【ディズニー雑学】知ると2倍楽しくなる!?ワールドバザールに隠されたディズニーの秘密。
はじめに
東京ディズニーランドに入場してすぐの場所にある「ワールドバザール」。お土産屋さんや飲食店が並び、東京ディズニーランドを訪れる誰もが通る玄関のような場所です。
1983年4月15日、東京ディズニーランドの開園セレモニーは、雨天のためワールドバザールで行われました。
まさにこの場所から、永遠に完成しない“夢と魔法の王国”がゲストのみなさんへお披露目されたんですよ。#99人の壁 pic.twitter.com/9rf94f9vcm— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) December 19, 2020
カチューシャやお土産を買いにお店に立ち寄ったことがある人も多いのではないでしょうか?なんとなく素通りしてしまうこともあるかもしれませんが、実はこのエリアの空間の構造や装飾、外装には、ゲストを楽しませる『秘密』とこだわりが沢山あるのです……!
今回はそんな秘密が隠された「ワールドバザール」に注目して細かな視覚的なデザインの工夫を紹介していきます!
ワールドバザールとは?
そもそも、なぜ「ワールドバザール」という名前なのか。理由は諸説ありますが、ディズニー社は当初東京ディズニーランド内に世界中のお店を集めたエリアを構想していたという話があり、実現こそ叶わなかったものの「ワールドバザール」という名前がそのまま現在も残っている、と言われています。今も様々な国の料理が楽しめるエリアなので「ワールド」要素は残っているように感じます。ワールドバザールはウォルト・ディズニーが生まれ育った20世紀初頭のアメリカの街並みをイメージした造りになっています。
さらに「ワールドバザール」という名前のエリアがあるのは世界のディズニーパークの中でも東京ディズニーランドだけであることをご存知でしょうか!?海外のディズニーパークにはワールドバザールによく似た「メインストリートUSA」という名前のエリアがあります。ワールドバザールとの大きな違いのひとつは、屋根。日本は雨が多い国という事で、特別にガラス張りの屋根が作られたと言われています。日本の気候に合わせた東京ディズニーランドならではの特別感があって素敵ですよね。
視覚効果を利用したデザインの工夫
その1「シンデレラ城までの道のりに秘められた仕掛け」
ワールドバザールは入口と出口の空間の構造にとても大きな秘密があります。それは、人間が狭い場所から広い場所に出た時に、本来よりも強く広さを感じるという特徴を利用している工夫です。
実際にディズニーランドに入場し、歩いていることを想像しながら解説をしてみます!
① まず、ワールドバザールの入り口には目線より高めの位置に東京ディズニーランドのロゴが記された看板があります。その看板に目を向け、ゲストの視線は上向きになります。
② 上向きの視線になったゲストは、次の瞬間、目の前にある天井の低いレンガのアーチをくぐり抜けます。これにより、目線が上から下へと移動し、アーチの高さがより低く感じられるのです。
③ 低く狭いアーチをくぐり抜け、ワールドバザールの開けた空間に出ると……本来室内では体感できないような迫力をワールドバザールの入り口で感じることになるのです!
④ そして、出口を抜けると①~③の効果で高く感じているワールドバザールの天井よりも遥に大きいシンデレラ城が目の前に…!
さらに!今まで視界を遮っていた建物が無くなることによって、シンデレラ城の存在がゲストの中で物凄く迫力のあるものになる仕掛けになっているのです。
※ちなみにワールドバザールの地面はシンデレラ城に向かっていくにつれ横幅が狭くなっていっていることも、実際よりもシンデレラ城が遠くに見える錯覚をさせていると言われています。
▽東京ディズニーランドのお城の秘密について記載した記事はこちら
視覚効果を利用したデザインの工夫
その2「強化遠近法を使った店舗外観の秘密」
ワールドバザールの視覚を利用した工夫は出入口だけでなく、お店の外観にも隠されています。
ワールドバザールのお店の建物の高さは、実際には2階建てビルより少し低いくらい。よーく見ると、1階よりも2階の窓やレンガの方が小さく作られており、更に2階よりも3階の窓やレンガの方が小さい物が使用されていることがわかります。
これは「強化遠近法」と言われる視覚的な工夫です。階によって窓やレンガのサイズを変えていくことで、実際よりも建物自体の高さが高く感じられるという秘密。さほど大きくない建物を、より高く見せる秘密がここにも隠されています。
この「強化遠近法」の効果によってワールドバザール全体の空間が、実際よりもさらに広く、より高く見えるようになっています。ゲストがパークの玄関口であるワールドバザールで非日常を感じることが出来る工夫がされているのですね。
※ちなみに、お店の2階や3階の窓には言葉遊びのような店舗名が書かれていたり、日本のディズニーパークを運営するオリエンタルランド株式会社の社長の名前が書かれていたりもします。気になる方はぜひ窓に書かれた文字にも注目してみてください。
最後に
いかがだったでしょうか。ディズニーパークに入園した時のワクワクを倍増させる視覚的なデザインの工夫がいろいろな場所に隠されていることを知っていただけたら嬉しいです!
ぜひパークに訪れた際には、ワールドバザールを歩きながら隠された様々な工夫を探し、楽しんでみてください。きっと新しい発見や面白さがあると思います!他にもディズニー関連の記事を書いていますので、こちらも是非ご覧ください!
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