【学生作品】コミックイラスト科1年生の期末審査と大判プリントができるまで
1年生はじめての「期末審査」と「大判プリント」。
前期末に行われた“期末審査”。4月に入学した1年生にとって初めての審査でした。今回はコミックイラスト科1年 小林那海さんの期末審査作品をご紹介します!
「専門学校のテストや試験ってどんな内容なの?」と気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回のコミックイラスト科1年生の審査課題のテーマは『授業初日』。小林さんの作品はNDSの校舎を忠実に描いていて、窓からの光の入り方や、女の子のワクワクした表情がとても魅力的ですね。
実際の廊下と小林さんの作品です!今回は課題作品を「B1サイズ」の大判プリントで提出するという内容でした。作品をこうやって大きく印刷すると、やはり迫力がありますね…!
小林那海さんにインタビューさせていただきました!
この作品はどんなテーマですか?
作品のテーマは『授業初日』です。夏休み前にテーマは決まっていましたが、実際に描き始めると大変でしたね。学校の廊下を色々なアングルで写真に撮って、先生に相談しながら描きすすめました。背景を描くことは入学してから始めたので、難しかったですがだんだん上達してきました。
自分の作品を大きく印刷【大判プリント】をしてみてどうでしたか?気を付けたポイントも教えてください。
デジタル画面と印刷後の色が若干違うので、別の端末でも確認し、色の見え方を何度も調整しました。あとは、印刷の多少のズレで端が切れたりするのを想定して、見せたいものは中央寄りに描くなどの工夫をしました。大きく見せたいものはしっかりメインに描きました。
小林さんは普段はどんなイラストを描いていますか?
女の子の絵をよく描きます。これからは男の子も描けるようになりたいと思っています。学校では液晶タブレットを使っていて、自分で描くときはiPadを使っています。iPadは持ち運べるので便利です。
コミックイラスト科を選んだ理由を教えてください。
小学生くらいからずっとマンガを描いていました。少女漫画の「りぼん」が好きで、マンガを投稿したりもしていました。ずっとマンガを勉強したいと思っていたのですが、日本デザイナー学院九州校出身の「夏目レモン」さんの作品に出会い、1枚絵で表現しているところに魅力に感じ、私も1枚のイラストで表現したいと思うようになりました。そこからイラストを中心に描き始め、NDS入学時にはコミックイラスト科を選びました。高校1年生から日本デザイナー学院に入りたいと思っていたので、夏目レモンさんのメイキング講座や他の体験授業にもたくさん参加しました!
将来はどんな仕事がしたいですか?
絵を描く仕事がしたいなと思っています。就職についてはまだ考えていませんが、そろそろ準備しないと、、、。キャラクターデザインもやってみたいですね。1枚のイラストでお仕事をしてみたいです。これから具体的な目標を見つけていきたいです。
自分の作品を大きく印刷!【大判プリント】をするために
大判プリントは、その名の通り、大きく印刷・プリントすること。こうして見ると、かなり大きいサイズですよね。NDSの審査課題や展示用の作品では、この大判サイズで印刷をすることが多いのです。
大判プリントしたいときは、外部の業者に依頼することもできますし、NDS校舎5階にある「機材室」で大判プリンターを使用しプリントすることができます。後ろにあるのが、大判プリンターです。
大判プリントができるまでを見てみましょう!
学校で大判プリントをする手順
①NDS校舎5階の「機材室」へ行きます。
印刷以外にも、液タブやPC、カメラ・レンズなどさまざまな機材を借りることができます。(学生はもちろん無料です!)
②印刷サイズを確認しよう
機材室の助手さんに「大判プリントしたいです」とお声掛けください。受付表に名前やクラスを記入し、作品データを渡します。授業課題や審査用だとサイズ指定があるため、間違えないように印刷サイズの確認をしましょう。
③次に印刷用紙の相談をしましょう
光沢紙やマット紙などいくつか用紙の種類がありますが、イラスト作品の場合ですと「マット紙」を使用することが多いです。印刷した後に作品をカットする場合、「トンボ」をつけるかなども一緒に確認していきます。
(トンボとは、断裁位置を明確にするために必要なマークのこと。トンボをつけると、自分で作品をカッターで切る際にとてもスムーズですよ。)
④いよいよ印刷!料金はサイズや用紙の種類によって異なります。
印刷サイズや仕様が決まったら、いよいよ大判プリンターを使って印刷していきます。外部の業者にお願いするよりも3割ほど安いことも。学校では「証紙」を使います。校内に証紙自販機がありますよ。(審査前や提出日の前日などはとても混みあいます…ぜひ余裕をもって、早めに機材室までご相談ください!)
⑤プリント完了!
「ハレパネ」(のり付きスチレンボード)や厚紙に張り、トンボに沿って自分でカットをしたり、展示用の額に入れたり。NDSでは、在校生の優秀作品を各階の廊下ギャラリーにて展示しています!
こうして作品が並んでいるとやはり迫力がありますね…!大きく印刷することで、誰かに見てもらったり自分の作品を発信していく良いきっかけになるかもしれません。
在校生の作品を見てみたい方は、ぜひオープンキャンパスや学校見学に参加してみてくださいね。いつでもお待ちしています!