お菓子を買ったら、パッケージをバラしてみよう!

もともと、デザイン業界に片足を突っ込んでいた私には、人には言えない趣味があるんです。言えないというよりは、理解されにくい趣味と言った方が良いのかもしれません。

ただ、このPicoN!はクリエイティブに興味がある方が読まれているはず…。

ということで、今回は皆さんに、私の趣味を押し付けたいと思います。

 

私の趣味。それは

「商品パッケージをバラすこと」。

 

企業が想定した開け方ではなく、
徹底的に組み立て方を楽しむのです!

特にお菓子の箱パッケージは、実に面白い。

今回は4つのお菓子を例に
楽しみ方をお伝えしましょう。

という事で、コンビニでお菓子を
4つ選んできました!!

お菓子を選ぶポイントは、「面白そうなパッケージの組み立て方をしている感じがする商品」であること。お菓子の味は、後々食べたらわかるので、今回はそれほど重要ではありません。

 

1つ目は「チョコボール」

キャラクターのキョロちゃんの「くちばし」のように開く取出し口が特徴的な、こちらのパッケージをバラしてみましょう。糊付けが強いので、少々汚いですがご了承ください。

注目ポイント糊付けの位置

底面は糊付け箇所は無く、上面に関しても必要最小限の糊付けとなっています。しかしながら、側面はガッツリと糊付けをすることで、強度を保つことができています。

 

2つ目は「meiji ストロベリーチョコレート」

パッケージデザインとしてもエンボストムソン加工を惜しげもなく使用し、更にゴールデンの文字で高級感も醸し出していますね。

パッケージの特徴は、何と言っても内箱の取り出し口部分。ツマミの部分を立体的な構造にすることにより、より引き出しやすくなっています。外箱の加工と対照的に、かなり簡素な作りにしていますね。外箱の加工にかかる費用を、こちらで削減できているのではないかと妄想しています。

 

3つ目は「DARS」

内側のプレートに乗った12個のチョコレートを引き出せるようになっていますね。

引き出し口の蓋を閉めるだけで、簡単に中身が飛び出さないように収納できる優れた作りになっています。切り取り線から開けると、可愛いパンダのイラストが飛び出す仕掛けも素敵です。

このようにバラしてしまったら、制作者の拘った機能も遊び心も見られないのですが。

とにかく糊付けが強固なパッケージでした。ただ、しっかりと糊付けをすることで、外箱の蓋を閉じた時に、少々の衝撃で蓋が空いてしまうことは防げているように思われます。

 

最後は「cream Collon」

お菓子自体は、サクサクのスナックチューブの中にチョコレートのクリームが詰められたお菓子となっています。パッケージも、このお菓子のイメージに合わせたように、楕円形の円柱型となっています。商品棚に並んでいる段階から、かなりワクワクさせてくれるパッケージとなっています。

バラしてみると、こんな感じ。角の丸さは丁寧に折り筋を入れた加工となっております。

そして、ガッツリと糊付けで形状を保っていると思っていたのですが、実は糊付け部分は上下2箇所と、側面2箇所だけ。なんと上面と側面の繋ぎの部分は、差し込みにて形状が作られていました。敢えて糊付けでガチガチに固定せず、フワッとした丸みのある形状を演出しているのですね。感服いたしました。

 

という事で、
今回は皆さんに私のパッケージ解体趣味
押し付けさせていただきました。

クリエイティブに関わらない方では、中々目を向けないようなデザイナーの演出を、皆さんもぜひお楽しみください!またおすすめのパッケージがあれば、ご紹介します♪

 

PicoN!編集部 九州校:佐藤

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