クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.27〉― HIPHOPに関する漫画、ネタ、本のご紹介
おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
新生活を迎えた学生、新社会人の皆様におかれましてはGWが終わり
5月病に苛まれている頃でしょうか?
近年、学生には無いでしょうが社会人には「退職代行」という
サービスが出来きて5月病→退職がカジュアル化している印象です。
実際に連休あけに退職代行サービスへの依頼が
増加しているというニュースも見聞きしております。
社会人の先輩マウントではないですが、
新しい環境というのはストレスがあるのはしょうがないことで
理想していた社会人生活なをギャップがあるのは誰しもあることで
ストレスの要因を分解していくとやめる程でも無い
みたいなことあるかと思います。
仕事がうまくいかないのであれば、
業務の何が得意/不得意か?
それは自身のコントロール可能か?
時間はどの程度かかるモノなのか?
会社にいる限りやり続ける必要あるのか?
などを分解し、ストレス要因の解像度を上げると
意外に解決策が見つけられちゃったりするかもしれません。
また入社したものの仕事に
全くやる気も魅力が感じられず
上記のような仕事の分解もする気がなければ
➀業務以外(業務中)での雑談出来る相手を作る
➁ランチに命をかけて職場周辺のMyミシュランを作る
➂どこまでばれずにサボれるかを検証してみる
…などなど
仕事以外に楽しみを見出すというのもオススメです。
職場に仕事以外の楽しみを見つければ、
気が付くと仕事にも馴れ、仕事も何とかなったりするかもです。
要は認識をズラすことで何とかなったりしますよと
オジサンとしては思います。
そんな5月病の社会人向けにというわけでは無いですが
仕事以外の楽しみを見出す上での上記➀のネタになればと思い
雑談が出来そうなHIPHOPに関する漫画、ネタ、本をご紹介出来ればと。
何でHIPHOPかって?
それはHIPHOPが世界で一番聴かれている音楽ジャンルだからです!
Shopifyによると2023年のストリーミング量の25%が
HIPHOPだということですよ!
つまり、はじめて雑談をした人の
4人に1人はHIPHOPが好きという計算!
これで貴方も雑談マスター!
…適当すぎますが、ご紹介をさせて頂きます。
『マイルドスタイル』 ファッキンJAY a.k.aファンキー社長(著)
1つめは雑談が出来そうなHIPHOPに関する漫画
『マイルドスタイル』ファッキンJay a.k.aファンキー社長を紹介。
本作は1984年生まれのファンク・マンガ・ライターである
ファッキンJAY氏によるヒップホップ漫画です。
HIPHOPの4大要素+1である
DJ、MC、BREAKIN、GRAFFITI+KNOWLEDGEが
あまねく盛り込まれた漫画です。
HIPHOP好きならば思わずニヤリとする
サンプリング・ネタを多数収録。
HIPHOPに詳しくない人でも自然と知識が身につき
漫画に出てくる曲をDigって聴けば
往年のHIPHOPファン=ヘッズぶれること請け合い!
*漫画だけでなくHIPHOPカルチャーに関して学べるページもあり!
これとNHKで放送している
『21世紀の地政学 ヒップホップ編』を観ればかなり
HIPHOPへの解像度は上がるはずです!
個人的には某政党が某団体と癒着してた件、
ラッパーの裏事情を暴露する配信を取り扱った漫画が
「リアル(にあり)すぎるwww」と爆笑!
雑談要素としては30代以上のHIPHOP好きそうな先輩に
「若いのにHIPHOPの造詣が深いDOPEな奴だ」
と思わせる為に最適の漫画です。
昨年から話題のBEEFについて
2つめは雑談できそうなHIPHOPに関するネタについて
昨年から話題のBEEFをご紹介。
BEEFとは平たくいうと
HIPHOPアーティスト同士のディスり合いです。
言葉や楽曲での言葉の諍いだけでなく、
暴力まで発展することもあり、負の側面もありますが
HIPHOPの文化には長らく存在していました。
昨年から話題なものですと
なんかが話題です。
それぞれBEEFの経緯でディスがありながら、
カッコいい楽曲が生まれているのはたしかですが
(詳しくは上記リンクの先で聴いてみてください)
話題が物騒な方向や後ろ暗い事件が浮かび上ってきたので
早々にピースな落としどころに着地してほしいもんです。
以前BEEFがあった
RymesterのMummyDとTHE BLUE HERBのBOSSのように
和解した曲が出てきて欲しいもんです…
雑談要素としては会社内の派閥争い=BEEFが勃発した際に
引合いに出せば最近のHIPHOP時事をキャッチアップしていると
評価(HIPHOP IQの)が上ること請け合いです!
『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』 荘子it×吉田雅史(著)
3つめは雑談が出来そうなHIPHOPに関する漫画
『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』荘子it×吉田雅史(著)を紹介。
2年前に取り上げたDos Monosの荘子itと
批評家/MC/トラックメイカーの吉田雅史による対話集。
ライター/評論家さわやか、
前回記事で取り上げたジャズミュージシャン菊地成孔、
昨年記事で取り上げた『黒人音楽史』の後藤護、
エンジニア/サウンドクリエイターのillcit Tsuboiゲストに呼び、
HIPHOPの逸脱し続けるかっこよさ=dopeさを探求した力作。
両作者ともリベラルアーツへの知見が深く、
ともにトラックも作っていることから
ゴリゴリのBBOYの考える
王道HIPHOPのかっこよさの解釈からも逸脱しつつ、
ヒップホップの思想、形式、ラップの文学性、
特にリズムなどのサウンドの可視化などを一冊で
統合的かつメタ視点で読めるというのは世界的にも稀有な一作!
ダ・ビンチの『最後の晩餐』モチーフの想定もCOOL!!
本作のテーマであるHIPHOPの「ズレ」の実践者であり
HIPHOPの稀代の「ズレもの」である
荘子itが敬愛するMadlibと吉田雅が敬愛するJay Dillaが組んだ
Jay Dillaを聴きながら本書を読んでみては?
雑談要素としてはHIPHOPに関心がない人に
新たな扉としてHIPHOPの面白ろ味を共有したり
ゴリゴリのHIPHOP好きに新たな視点を付与することで
「あいつ引き出し多いな…」と
イケている新人感をだすのにオススメ!
文・写真 北米のエボ・テイラー
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