学生イラストレーターの塗り方講座

皆さんこんにちは!PicoN!学生編集部です。

「線画はかけるけど色塗りがわからない」「色塗りのレベルアップがしたい!」

そんなあなたに、学生イラストレーターに塗り方のコツを教えてもらいます。

今回教えてくれるのは、日本デザイナー学院(NDS)総合イラストレーション科の木幡歩未さんです!よろしくお願いします!

木幡さんは普段このようなイラストを描いています。

今回はこちらの線画で色塗りを教えていただきます!

線画を担当してくれたのは、日本写真芸術専門学校(NPI)1年の竹花環さんです。

それでは早速塗り方を教えてもらいましょう!

使用ソフトはProcreate(プロクリエイト)です。

①クリッピング用の下塗り

人物の線から色がはみ出さないように、クリッピング用に大まかに塗っていきます。最初にやっておくことで、後から他のレイヤーにはみ出さないので便利です!

このレイヤーの上からクリッピングをして塗っていきます。

【ポイント!】
大まかに塗ってから、髪の毛の部分など細かいところを削っていくと作業が楽になります。

ここから人物の塗りに入っていきます。

人物を塗る前に重要なのが、「全体的な色のイメージを決める」ということです。

最初に決めておくことで色がまとまりやすいそうです!

竹花さんは「涼しい」「淡い」色合いをイメージしているので、イメージに沿って塗り方を教えてもらいます。

②肌&口

準備ができたら肌を塗っていきます。 肌のベースには黄色っぽい色を使います。影とほっぺにはベースの色よりも濃くした色を重ねていきます。ほっぺには影と同様の色を塗りますが、薄く重ねながら塗っていきます。口には肌の色と同じような色を塗ります。

ここで気をつけるのがピンクっぽくなりすぎないこと!

ピンクすぎると浮いてしまったりするので気をつけましょう。

【ポイント!】
①ほっぺに色があるだけでも可愛くなるので塗ってみてください!
②肌の影に水色っぽいグレーを薄く塗ると透明感が出るのでオススメです。
③口に濃い色を入れると可愛くなります。

③髪の毛

ベースの色は、はみ出しても良いので大まかに塗っていきます。髪の毛の影には薄いとボケボケした印象になってしまうので、思い切って濃い色を使いましょう。ハイライトは頭の形に沿って白を入れてから、髪の毛の流れに沿って削っていきます。

【ポイント!】
①色を選ぶのが苦手な人は、色を調整する機能を使うと便利です。
(ソフトによって名称が異なるので、普段使っているソフトで探してみてください)
②つむじは逆三角形をイメージするとつむじらしくなります。
③ハイライトの縁に赤寄りの色を入れると可愛くなります。

④服

服は白色で塗っていきます。白色を塗る時は、反転させると色を削りやすいのでオススメです。

服の影は、出っ張っている所(1番光があたるところ)を中心に放射状に飛ばしていくと自然な立体感が出てくると思います。 このイラストは服の面積が少なめなので、わかりづらいかもしれないですが、胸の中心あたりのたるみなどを意識しています。

今回はデフォルメ感のある塗りにしましたが、もっとコントラストの強い影をつけるとより写実的になると思います。

【ポイント!】
①白表現をするときは、青っぽく塗っていくと可愛くなります。
②どんな絵柄でも三角形を意識して塗ることが大切!

⑤目

目は完全な真っ白だと浮いてしまうので若干クリーム色か、透けさせた色で塗ると馴染みます。目はシンプルに塗るのが木幡さん流。薄く瞳を塗り、半分を濃い色で塗っていきます。

【ポイント!】
①ぽんぽん載せるように塗っていくと可愛くなります。
②ハイライトにグレーを入れると錯覚で青っぽく見えます。

人物の色塗りはここで終了です。

 

細かい部分ですが、線画の色を変えると雰囲気が出てきます。肌に接する部分や指の間を変えたりすると可愛くなります!背景がある時にこの作業をやってしまうと、馴染んでしまうので調整が必要です。また、スクリーントーンのあるブラシを影に使用すると可愛くなります!

⑥背景

今回は人物がメインなので背景は簡単に描いていきます。

ベタで色を塗り、周りを消しゴムで削ったり、装飾をつけていくと可愛くなります。

全ての工程が終わりいよいよ完成です!

完成した作品がこちら!

夏らしいかわいいイラストが完成しました!

線画と色塗り後を比べてみましょう。

色を塗るだけでもイラストがレベルアップしましたね!

線画担当の竹花さん、塗り方を教えてくれた木幡さんに感想を聞きました。

NPI 1年:竹花環さん
線画担当の竹花です。
今回、目の前で木幡さんに私の絵を塗って頂けてすごく楽しかったです。筆の速さに驚くばかりでした!
絵に色が入るだけで別物かと思うくらい素敵な作品になって、普段ノートに描くような絵でもこれだけ完成度を上げられるんだ、と実感が湧きました。
木幡さんが具体的な手順を見せて下さったので私も夏休みの間に1つ絵を完成させてみたいと思います。

NDS 総合イラストレーション科:木幡歩未さん
今回は女の子のバストアップイラストを塗らせて頂きました。夏っぽい印象になるように意識して配色しました。いつも感覚でやっていることを言語化して伝えるのは難しかったですが、改めて自分の描き方を見つめ直す良い機会になりました。真摯に聞いてくださってとてもやりやすかったです。ありがとうございました!

木幡さん、丁寧に教えてくださりありがとうございました!

皆さんも色塗りに挑戦してみましょう!

PicoN!学生編集部 山崎

 

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