社長・会社経営者に聞く「入学の動機から業界の裏話」

専門学校日本デザイナー学院(以下、NDS)は、今年で57年目を迎えています。
これまで、何万人と卒業生を業界に送り出し、既に会社経営者として本校の学生を新卒採用してくださっている方も多くいます。

そこで、今回はその一人である、総合広告制作会社である株式会社イムスの代表取締役社長、藤原智さんに入学の動機から業界の裏話をインタビュー形式で聞いてみました。ご入学を検討している方、必読です。

株式会社イムス
代表取締役社長 藤原智
1993年4月 専門学校日本デザイナー学院 グラフィックデザイン科入学
1995年3月 同科卒業
1995年4月 横浜市中区内にある広告制作会社勤務
1998年3月 同退社
1998年4月 川崎市高津区内にある広告制作会社に転職
2004年1月 退社
2004年3月 株式会社イムス 代表取締役としてデザイン制作会社経営開始し、現在に至る。

Q1.数多くあるデザイン系専門学校から、なぜNDSを選択したのですか?

早くグラフィックデザイン関係の職に就きたく、自宅から通学できて2年間で知識と技術を修得でき、且つ有名な講師もいる学校を選びました。

Q2.有名な講師とは?修得した技術とはどんな内容でしたか?

NDS創立当初の学校ロゴマークをつくられた、故山名文夫先生のご息女である故山名有世先生です。山名有世先生には、構成という科目で幾何形体の大きさや配置、色彩の配色等を学びました。イラスレーションゼミでは、筆の使い方をはじめ、パステルを用いた表現技法の他、様々な技を教えていただき、就職した会社で役に立ちました。その他の授業科目で身につけたことは、飯のタネになっています。
ここで申し上げたいのは、私が学生の頃は、今みたいにPC(Mac)なんてなくアナログです。ですが、それを感覚的に身につけたことで、昨今のデジタル広告物の制作にも多いに役立っていると言えます。なんでも基礎は重要ですよ。

Q3.デザイン関係の仕事をしていてよかったことは?

様々なことでお困りのクライアントの方々が、それぞれの抱えている案件を弊社であったらどのようにして、限られた予算・時間の中でスムーズに、ベストに近い形で納められるかを「考え・制作」することで、お客様が弊社の提案に対して「満足・評価」をしてもらえることが、この仕事をしているうえで一番の楽しさですね。

弊社の広告制作依頼主は、K社をはじめとしたグループ企業の皆様です。独立する前に、私は広告制作会社の営業兼デザイナーをしていました。その際、とある案件から良くしてもらっていた方に「独立して会社を起業してみては?独立したら直接仕事を依頼するよ」と1年間くらいお話いただき、この業界に入り9年目にして、29歳の時に会社を起業し、現在に至っています。

Q4.業界の裏話的なことを教えていただけませんか?

大手企業等からの制作案件の多くは、直接クライアントから仕事を依頼されず、広告代理店やグループ企業内のハウスエージェンシーが仕事を仲介して弊社のような、制作会社などへ仕事の依頼をします。企画全体を大なり小なり様々な仕事を一括して依頼できるメリットがあるからです。デメリットとしては、担当するスタッフが多くなりクライアントの意向をダイレクトに伝えづらく、さらに、制作期間を多くとられてしまい、その分コストアップにも繋がってしまうことです。

弊社の場合は、直接広告主である企業様から「いま〇〇〇で困っていまして、利益アップにつながる方法を社内で模索していて、良い方法が見つからないのだけど、藤原社長の会社で何とかならない?」と直接依頼を受けています。なぜ、直接クライアントから仕事を依頼されるかというと、営業兼デザイナーとして対応しているため、担当者の意向をダイレクトに反映でき、制作時間の短縮・コストダウンを図った提案をしているからです。これは独立する前の会社から、顧客の要望に応える仕事を常に意識がけしてきた結果、お客様と良い信頼関係を築けたからだと思っています。

Q5.藤原さんが『PicoN!』とひらめく時は、どんな時ですか?

いままで培った知識と経験・実績から、お客様からメールや電話で「こんなことは御社でできないですか?」と相談を受けたとき、おおよその完成型が頭の中で浮かび、直ぐ行動に移し、具体的な提案ができるよう対応しています。
一例として、駅近のスーパーを展開するクライアントより、Withコロナの社会情勢を鑑み、店舗前を通行するお客様へのアプローチすることができる企画を提案してほしいということで「デジタルサイネージ」の導入、およびコンテンツ展開の企画をご提案しました。

今では企画立案から提案・導入・運用までをまかされ、多店舗展開して販売促進につながる企画となりました。どんな時にひらめくか、しいて言えば「考える行動を継続している」ので、常にということですかね。

Q6.最後にデザインの学校に進学しようと思っている方に一言お願いします

私の場合、この業界に入り、一つの目標を「会社を起業する」としていました。新入社員の頃から日々、下積み作業に精進し、今では会社の運営を今後どう発展させていくか、イメージしながら日々仕事をこなしています。みなさんもこの業界で働くことを考えているならば、デザインの基礎知識を学べる学校の授業、考え方、最新技術の反復作業を人一倍行い、経験・知識の向上をはかり、就職してからも基礎から応用までを先輩方から吸収し、インターネット・SNS時代の今、コミュニケーション能力を高める努力をしてください。仕事は人の輪から生まれると思っています。専門的な知識や技術修得は、日々の努力で必ず報われます。

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