【クリエイティブ業界への就職を目指す人必見!】内定を勝ち取った「ポートフォリオを見ていこう」

ポートフォリオとは、自分がどんなものをつくれるかわかりやすく伝えるための道具だということを前回の記事ではご紹介しました!

↓前回の記事はコチラ↓

ポートフォリオを活用することで、自分のスキルや経験をアピールすることができ、企業の採用担当者に強い印象を与えることができます。
しかし、ポートフォリオ作成において失敗してしまうと、逆にマイナスの印象を与えてしまうことも…。
今回は、内定を勝ち取ったNDS卒業生のポートフォリオを実際に見ていきながら、注意すべきポイントなどをおさえていきましょう!

 

編集部 ハマダ
編集部 ハマダ
クラムボン・Eさんは商品のパッケージデザイナー職に内定されたんですよね!最初はポートフォリオ制作に苦労されたとか…
はい!私よりはまずはみなさんに「ポートフォリオを作ることも作品づくりの一環だから、楽しんで作ってほしい!」と伝えたいです。
最初のころはプレゼン資料を作るような、固い感覚で作っていたんです。正直作っていても楽しくなくて、書類選考でポートフォリオを提出しても落ちてしまうことばかりでした…。
ある時、あまり固く考えず、自分らしさが現れているポートフォリオ作りが大切だと気づきました。 とにかく自分の色を出すことを意識しましたね。
クラムボン・E
クラムボン・E
編集部 ハマダ
編集部 ハマダ
作っていくうちに載せる作品も変わっていきましたか?
作り始めたころは、まだ明確に目指したい業界や職種が定まっていなくて。でもある時、授業で商品パッケージのデザインを勉強したときに、パッケージデザインがしたいと思うようになりました。そこからですね。自分が目指す場所が明確になったので、載せる作品もガラッと変えました。
クラムボン・E
クラムボン・E
編集部 ハマダ
編集部 ハマダ
商品パッケージ制作がメインの会社なら、パッケージ作品を増やしてみる。その中でもお菓子のパッケージを作っている会社なら、お菓子のパッケージ作品をいれてみると、やりたいこととマッチしていることが人事担当者にも伝わりますよね。

 

ここからは実際のポートフォリオを見ていこう!


\制作者のこだわりポイント①💡/

これは、『まんぷくぼうや』という私が考えたオリジナルのお菓子です!そのパッケージを考えました。
“商品画像をでかでかと載せる”とどういうものを紹介するのか一目で分かります。
採用担当者も限られた時間の中でポートフォリオを見るので、「まずこの作品は○○です!」をわかりやすく伝えることが大切です。

 

\制作者のこだわりポイント②💡/

次のページには企画から売り出すためのプロセスを明記しました。
自分がどういう風に考えてこれを作ったのか、コンセプトって一番大事ですし、作品に対するこだわりを伝えましょう。
社会人になったつもりで、商品を一つ作り上げる気持ちで作りました。だからこそ、仮想の商品ではありますが、どうしたらこれが売れるかしっかり考えましたね。
採用担当者も、ここを読んでくれたら納得しやすいと思いますし、社会に出ても「どうしたら売れるかを考える力」は必ず役に立ちます。

 

\制作者のこだわりポイント③💡/

このページでは、商品のウェブサイトのイメージを載せました。ここからは販売促進を高めるための展開案ですね。
子供向けのお菓子って、世間で売られているのを見ると、ぺこちゃんとかもそうですけど、「あのキャラといえばあのお菓子!」ってキャラクターからお菓子に繋がることが多いので、キャラクターをブランド化することにしました。
↓でも紹介しますが、全部の展開案をキャラクターをメインにしてブランド化するイメージで作りました。

このページでは、什器と駅広告ポスターのイメージを載せました。
駅広告ポスターもキャラクタードーン!にしてみました。
一つ反省点としては、キャラクターが全部同じ表情・ポーズなものを使いまわしてしまったことです…。
もっと立っているポーズのイラストがあったほうが良いよなぁとか、作っている時に薄々気付いてはいたんですが…見て見ぬふりはだめ!
ここは見習わないでください!

 


編集部 ハマダ
編集部 ハマダ
クラムボン・Eさんらしさが詰まったポートフォリオですね。ここまで作り込むまでに何度もアドバイスをもらったとか?
そうですね。パッケージデザイナーになりたい!と具体的な目標が決まってからは、とにかくブラッシュアップしました。学校の先生方はプロなので、会社に見せるときと同じように見てくれるし、とにかく何度もフィードバックをもらい、手直ししながら作り続けました。第三者に見てもらうことってほんとに大事です。
一人で作って、誰にも見せなければ、なかなか内定をもらうことは難しいと思います。
クラムボン・E
クラムボン・E
ここからはブラッシュアップする前と後のポートフォリオ作品を見てもらえたらと思います!
クラムボン・E
クラムボン・E

 

Before

これはオリジナル文具ブランドのWebサイトを作ってみたんですが、
ただWebのイメージをポンポン載せてるだけで、フォントのサイズもバラバラだし、高さも揃っていないんです。だからコンセプトの文字も読み手に入ってこない残念なポートフォリオになってしまっています。

 

After

読み手のことを考えて、フォントも見やすく、こだわりポイントも記載しました。
ただイメージ画像をポンポン載せたのよりもだいぶ伝わりやすくなったのではないでしょうか。
作品のデザイン力も大事なんですけど、そもそもポートフォリオを作るのにもデザイン力って必要だと痛感しました。
ポートフォリオを作るのって本当に勉強になりますし、手を加えることを繰り返すことでデザイン力がアップします。

 


書類を送った会社は全部で16社。面接まで進んだのは3社、内定をもらったのは1社でした。いま振り返ると、お見送りになった会社はまだまだ自分らしさを出し切れていないポートフォリオだったなと。
先生方は「自分がなりたいものを考えよう!」と言いますが、時にはそれがプレッシャーになることもあります。
どの授業もしっかり受けていたため、だんだんと自分が本当にやりたいことが分かりました。ちゃんと授業を受けていなかったら、そもそも自分のなりたいものが分からなかったかもしれませんね(笑)。
クラムボン・E
クラムボン・E
編集部 ハマダ
編集部 ハマダ
アピール力をUPさせるためには、ポートフォリオ制作に必要な要素や注意点を把握しておくことが必要ですね。そのためにもよくある失敗例を学び、回避することも重要ですね。クラムボン・Eさんありがとうございました!

 

【クラムボン・E】
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