【デザイン学生必見!】ハレパネのキレイな貼り方教えます。
デザインを学ぶ学生たちなら
ほぼ全員が通るであろう作業、
“ハレパネにプリントを貼ってボードにする”
(ハレパネとは、片面にのりが付いた発砲スチロールのボードです)
しかしこの作業、あんがい難しいんです。
キレイに貼れずに空気が入ったり、シワが寄ったり、ボードのカットがガタガタになったり…
今回紹介する貼り方を知っておけば、失敗のリスクはグッと下がるはずです。
今回はこのB2サイズ縦向き(515mm×728mm)のプリントをボードにしていきます。
まず、のり付きの面の剥離紙のまんなかを“細い帯状”にカッターを入れていきます。力を入れすぎず“表面の剥離紙だけ”をカットします。
こんな状態になります。いちど途中くらいまでちゃん剥離紙がカットできているか、ペラッとめくってみてもいいかも。
いったん戻しまーす。
貼りたいプリントをのり付きの面に重ねます。
指を使って、4辺、4角がちゃんとボードの内側に入っているか確認して重ねる場所を決めましょう。
(基本的に販売されているハレパネなどのボードは規定サイズよりも少し大きめになっています。プリントもトリムマークまで印刷して、最終カットで規定サイズに整えます。)
場所が決まったら半分から片側にズレないための重しを置きます。プリントを汚さないようにキレイなものでね。
(今回は1人で作業してますが、2人作業して押さえてもらうのが慣れないうちはいいかも)
プリントがズレないように片方を持ち上げ、剥離紙のまんなかの帯状にカットした部分を剥がします。
ゆっくりプリントを戻しながら、剥離紙を剥がした部分を貼りつけます。
ここまですれば、ボードとプリントがズレてしまう心配はなくなります。
片方のプリントを持ち上げ、その下の剥離紙をすべて剥がします。
中央から外側にむけて、ゆっくりプリントを戻し貼りつけます。
強くこすったりはしないで、やさしく撫でながらのり面に貼りつけます。このときの手の動きも中央から外側にむけて。
もう片方も同じように繰り返します。
全体が貼れたらしっかりと押さえていきましょう。プリントの紙質にもよりますがぼくは剥離紙のツルツルの面を少しちぎってプリントを押さえてます。
力を入れすぎてプリント面が汚れたり、キズがつかないように注意です!
キレイに貼れましたー。
では続きまして、カットですね。
4つ角のトリムマークにちゃんと届く長い金属製の定規がいいですね。定規はカッターの刃が入ってしまっては困る作品側に置きましょう。
カッターを進めながら切っていくわけですが、
力を入れすぎてはいけません!!
カッターの先端がボードに1mmくらい刺さってるくらいの力具合で進めて、何度もなぞりながら最後までカットしましょう!
一気に深く刺すとカッターが重たくなり、力を込めることで切断面がガタガタになっちゃうんです。
こんな感じです。10回ちかくなぞったかな?
定規を押さえる指は“尺取り虫”(わかるかな?)カッターの動きに合わせて定規を押さえる指も、定規がズレてしまわないように動かします。
トリムマークは切り離してしまってはいけません。切り離すと次にカットする辺の目印が無くなってしまいます。
(このときのプリントデータは“塗り足し”が無いのですが、本来はあるべきですよ)
ということで完成!
プリントもカットもキレイに仕上がりました!
今回はB2サイズでしたが、大きいサイズも小さいサイズも基本的に同じようなやり方で貼れば失敗は少なくなるはずです。
さぁデザイン学生のみなさん、今年度の授業課題、試験課題、キレイなボードで提出しましょう!!
PicoN!編集部 横山
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