【連載】時代を写した写真家100人の肖像 No.23 記憶と現実の狭間の漂泊者 尾仲浩二『slow boat』(蒼穹舎、2003年) 鳥原学
尾仲浩二の撮るひなびた街の風景は、見る者の記憶をいたく刺激する。それがいつ、どこだったかは思い出せないが、確かに見たことがある…...
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写真は対象をあるがままに写すものではない。撮影者は自身の身体感覚に従い、想像力やテクノロジーを使ってイメージを築くのである。 川...
初めて見る街の風景なのに、なぜだか知っているように思える。いや、怪しくもどこか温かく懐かしい気持ちさえ湧いてくる……。中里和人が...
内藤正敏は、写真と民俗学、2つの分野で多くの功績をのこした希な表現者である。 古文書などの文献や資料を読み解くだけではなく、自ら...
この連載では、出版業界に携わるライターの中尾がこれまで読んできた本の中から、アートやデザインに纏わるおすすめの書籍をご紹介します...
柴田敏雄は、山間のダムや堰堤に自然と人工物が融合した美しさを発見した。それはセザンヌに端を発するモダンアーティストの眼差しであっ...
わたし菊池東太は写真家であると同時に、写真学校の教員でもあった。 そのわたしの目の前を通り過ぎていった若手写真家のタマゴやヒナた...
新倉考雄の『SAFETY-ZONE 1961-1991』には、軽井沢、湘南、横浜などで60年代前半に撮られたスナップショットが多...
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泥沼のベトナム戦争が終わってまもない1979年、こんどはソ連がアフガニスタンに軍事介入をして世界中を驚かせた。この遠い国の困難に...