文字を中心とした国際的なデザインコンペティション「東京TDC賞2022」
文字の視覚表現を軸にしたグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞2022」。4月30日(土)まで、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催中。
数多くのグラフィック作品を銀座で展示
文字の視覚表現を軸にしたグラフィックデザインの国際賞に受賞・ノミネート作品をはじめ、優れたグラフィック作品138点を展覧している。また応募総数は国内外を合わせて3644作品で11の受賞作品、77のノミネート作品を含む514作品の入選作品が決定した。こちらは今年秋に出版されるデザイン年鑑に掲載される予定なので合わせてチェックしたい。
最高峰の「文字アート」
会場内ではポスターからブックデザイン、アニメーション、WEBサイトと幅広く「文字」を使った作品を観ることが出来る。
グランプリを受賞した、大西景太さんの映像作品「名曲アルバム+レクイエム/カルドーゾ作曲」は曲の異なる音の高さやリズムの複数の旋律をアニメーションで表現していた。歌詞の筆記体が音長に合わせて流れるように描かれているのでとても心地よい作品だった。
他にもTDC賞の佐藤 豊さんの「徒箱」マッチ箱サイズの白箱にボールペンで描いたグラフィック作品。モチーフから色合いまで愛らしい作品だった。またマッチ箱の中には文章があったりと細かい仕掛けだ。俯瞰して作品が一堂に並べられている様子は圧巻である。
また特別賞には日本を代表するグラフィックデザイナーの服部一成さんや佐藤卓さんの作品も展示している。
文字の持つ役割、デザインを学べる貴重な機会に是非、足を運んでみてほしい。グラフィックデザインにおける大切な知識やアイデアのヒントを得られる場所となっている。
「東京TDC賞2022」
会期:4月1日(金)~4月30日(土)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg) 1F/B1
所在地:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
開館時間:11時〜19時 入場無料
休館日:日曜・祝日
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg):https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/