【写真表現のひきだし②】フィルターを使って写真をより美しく仕上げてみよう！
こんにちは、PicoN!編集部の奥です。
今回は「PLフィルターを使った表現」についてご紹介していきたいと思います。
前回の記事はこちらから
フィルターは風景写真の強い味方！
「好きな写真のジャンルは？」
この質問の返答で多いのが「ポートレート」と「風景」です。
その風景写真の強い味方が「フィルター」です。
前回はフィルターには大きく分けて二つの目的があることを解説しました。
一つは、レンズを保護するフィルター。もう一つは、写真に特殊効果を追加するフィルターです。
風景など屋外で撮影する場合には、レンズを守るための「保護フィルター」の装着をおすすめします。ワンランク上の風景写真を目指すのであれば「NDフィルター」、「PLフィルター」は必須と言っても過言ではありません。
今回は「PLフィルター」を使った写真表現をご紹介します。
PLフィルターを使った撮影
PLフィルターを使わずに撮影。 木々に光が反射し、白っぽくなっている。
PLフィルターを使用。 木々の反射が抑えられている。 空気中の乱反射も抑えられ、青空がより濃く写っている。
PLフィルターを使わずに撮影。葉の反射が強い。
PLフィルターを使用。ここまで反射を抑えることができた。
PLフィルターを使わずに撮影。手前の植物からの反射が強い。
PLフィルターを使用。手前の反射が抑えられたことで奥行をしっかりと表現できた。
PLフィルターを使わずに撮影。紅葉の色をもう少し濃く表現したい。
PLフィルターを使用。葉に反射した光を抑えることで、紅葉を鮮やかに表現できた。
「PLフィルター」は「反射光をコントロールし、色を強調する効果」があります。
水面の反射や植物の葉、濡れた岩など、様々な物に反射する光を取り除くことができます。
そうすることで一番見せたい部分に鑑賞者の視点を誘導することができるのです。
逆に「PLフィルター」を使って、反射する光を強調させることもできます。
水面に反射する空や雲などを強調して撮影することで、印象的な写真になります。
このように、数枚のフィルターで表現の幅が広がります。
是非、チャレンジしてみてください。
PicoN!編集部 奥
