【頭に入れておくと便利!】デザインで使う“サイズ”早見ガイド【連載】広報・PR担当者・ノンデザイナーに読んでほしいデザインのきほん vol.2
こんにちは!PicoN!編集部イチムラです。
広報・PR担当になったけど、思うようにデザインができない!外部デザイナーに伝えたい事が伝えられない!と悩んでいる方へ役立つヒントをお届けしていきます。
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はじめに、なぜ“サイズ”を理解することが大事なのでしょうか?
印刷物もデジタルも「サイズの選び方」で印象がぐっと変わります。画面でデータを作成して、いざ出力!貼ってみると以外と小さく感じて、あまり目立たない事も。掲示される場所に、効果的に機能するサイズを選びましょう。データ入稿・SNS投稿・バナー制作など、目的に合ったサイズ設計が重要です。誤ったサイズにしてしまうと、一部トリミングされてしまったりして、大切な情報を正しく伝える役割が半減してしまいます。
印刷で使用されるサイズ
単位はmm(ミリメートル)で表記される事が多いです。印刷品質であれば、解像度、300~350dpiが必要です。
A判サイズ(国際規格:ISO216)
印刷や資料で最も使われる規格。長辺を半分にすると次のサイズになる「ルート長方形」が特徴です。
A0:841 mm × 1189 mm(ポスターなど)A1:594 mm × 841 mm(大判ポスター)A2:420 mm × 594 mm(中型ポスター)A3:297 mm × 420 mm(パンフレット、ポスター小サイズ)A4:210 mm × 297 mm(雑誌、チラシ、一般的な書類)A5:148 mm × 210 mm(ノート、文庫本)A6:105 mm × 148 mm
A7:74 mm×105 mm(ポケットティッシュの広告のサイズ)
A8:52 mm×74 mm
A9:37 mm×52 mm
A10:26 mm×37 mm
B判サイズ(日本独自規格:JIS B)
A判より一回り大きく、書籍や雑誌でよく使われます。日本独自の規格です。
B0:1030 mm × 1456 mmB1:728 mm × 1030 mmB2:515 mm × 728 mm(ポスター)B3:364 mm × 515 mm(電車中吊りポスター、大型チラシ)B4:257 mm × 364 mm(新聞折り込みチラシ、大型雑誌、写真集)B5:182 mm × 257 mm(辞典、教科書、フライヤー、週刊誌、カタログ)B6:128 mm × 182 mm(単行本)
B7:91 mm×128 mm(パスポート)
B8:64 mm×91 mm
B9:45 mm×64 mm
B10:32 mm×45 mm
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名刺サイズ
91 mm×55 mm
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このサイズは一般的に「4号名刺」と呼ばれます。この標準サイズは、多くの名刺入れやホルダーに適合し、ビジネスシーンで広く使われています。名刺作成はおおよそこのサイズにしておくと間違いないでしょう。ちょっと変化を持たせるために、角をまるくカットした名刺や、ペンネームになぞらえて野菜の形にカットした名刺、1:1のスクエアの比率の名刺などを頂戴した事があります。用紙の形だけでなく、用紙の種類、厚み、エンボスやニス塗り加工など、名刺もいろいろ遊ぶ事ができてとても楽しいのですが、その話はまた別の機会で。
はがきサイズ
通常はがき:100 mm × 148 mm
往復はがき:200 mm × 148 mm
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写真のサイズ
単位は、mm(ミリメートル)で表記される事が多いです。印刷品質であれば、解像度、300~350dpiが必要です。
L判 89 mm × 127 mm
2L判 127 mm × 178 mm
六つ切り 203 mm × 254 mm
四つ切り 254 mm × 305 mm
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スマホ・パソコンで使用されるサイズ
単位はpx(ピクセル)で表示されることが多いです。解像度は、72dpiが標準です。
Web・広告バナーサイズ
Webデザインや広告でよく使う定番サイズ。Google広告やSNSでも基準があります。
Google広告標準サイズ• 300 px × 250 px(ミディアムレクタングル)• 728 px × 90 px(リーダーボード)など
Instagram投稿 1080 px × 1080 px(正方形) 1080 px × 1350 px(縦)Instagramストーリーズ / リール 1080 px × 1920 px
X(旧Twitter)投稿画像:1200 px × 675 pxYouTube サムネイル:1280 px × 720 px
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サイネージ画像
1080 px × 1920 px
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山手線は新型車両への移行に伴い、窓上にデジタルサイネージが設置され、従来の紙媒体である中吊り広告(一部廃止)に代わり、映像による広告展開が進んでいます。お店の販促でも、サイネージは多く取り入れられているのではないでしょうか。
動画のサイズ
まとめ
• A判・B判は、よく使うサイズなので、基本サイズを理解しておきましょう!• 印刷・デジタルでは、単位が異なりますので、作成・指示する場合は要注意!• デザインの現場では「目的と媒体」によって使うサイズが変わります。この一覧を参考に、効率よく制作物のサイズを選んでみてください!
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