JAGDA新人賞展2023｜レポート
毎年開催されているJAGDA（日本グラフィックデザイン協会）の中から今後の活躍が期待されるグラフィックデザイナー（39歳以下）に授与される「新人賞」。
今年の新人賞３名の作品を見ることができる展示会です。
一部ではありますがご紹介させていただきます。
おひとりめ、
石塚 俊（SHUN ISHIZUKA）
（私的感想）文字やビジュアルのつくりにおいて、こんなつくりかたしちゃっていいんだと新しい扉を教えてくれた気がします。ズレてゆがんだ破線で形作られた文字、デジタルなドットだがアナログなゆがみのあるライン、マジックペンで書いたかのような自由なラインの文字、グラデーション、版ズレ、デジタルとアナログの質感が混ざり合い、表現はこんなにも自由なんだと気づかせてくれました。
おふたりめ、
藤田 桂子（KAKO FUJITA）
（私的感想）「女性らしい」なんて言葉でくくってしまっては失礼かもしれませんが、品性とやさしさ、やわらかさを感じるデザイン。文字組や余白から感じる美しさ、物の質感を美しく惹きたてるグラフィックデザイン。物とデザインが自然に融合しているようなクリエイティブ。
矢後 直規（NAONORI YAGO）
（私的感想）どこか作品のなかに「光」を感じるようなクリエイティブ。紙の白が輝いていたり、色彩も透き通るような鮮やかな光、平面の中から3次元にまで浸食してきて、光の反射や影まで作品に取り込んでいるように感じ、キラキラしていてとても奇麗。
展示会情報
「JAGDA新人賞2023」
会場：クリエイションギャラリーG8（東京都中央区銀座 8-4-17リクルート GINZA8ビル 1F）
会期：2023.4.18 火 – 5.27 土
時間：11:00a.m.-7:00p.m.
日曜休館 入場無料
PicoN!編集部 横山
