4にまつわるエトセトラ
皆さま、2024年はいかがお過ごしでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年になり2023年と大きな変化があったことにお気づきでしょうか?
そうですね。
202X年の「3」が「4」になりましたね!
ということで、今回は「4」にまつわるちょっとした小話を3つご紹介します。
特別に皆さんの生活に役立つわけではありませんが、「クリエイターに無駄な知識どない!」ということで…ゴリ押しで進めていこうと思います♪
4にまつわるエトセトラ①
「4の隙間は必要なのか問題」
デジタル機器を使用して入力する時には、あまり気にならないのですが。
ふとペンを握った時に、数字の4の上部の隙間は開けるべきか迷われる方がいるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと「どちらでも大丈夫!」が、ひとまずの回答となります。
デザインを行う際には、用途に応じて利用すれば問題ないと思います。
但し、書類記載となると、上部の隙間を開けた「4」を書くことが推奨される場面が多くなるのです。
特に、機械で文字を自動判別するOCRシートなどを記載する際には、必ず隙間を開けた4を書くことが求められます。
理由としては、他の文字や数字などとの区別を明確にすることを目的としています。数字だと「9」、アルファベットだと「A」などの文字と認識違いが起こりやすいために、隙間を開けた4を書くことに慣れることをお勧めします。
4にまつわるエトセトラ②
「ローマ数字表記のⅣについて」
日本では見かける機会が限られていますが、ローマ数字表記のⅣは世界的に多くの場面で利用されています。日本国内で1番見かける機会が多いのは、時計の文字盤であると思われます。
この「Ⅳ」表記なのですが、実は時計の文字盤では、
「||||(縦線4本で表記)」が使用されていることが多いことをご存知でしょうか。
この理由としては、諸説あるとのことですが、14世紀後半にフランスのシャルル5世が『自身の称号である「Ⅴ」から「Ⅰ」を引く「Ⅳ」の表記は縁起が悪い!』として、時計師に表記を変更させたという説があるとかエトセトラ、エトセトラ。
他にも多くの説がありますが、この時期以降、17世紀頃までに制作された時計の多くが「Ⅳ」を使っていないケースが多いようです。
デザイン的な面でも、文字盤で左右対称の位置にある「Ⅷ」との配置が美しいために、業界で長く使用されたという理由もあるようですよ。時計好きでない方も、調べてみると面白いデザインアイデアが浮かんでくるかもしれませんね。
4にまつわるエトセトラ③
「4桁の数字を組み合わせてパスワードを設定して下さい。の理由」
最後にご紹介するのは、銀行などでよく利用されている数字4桁の組み合わせによるパスワードについて。
確かに4桁ぐらいだったら覚えやすいなと思いながらも、4桁でセキュリティ問題ないの?なんて思う方も多くいらっしゃると思います。
こちらの4桁の数字にしている合理的な説明は、実は特にないのだとか。
実際にこの4桁数字の組み合わせによるパスワードが使われ出したのは、1967年のイギリスでの出来事からのようです。
大手銀行のバークレイズが週休2日制導入にともなって、休日でもお金を引き出せるようにしようとして登場させた世界初の現金自動支払機。
この現金支払いに必要なパスワードが「4桁」であったとのことです。
開発当初は数字6桁の暗証番号を想定していたようですが、開発に関わった発明家のジョン・シェパード=バロン氏が「妻が4桁までしか覚えられない」との理由で4桁にしたと取材で語っていたようです。暗記力の弱い私は、彼の妻に感謝しないといけないですね。
ちなみに、4桁のパスワードでは、同じ数字の組み合わせや誕生日、西暦などは避けた方が無難とのことです。わかりやすい組み合わせをされている方は、この機会に変更してみてはいかがでしょう。
以上、今回は2024年にちなんで「4」に関わる3つの小話をご紹介いたしました。
「せっかくなら4つの項目をご紹介すればよかったな」などと後悔はしていません!笑
ぜひ4つ目は、皆さんで見つけてみて下さいね。
PicoN!編集部 九州校 佐藤
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