ミラーレスと一眼レフ サイズ比較

どんどん普及が進む「ミラーレスカメラ」。
デジタル一眼レフに親しんできた人がミラーレスを使うとそのコンパクトさに驚く。
手に持った感覚の他に実際どのくらいサイズに違いがあるのか比較してみた。

おなじみのレンズたちを揃える

今回はCanon EOSシリーズのフルサイズ機で比較する。
フルサイズのボディと、撮影でよく使用されるおなじみのレンズ群をそれぞれ用意した。

ミラーレス一眼カメラのレンズとボディ

画像左から
RF14-35mm F4 L IS USM
RF24-105mm F4 L IS USM
RF70-200mm F2.8 L IS USM
EOS R6

デジタル一眼レフカメラのレンズとボディ

画像左から
EF 16-35mm F2.8L USM
EF24-105mm F4L IS USM
EF70-200mm F2.8L USM
EOS 5D Mark III

それぞれ広角、標準、望遠のズームレンズとボディのセット。
こうして並べてみても、やはり全体的にミラーレスの方がひとまわりコンパクトに見える。
中でも望遠ズームレンズの70-200mmの差が顕著だ。

70-200mmを比べてみる

同じ焦点距離でも全長が大きく異なる2本

70-200mmの2本を並べて見ると大きさの違いがわかりやすい。
EFレンズに比べ、RFレンズの方が少し太いが全長がだいぶ短い。

70-200mmをそれぞれのボディに装着した様子

RFレンズを最大望遠に伸ばした状態で比較

RF70-200mm F2.8 L IS USMは焦点距離に応じてレンズの全長が変化する。
最大望遠まで伸ばすと、EFレンズとほぼ同じ全長になる。
撮影時の取り回しもそうだが、持ち運びしやすさに差が出てきそうだ。

パッキングして比較してみる

カメラバッグに機材を詰めて、どれくらいのスペースが必要になるのか比べてみる。

カメラバッグとミラーレス機材

筆者愛用のカメラバッグ「f-stop LOTUS」を使って比較。
機材を収納するインナーケース部分を取り外し、下からの方から詰めてパッキングしてみる。

ミラーレスのセットを収納した様子

一眼レフのセットを収納した様子

スペースの余白に大きな差ができた。
ミラーレスのボディとレンズはコンパクトなので収納する方向や区切り方に自由度がある。
ほとんど同じレンズ構成でも、バッグに詰めるとレンズ一本もしくはボディ一台分程のスペース差ができた。

まとめ

今回はミラーレスと一眼レフの機材の大きさを簡単に比較してみた。
感想としては「荷物をコンパクトにしたい場合はミラーレスがおすすめ」だと実感した。
一眼レフにもメリットがあり、光学ファインダーにこだわる人やバッテリーの持ちが気になる人にとっては一眼レフが向いている。
ミラーレスはボディもレンズもコンパクトなので、カメラバッグに詰めたときスペースに余裕が生まれ、予備機の準備や他の荷物の持ち運びなどができる。
こういったミラーレスのコンパクトさを活かせば、撮影をより快適にすることができるだろう。

文・PicoN!編集部 黒田

関連記事