全線開 CM180秒
JR九州が2011年3月12日に九州新幹線鹿児島ルート全線開通を記念して企画実施されたイベントを撮影し、TVCMなどで放映された動画です。
鹿児島中央駅を出発して博多駅に到着するまでのあいだ、新幹線の沿線に集まってくれた地域のひとたちの九州を縦断する新幹線を祝う姿が映し出されます。
「祝!地名」のコピーがとても可愛く、地域の人の気持ちを代弁してくれているような嬉しい表現ですね。
写っている人たちは役者ではなく、台本があり演技をしているわけでもなく、素直な気持ちでお祝いをしている姿が感じられてとても気持ちが温かくなります。
ミヤモト先生コメント:
中学3年生の時に初めて見て、衝撃というかずっと忘れられないCMです。
たくさんの人がコメントで言ってるんですが、なぜかわからないけど元気もらえたり、泣きそうになりますね。。
またこの九州新幹線全線開業記念「JR九州/祝!九州キャンペーン」CMはその後、「カンヌ国際広告祭」のアウトドア部門にて金賞、メディア部門にて銀賞を受賞をしていて日本国外からも「感動させてくれる映像」としての評価を得ています。
imai / Fly feat.79,中村佳穂 MV
映像は、橋本麦(Baku Hashimoto)さんという映像作家さんが手掛けられたコマ撮りアニメーションのMVです。
このお餅たちのやわらかくて気持ちの良いダンスから始まり、日常の食卓の風景が不思議な世界に変わって見えてきます。
コマ撮りアニメーションではカメラは固定されて撮影されるのが通常ですが、この映像ではカメラのアングルもなめらかにどんどん移り変わっていきます。
撮影されている環境が整ったスタジオとかではなく普通の食卓なのが、日常の風景を拡張してくれているようで余計にワクワクさせてくれます。
自然光のまま撮影しているのか、映像の中の光がどんどん移り変わっていきます。見慣れた日常感と同時に、この撮影にどれだけの時間をかけているのかがうかがい知ることができてそれも熱量として感じることが出来る気がします。
ミヤモト先生コメント:
コマドリで1番好きな作品です。
カメラアングルと演出が抜群。曲と映像のマッチングも高くて、ずっと見てても飽きないです。
あと、モチがかわいい。
橋本麦(Baku Hashimoto)WebSite
https://baku89.com/
中島 愛「Transfer」MV
メインのキャラクターアニメーションを元に、背景とエフェクトで作品の世界観が縦横無尽に変化するMVです。
参加された映像作家の方々は、畳谷哲也(Tetsuya Tatamitani)、久保亜美香(Amica Kubo)、佐伯 雄一郎(Yuichiro Saeki)、TOOTEM、山口直哉(Naoya Yamaguchi )、シシヤマザキ(shishi yamazaki)、Izumi Hosaka & Akimasa Tsuchiya、sankaku
最初に流れるのはベースとなるキャラクターの世界観。女の子が朝学校に向かおうとしているのか走っています。
キャラクターだけのアニメーションはそのままに、背景が変わるとキャラクターの行動が変わって見えます。
映像表現の幅の広さを感じさせてくれるシーンも多く、手描きの質感をそのまま残したロトスコープアニメーションなども出てきます。
(実はこのシーンは専門学校日本デザイナー学院の卒業生も加わっていることを知りびっくり)
そしてラストは各映像作家の作品が並べて表示されるのですが….
なんと、各映像の最後に表示されていた変わったレイアウトのシーンはラストでつながり「Transfer」のタイトルが表示されます。
各映像の面白さだけでなく、最後にもうひとつ爆弾を準備されていたことに感動します。
ミヤモト先生コメント:
これも有名ですが、、大学の授業で初めて見たときすげーってなりました。背景変えるだけでこんな面白いのって脱帽です。
畳谷哲也(Tetsuya Tatamitani)
久保亜美香(Amica Kubo)
佐伯 雄一郎(Yuichiro Saeki)
TOOTEM
山口直哉(Naoya Yamaguchi )
シシヤマザキ(shishi yamazaki)
Izumi Hosaka & Akimasa Tsuchiya
sankaku
チェンソーマン第3話エンディング/マキシマム ザ ホルモン「刃渡り2億センチ」
今季、人気のアニメ「チェンソーマン」の第3話エンディングムービーです。
チェンソーマンのエンディングは12話すべて映像と音楽が変わる、なんとも贅沢すぎる構成になっています。
制作はアニメーション制作会社の「MAPPA(マッパ)」
ホルモンの重低音と雰囲気のある映像からスタートします。
楽曲に合わせた映像表現の緩急のマッチングが見ている人を世界観に引きずり込みます。
「コン」
1度聞いたら癖になる音と映像のマッチングがとても楽しくて気持ちがいいです。
ホルモン特有の緩急が見ている人を飽きさせない映像表現に繋がっています。
「身体にほらエンジン」の歌詞には大人気ポチタの姿。
ミヤモト先生:
最近出たばっかですが、話題になるのも納得のEDでした。
「この作品にこの曲」といったぐじゃぐじゃになる感じが好きです。
株式会社MAPPA
https://www.mappa.co.jp/
ということで、
今回はミヤモト先生の「ココロが動いた動画」4本の紹介でした。
次回もお楽しみに!
文:PicoN!編集部 横山