まるで建築物。好奇心をくすぐる本棚「Curiosity Go Round」が登場。

2500冊以上のの書籍が収納可能。棚板が伸びて、デスクやテーブルにもなる。本を探しに、中にも入れる。本以外の物も置ける。
つまり、本棚であり、デスクでもあり、テーブルでもあり、部屋でもあり、収納でもあり、図書室でもあり…まるで建築のような本棚「Curiosity Go Round」のご紹介です。

本棚「Curiosity Go Round」の制作は、株式会社クリエーティブプロジェクトベース代表取締役の倉成英俊が、起業して6坪のコンパクトなオフィスを持った2020年9月、建築家小林恵吾氏に、特殊な本棚の設計を依頼したことで始まりました。

具体的な依頼内容は…

2500冊の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい。その本棚の中には人が入れるようにして、一人でアイデアを練る場所にしたい。壁に備え付けるのではなく、部屋の中央に置きたい。この本を置いたオフィスは、デスクワークをするのはもちろん、来社された方々とのCo-Creationが起きる場にしたい。

そんな依頼から、出来上がったのがこの本棚です。

一台で何役も役割を持つ本棚。使う人の用途や、置く場所、年齢、時間帯によって表情がくるくる変わっていく、夢のような本棚。

完成後、たくさんの人たちが訪れ、本を手に取り、読み、話をし、アイデアを一緒に出し、たくさんの創造的な活動がより活発に起こるようになりました。誰もが、周りをグルグル回り、中に入り、好奇心を最大限くすぐられ、「楽しい」「1日中居たい」と言います。

リモートワークも含めて、働き方が大きく変わりゆく現代。何よりも発想が大事な現代。

オフィスに置けば、ワクワクして働ける、新しいものが発想されるクリエーティブな場に。また、学校に置けば、いろんなことを知りたくなってしまう勉強の場へ。公共の場所に置けば、人が集いたくなる場や、ミニ図書館になります。

名前は「Curiosity-Go-Round」。

好奇心がグルグル巡り、新しい発想を刺激する、未だかつてない本棚です。

公式リリース紹介文より

ちょっとした調べ物や、読みたい本を探すときに。本棚の中に入って、ぐるりと本に囲まれる自分だけの空間。どこか秘密基地のようなワクワクを感じます。「あ、これ懐かしいなー」なんて言いながら本探しの旅に没頭するもの楽しそう。

デスクにノートを広げて、仲間たちとミーティングをしたり、作戦会議をしたり、語らいあったり。目に映る本のタイトルが、打ち合わせに良いヒントを与えてくれそうな気がします。

小林氏制作の最初の模型と、Curiosity Go Round最終模型。専門学校日本デザイナー学院インテリア科の学生たちも建築や空間デザインで模型を作りますが、「こうした方が良いかな…?あ、これ面白いかも…!」って試行錯誤&制作してる時間がとても楽しいですよね。

まるで建築物のような、好奇心をくすぐる本棚「Curiosity Go Round」は使う人に寄り添ってさまざまな役割を発揮する、人に優しい本棚。建築やインテリア、空間をデザインを企画・制作していくうえで “使う人のことを想うこと”の大切さを教えられたような気がします。

 

好奇心を誘発する本棚「Curiosity Go Round」公式サイト

Curiosity Go Round

 

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