世界に1つだけの自分の名刺作ってみた!①

一種の自己紹介ツールである名刺を、日本デザイナー学院(NDS)と日本写真芸術専門学校(NPI)の学生が作成したら、どんなデザインになるのか?

「世界に1つだけの自分の名刺作ってみた!」を2回に分け、掲載させていただきます!
今回1回目の記事では、NPIの学生4人が思い思いの名刺を作りました。

NDSで、グラフィックデザインの授業を担当している上原則博先生に講評をしていただきます。

NDS講師:上原則博先生

NPI 2年 ウメツ レイ

こだわり・ポイント

斜線を引くことでデザイン性を持たせました。NPIの先生の名刺を参考にさせて頂き、自分のWEBサイトのQRコードを判子に見立て、日本人の名刺感を出してみました。

2つめは、表を日本語で、裏を英語(ローマ字)で作成してみました。表は先ほどと同じく、自分のWEBサイトのQRコードを判子に見立て、日本人の名刺感を出してみました。裏はQRコードを封蝋に見立ててみました。

上原先生より
判子(落款印)に見立てたQRコードでHPを読み込めるアイディアがとても良いです!
文字の間隔もいい感じ。 半紙のような紙を選ぶとさらに意図が伝わると思います。もう一つのデザイン案の斜線は、ホワイトスペースを活かせるともっと面白さが出ると思います。

NPI 2年 カワモト コウダイ

こだわり・感想

ただ文字を並べるだけだととても堅く、かしこまった印象になってしまったので、文字を斜めに配置してみました。あまり堅い印象にはならないように、尚且つシンプルにするよう心掛けました。見やすい様にしつつも印象に残るよう、少しでも個性を出すのが難しかったです。更に良いデザインが思い付いたら、変更しようと思います(笑)

上原先生より
文字要素を全て斜めに配置するのは、斬新!
行を全てずらすのではなく部分的にずらすと、そこに意味が出てきたりします。様々なレイアウトに挑戦してみてください。フォントが上品なので、紙質が重要になってくると思います。 和紙のようなテクスチャを選ぶと、シンプルなデザインが活きてくると感じました。

NPI 2年 ハタナカ ユウタ

こだわり・ポイント

とにかく印象に残すことを1番に考えて作ってみました。
文字はあえて少なくして、伝えたいことは渡す相手に応じて手書きでメッセージを添えます。自分の似顔絵を貼り付けたので、顔と名前を覚えてもらえたら勝ちです!

上原先生より
MEMO欄が面白い!
いろいろなアイディアが見られますが…もっとやりたいことを絞ってデザインすると良いと思います。 例えば…表の写真と裏の写真の関係性とか、イラストと名前のフォントの適合性(手書き風のフォントにする)とか…もう一考してみるといいでしょう。また、印刷を前提とした場合、写真や色面を全体にレイアウトするときはトリムマークの塗りたし(仕上がりサイズの外側3mm)まで入れてください。

NPI 2年 フクシマ ミノリ

こだわり・ポイント

ワンポイントのカメラを裏に持ってくることで、何をしている人物なのか一目でわかるようにしました。
実際に印刷する際には、カメラの絵の部分は凹ませ(空押し加工、デボス加工)にして、シンプルだけれど少しアクセントがあるようにしたいと思います。
デザインすることが初めてだったので難しかったです。

上原先生より
イラストが可愛い!
アドバイスとしては、英語だけで構成されているのでクールに仕上がってますが、日本語を入れたデザインにも挑戦してみてください。裏面に日本語をまとめても良いので…必ず緊張感のあるデザインが表現できるはずです。エンボス加工すると裏側にも影響してくるので、 イラストの顔や文字に被らない位置に計算する必要があります。

デザインした名刺を実際のサイズに切ってみました!!!!

実際に切ってみると、画面上で見ていたより小さく感じ、雰囲気も違って「もっとこうすると良いかも!」と思う部分がいろいろと出てきました。
上原先生も、印刷して改善しまた印刷、を繰り返してみると良いものが出来上がるとおっしゃってました!
今回の4人の名刺もさらに良くなるよう改善し、使用していきたいと思います!

次回はどんなデザインの名刺が集まるのでしょうか!?
是非次回の記事もお楽しみに!!!!

「世界に1つだけの自分の名刺作ってみた!」1回目をご覧いただきありがとうございました!

PicoN!学生編集部 フクシマ


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