社長・会社経営者に聞く「入学の動機から業界の裏話」vol.4

専門学校日本デザイナー学院(以下、NDS)は、今年で58年目を迎えています。
これまで、何万人と卒業生を業界に送り出し、会社経営者としてご活躍されている卒業生も多くいます。

そこで、今回はその一人である、さあやちゃんねるパパさんをご紹介させていただきます。
さあやちゃんねるパパさんには、入学の動機から入学希望者に向けて一言等をインタビュー形式で聞いてみました。ぜひご高覧ください。

さあやちゃんねるパパ
1992年4月 専門学校横浜日本デザイナー学院デザイン専門課程グラフィックデザイン専攻入学
1994年3月 専門学校横浜日本デザイナー学院デザイン専門課程グラフィックデザイン専攻卒業
1996年4月 有限会社アングル入社
2001年3月 有限会社アングル退社
2000年4月 株式会社シーズニーズ
2004年3月 株式会社シーズニーズ退社
2004年4月 ケー・エー・ディー・オー(個人事務所 代表)
2015年4月 YouTubeチャンネル開始
2022年6月 現在に至る

Q1. 数多くあるデザイン系専門学校から、なぜNDSを選択したのですか?

入学前は、工業高校の電気科に在籍していたので、高校卒業後は電気関係の職に就こうと考えていました。
ある時、友達から「専門学校合同説明会に付き添ってくれないか」と頼まれて同席することになりました。その時に初めて、専門学校の存在を知りました。元々絵を描くのが好きでしたし、勉強する内容や学校生活、学費等丁寧に説明を受けているうちに横浜日本デザイナー学院(現NDS)進学を真剣に考えて、親に「専門学校に入学したい」と思いを伝えたところ、最初は反対されました。ただ、入学金はアルバイトで貯めたお金でなんとかしようとしている姿に負けて、入学することを許してもらいました。

Q2. 在学中に講師や学生から、どんな影響を受けましたか?

アドバタイジングゼミの先生から広告制作のノウハウを叩きこまれました。
その先生は、大手広告代理店を経て、独立された方でした。今でこそ紙媒体の制作物は少なくなっていますが、基本は変わらないので就職する前にしっかり教えていただいて大変良かったです。また、イラストが巧かった同級生もいましたね。類まれなセンスを有している学生でしたので、在学中から羨ましく思うこともありました。
ただ、その同級生からアイデアの出し方や表現技法等、得られることもありましたので、参考にできることはどんどん吸収していました。その同級生も今やシャッターアートや壁画等を制作していて、数年前に仲良かった同級生達で見学に行き、刺激を受けました。

Q3. デザイン関係の仕事をしてよかったこと、楽しかったことは?

経営者の企業理念はじめ、利益を生み出す仕組みやこだわり等を知ることができて、私自身独立する時に大変役に立ちました。また、職人さんに関われることもありまして、通常知りえないことまで知ることができる機会もあって楽しかったです。

Q4. グラフィックデザイン以外で手掛けたお仕事もあるそうですね?

最近では、広告制作より結婚式のライブエンドロールの撮影・編集他、動画制作依頼を受けて仕事をしていることが多いです。制作する上での考え方は変わらないですが、世の中の流行に乗ったクリエイティブワークできるので大変楽しいです。ご参考までにYouTubeチャンネルでさあやちゃんねるもありますから、こちらもよかったらご覧ください。

YouTube:Saaaaaya☆CHANNEL

Q5. 仕事をしていて苦労した点はなんでしょうか?

起業する前に仕事をしていたデザイン事務所でのことですが、社長は営業しかやらずクリエイティブワークはじめ社内外の業務は、私に任せきりでした。そのせいで、採用、教育、経理的なことまでやらざる得ない状況になり、一か月家に帰れなくなることもありました。でもその苦労を経験したからこそ、今があるという感じですね。
今となれば、若い頃に辛い経験したことが肥やしになっています。

Q6. 『PicoN!』とひらめく時は、どんな時ですか?

何気に街中を歩いている時、アイデアが浮かぶこと多々あります。
オンとオフの切り替えが難しいですが、クリエイティブの仕事をしていると日頃から、ヒントとなるようなネタ、情報探し、色、模様他、仕事に結んでつきそうは宝探しは時間問わずしています。

Q6. 最後に、クリエイティブ業界を目指して、NDSに入学を考えている方に一言お願いします。

朝起きてから寝るまでいろいろ物(サイネージ、TVコマーシャル、新聞、雑誌、チラシ等広告物、ゲーム、動画、音楽他)を見たり、触ったり、勉強、体験したりすると思いますが、クリエイティブを勉強しようと考えている方は、常にアンテナを広げて物を見たり、考えたりすることをしてください。習慣化しているとモノづくりを進めて行く上で楽しくなります。まずは、渋谷の街でいろいろなことを吸収してください。

PicoN!編集部・宮脇

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