5分で読むデザインの基本「ざっくり知りたいカーニングの種類編」
皆さん、素敵なデザインライフを送っていますか?
唐突に復活する
「5分で読むデザインの基本」シリーズ!笑
今回は「カーニング」の種類について
ざっくりとご紹介しますよ♪
そんなに詳しく知る必要はないけど、イラレ(Adobe illustrator)を使っているときに、何となく気になっている方も多いのではないでしょうか?
実は、あなたのデザインを革新的に変えるかもしれない「カーニング」は、デザイン初心者の方でも、とりあえず知っておかないと損ですよ!
そもそもカーニングってなに?
カーニングは、文字列のデザインを行うときに現れる機能です。
文字と文字の間隔を、目的や用途に合わせて調整することができます。なお、この文字間の調整を行なっていない文字列は「ベタ打ち」と呼ばれたりします。
今回は、このカーニングでよく利用される
3つのカーニング、
①メトリクス
②オプティカル
③和文等幅 をご紹介します。
①メトリクス
まずは「メトリクス」です。
これは、各フォントにそれぞれ準備されている文字詰めの情報を参考にして、自動で文字詰めをしてくれる機能です。従って、フリーフォントとかには設定がないものもあったりします。
ぶっちゃけると、時間がないときや、文章が長い場合などは、このメトリクスを選択しておくと、とりあえず綺麗になるイメージが個人的にはあります。「AとV」のように、横に並ぶ文字によっては、どうしてもベタ打ちでは無駄なスペースが気になる部分が簡単に解消されますよ。ただ、結構しっかりと文字間が詰まるので、あまりにも詰まり過ぎている部分は、一度メトリクスでカーニング設定をした後に手動で調整していくと吉。
②オプティカル
オプティカルは、メトリクスみたいなカーニング機能と考えてください。
「それじゃあ、メトリクスとオプティカルのどちらか1つでいいじゃん!」と思った方…正解です。
ただ、メトリクスの紹介のときにお伝えしたように、フォント側に文字詰め情報がない場合もあるのです。そんなフォントを使用するときに、オプティカルを選択してみましょう。オプティカルではフォントに内蔵されている文字詰め情報ではなく、イラレなどの各ソフトに備わっている文字詰め機能でカーニングを行なってくれます。
今回例でご紹介している文章でも、メトリクスに遜色ないレベルで文字詰めが行えていることがわかると思います。メトリクスが使えないときに、オプティカルに頼るイメージで作業をされると良いでしょう。
③和文等幅
最後にご紹介するのが、和文等幅です。正直、読んで字の如くなのですが。
和文(日本語の文章)のみを等幅(同じ幅のカーニング)に、それ以外をメトリクスで文字詰めを行なってくれる機能です。この和文等幅に関しては、語り出すと長くなりますし、、、あまり登場する機会が多いカーニング機能という訳ではないのですが。
「和文と英文が混在している文章を扱うときには、結構使える機能」になりますので、それだけでも覚えて帰っていただければと思います。
以上、各種カーニングをざっくりとご紹介しました。
もちろん、全部が全部、やみくもにカーニングを行えば良いわけではないですよ。(ベタ打ちだって、使う場面はたくさんあります!)
使用場面を理解して、より良いカーニングを選択すると、一気にあなたのデザインがレベルアップするかもしれませんよ。ぜひお試しあれ!
PicoN!編集部 九州校 佐藤
↓PicoN!アプリインストールはこちら